旧い英語版PC DOS 3.30用設定ファイル。
・CONFIG.SYS
FILES=20 BUFFERS=20 COUNTRY=001,437,C:\DOS\COUNTRY.SYS SHELL=C:\DOS\COMMAND.COM /P DEVICE=C:\DOS\VDISK.SYS /E 720 512 112 DEVICE=C:\DOS\ANSI.SYS DEVICE=C:\DOS\DISPLAY.SYS CON=(EGA,437,2)
・AUTOEXEC.BAT
ECHO OFF PROMPT $P$G PATH C:\DOS; SET TEMP=C:\TEMP SET TMP=C:\TEMP NLSFUNC C:\DOS\COUNTRY.SYS MODE CON CP PREP=((437 850) C:\DOS\EGA.CPI) MODE CON CP SEL=437 KEYB US,437,C:\DOS\KEYBOARD.SYS
PRINTER.SYS、GRAPHICS.COMが無い以外はDOS標準のドライバ全部入り状態。RAMディスクドライバ vdisk.sys を外せばオリジナルのIBM The PCでも動く気がする。
コードページの切り替えはchcp 437、chcp 850で英語環境、マルチリンガル環境が切り替わる。冗長になっているのはコードページ437とkeybコードusを変更するだけで各国用になる雛形にするため。
Wikipediaのコードページ表とPCemで試した様子。入力待ち行の意味不明の文字列の4文字目がE0hに対応する同じ文字コードでコードページを切り替えるとαがÓに変わって、別の文字として表示される。
この設定、MSDOS発祥のUS圏ではCP850を使いたい人でなければここまで設定せずにデフォルトで使われるのが普通だと思う。PC-9801用の日本語MSDOSだと日本語しか表示しないし、IBM版の日本語版PCDOSだとCP932とCP437を切り替えるようになっているがIBM版DOSだとCHEVなんでDISPLAY.SYSによる設定は普通行わないしで、この設定は短い割には情報集めに手間がかかった。
—
正規のインストール手順だとSELECTコマンド一発でHDDの初期化とファイルコピー、CONFIG.SYS、AUTOEXEC.BATの作成まで行ってくれるのだが、やってることはFORMATとXCOPY A: C:で全部ファイルコピーして、次のファイルを生成するだけ。
SELECT C:\DOS 001 US の実行結果。
・CONFIG.SYS
COUNTRY=001,437,C:\DOS\COUNTRY.SYS
・AUTOEXEC.BAT
PATH C:\;C:\DOS; KEYB US 437 C:\DOS\KEYBOARD.SYS ECHO OFF CLS DATE TIME VER
こんな設定いらない。手動で設定するほうがまし。