FM受信用アンテナを作った。

何かに使うか捨てるかどうか迷っていた部品が目についたから、FM放送がいまいちなVR-500用にFM受信用アンテナを作ってみた。

屋内用TV受信アンテナから取り外したロッドアンテナ二本、整合器、ビニルコード、割り箸三本、粘着テープ、Fケーブル。はんだ付け不要。粘着テープは意味なく高価なポリイミドテープ

超だっさい。マジ小学生レベル工作。

IMG_4323

シャッキーン。1/2λ折り返しダイポール!!

IMG_4326

FM補完放送もバッチリ!!

IMG_4325

まじめな話、半波長ダイポールアンテナはエレメントの角度を180度で作るとインピーダンスが約75オームなので整合器は不要で75Ωの同軸ケーブルに直結できる。手元にあった整合器は平衡300Ω-不平衡75Ωのフィーダー-同軸変換なのでそれだと不整合。内部を組み替えて平衡75Ω-不平衡75Ωにするか、同軸直結にすると良いのだけど、せっかくの部品を生かしたいので、エレメントの両端をつないで折り返しダイポール(フォールデッドダイポール)にした。

折り返しダイポールはインピーダンスが約300Ωなのでこの整合器できちんと整合できる。普通のダイポールと比較すると利得は同じだが、周波数特性が広くて、ノイズも少ないし、安定して動作する。詳しくは第一級陸上無線技術士の参考書とかに載ってるのでそれ参照で。(一陸技なんてしょせんこの程度だ。)

IC-R3の付属ロッドアンテナだとノイズ交じりだったFM局も安定して受信できるようになった。

 

ソースせんべい

新お好み焼。ソース付きの駄菓子せんべい。

IMG_4312

雷屋の商品紹介
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/kaminari/framepage-shouhinshoukai.htm

「ニューソースをぬって食べよう!」

好きやわー。この駄菓子感。

どの辺がニューなのかわからんのは今も変わらず、昭和時代に駄菓子屋で買ったまんまの殺し文句。当時はただのしょうゆせんべいだと思ってたけど、今賞味したら生地はキメ細かく柔らかめで、ショウガやネギが入ってて、お好み焼き味の再現性は高めだと分かった。

IMG_4314

実用新案番号 64-10991
類似品の製造及び販売は法律で禁止されています。

昭和64年の番号てことは、もう28年前ってことだし。どのあたりが実用新案なのか調べてみたけど全然出てこない。当時から類似品はいろいろあったと思うし、せんべいにソースをつけるレシピなんてもっと前からあったのでは? 実用新案の保護期間はWikipediaによると この時期は15年未満てことなんで、保護期間ははるか以前に終了してるから法律上禁止もされてないし自由。

IMG_4317-2

15年もののマウスパッドにソース落としたし。

 

プロフェッショナル Visual C++ 2010

ProVCpp2010

ぜんぜんプロフェッショナルなプログラマーではないのに、絶版の『プロフェッショナル Visual C++ 2010』(矢嶋聡著)を古書で買った。定価よりは安かったが古書の割にはいい値段がした。今見たら日経BPのオンラインショップではまだ手に入るっぽい。

自分の開発環境がVisual Studio 6(Visual C++ 6.0)でほぼ止まっているので、アマゾンの評価は星5つで内容的にも「良書」となっているこの本を選んだ。結論からいうと自分にはちょうど良い「読み物」にはなった。VC6やC++/CLIの基礎で覚えたことを継承しつつ、Visual Studio 2010/2013/2015に知識をアップグレードするのに十分な内容。

ただ、ほかの人に薦められるかどうかは微妙。基本的にはVisual C++でできることのMSDNライブラリ的なチュートリアルというかウォークスルーなので、前提としてC++の基礎が身についていること、クラスライブラリやテンプレートライブラリが何物か理解してること、Visual Studioのだいたいの操作ができること、C++/CLIと他のCLRな言語との対応がなんとなく分かってること、MFCの概念がなんとなく分かっていること、COMとは何たるか、くらいが分かってないと通しで理解するのは無理な気がする。前のC++/CLIの本と同じで、インストールの次からいきなりCOMですか、ってなるし。

あとVisual Studio自体の使い方の説明はほとんど無い(本当に重要なことは丁寧に書かれている)、というか、むしろVisual Studioの機能を使わずにコーディングしましょうという趣旨なので、この本だけでVC++2010をマスターしようというのは無謀だ。

良書なれども、読み手を非常に選ぶ。理解できれば今でも通じる知識が広がること間違いなし。

Visual C++ 2012以降は解説本が急速に減っている。UIデザイナがサポートされなくなってきたのが大きいのだろう。Visual C++を学習するならVisual Studio 2010対応の本を使うのが今のところ良いのかもしれない。ただしVS2010はC++/CLIのインテリセンスが使えないという最大の欠点があるから使う環境はVS2012/2013にしよう。

C++/CLIの本を最近のVisual Studioで試す

IMG_4235.JPG

アマゾン古書のぼったくり価格で買った『実践 C++/CLI 極めるための基礎と実用テクニック』(中 博俊 )

C++/CLIは、.NET Frameworkの共通言語基盤 (CLI)上で実行するプログラムを作るためにC++を拡張したプログラミング言語である。Wikipediaより

VS構成員の中ではJ#やF#並みにマイナーな扱いのC++/CLIはVisual Studio 2005でデビューしたが、実際のところ次バージョンのVS2008以降サポートが縮小されて続けている。2008ではASP.netのテンプレートが無くなり、2010ではインテリセンスがなくなったり(2012で復活はした)、データセットテンプレートも無くなり、2012でWindowsフォームが無くなり、2017だとフォームUIを後から追加することすらできないとか、MS自身もC++/CLIでUI作るの非推奨と言っているから、もう既存プロジェクトの保守以外は使うなってことみたいです。今後はC++/CLIはグルーコードに徹して他はC#でもおとなしく使ってろってことだ。まあ、グルーコード書けるのはILアセンブラだけだよ、って言われるよりはいいかもね。

そんなわけでC++/CLIは資料も本も少ない。「C#でもできるようなことだけ」を「わざわざC++/CLIに置き換えただけ」の解説本も多くて、そんなのは読むだけ時間の無駄だ。冒頭で挙げた書籍はそうではく、きちんとレガシーC++の世界やC++ライブラリの世界とCLRの境界を意識した解説を(かつ日本語で)しているのでそういった意味で希少。C++/CLIの前身であるC++マネージ拡張の解説も載っててちょっと嬉しい。そういうのはVS.net(2002)でC#のデリゲート、アンマネージドコード・Win32 API呼び出しあたりの吐き気のする構文避けてきたし。

でもVS2005時代の本なのでさすがに内容が古くなっている。VS2013で動くかどうか確認してみた。

  • 第1部Chapter1 ~ 4 は文法解説だけなので特に問題なし。

第2部は「Visual C++ 2005 Express EditionによるC++/CLIプログラミング」で、苦労しそう。

  • Chapter5 Visual C++ 2005 Express Editionの導入
    読み飛ばして問題なし。動作確認としてMFCアプリを作っているので、2008以降のExpress Editionでは無理。ProfessionalかCommunityを用意する。VS2013Proでは操作が異なるが、特に問題なし。
  • Chapter6 より実践的なC++/CLIプログラミング
    COMとの連携。いきなりCOMですか、て感じなのでMFCの本でCOMの使い方を勉強してから読むこと。無理なら後回しでも良い。WindowsフォームCLRアプリが出てくるのでVS2013では無理。VS2010以前も必要。

第3部「C++/CLI実践プログラミング 過去の資産活用事例」と副題。

  • Chapter 7 アプリケーションの設定情報をXML化する
    過去の資産といいつつ、現在でも使えるテク。XMLといいつつ.configに保存する方法にさりげなく変更。コンソールCLRアプリで、VS2013でも問題なし。
  • Chapter 8 C++で保存していたデータを他言語から利用する
    「シリアライズ」というキーワードがあるがMFCのArhiveではないので混乱する。WindowsフォームCLRアプリが出てくるのでVS2013では無理。VS2010以前も必要。
  • Chapter 9 データベースアクセスプログラムをADO.NETに変更する
    ADO、ADO.net、DBのスタティックバインドなんかを非常にあっさり説明してるので、データベース接続のプログラムを組んだ経験がないと難しい。しかもサンプルがOracle DBのネイティブ接続だからOracle無いと試せんし。Access2016で.accdb作ってODBC経由で試した。さらに三重苦としてVS2013にはデータセットテンプレートが無いのでそのままは無理。C#で組んでからインポート後、少しいじる。

第4部「.NET Frameworkクラスライブラリの活用」となっていて、ネイティブC++は使わないのだが、WindowsフォームCLRアプリがそこかしこに出てくるのでVS2013はそのままでは無理。この章はC#でさらってもいいくらい。

  • Chapter 10 暗号ライブラリの利用
    すべてWindowsフォームCLRアプリで組んでいくので一工夫必要。
  • Chapter 11 .NETリモーティング
    コンソールCLRアプリなのでVS2013でも特に問題なし。実行方法などはもう少し解説があったほうがいいかも。この辺から誤植が多い。
  • Chapter 12 XML Webサービスの作成と利用
    VS2008以降はC++Webサービスのサポートが無いので無理。ソリューションのコンバートを行ってもうまくいかなかった。XP+VS2005Proでないと動かない。C#で組みなおせばVS2013でもできるがそれでは意味が無い。

ひととおり試したら最後のChapter12以外はなんとか動かせたけれど結構苦労する。特にChapter9。苦労したくなければXP+VS2005Proの環境を構築するのが手っ取り早い(今回はVirtual Box上にWin XP+VS 2005とWin8.1+VS2010+VS2013を構成した)が、それ以外は対処方法もあるので後日追記予定。ただ、サンプルを動かすにはMSDNでVisual Studio Pro 2005/2010/2013を同時に使える環境を用意するのが手っ取り早い。無償で使えるVisual Studio 2017 Community(MSDNサブスクリプション無し)では困難が多い気がする。

今日のおもしろQ&A。

VisualC++で、windowsフォームアプリケーションを作りたいです。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10144686995

VC++でオヌヌメの本ありますか?って聞いたら「書籍としてどういうものがあるのか分からない」と個人的経験を述べられたうえで「C++/CLI で作っても意味無い」とぶった斬られたでござるの巻。

C++/CLIベースのUIがすでにMSからも見捨てられてるっていうのは明らかだとしても、ILアセンブラでフォームアプリ作りたいんですっっ!、て技術的興味がある人も世の中にはもいるよね。VC++でフォームでCLR部分だけの本なんてVisual Studio 2010前後のならこれとかこれとか結構あると思うし。

インテルRSTとスリープ・休止状態

NUC6i7KYKでせっかくSSD二枚挿しにしたからRAID0で最速構成。

でもスリープの復帰ができない。休止状態からの復帰もできない。ブルースクリーンとか変なピンクスクリーンで、CRITICAL_PROCESS_DIED。どうもRAIDコントローラを見失うらしく当然ページファイルその他も見失ってBSODしかできない様子。

IDEというかメインストレージコントローラまわりのインテル製ドライバって鬼門だわ。430TXのバスマスタドライバとかそのあたりから始まって、AHCIモードとか、さんざん不具合で結局MS純正ドライバが一番安定してるとか。

 

FLAC、ALACを陥落。

iOS11、無劣化圧縮のハイレゾ音源形式FLACに対応! – iPhone Mania
http://iphone-mania.jp/news-170816/

遅い。遅すぎる。囲い込み以外、何の利点も無いALACを黒歴史として葬り去る時が来た。

マカーらのブログ(笑)で「WAV? FLAC? ( ´_ゝ`プッ。ALACに統一してCD断捨離(`・ω・´キリッ!」みたいな意識高いご意見を見た気がする。そもそも対応してなかったものだし、ない袖は振れないから仕方ないけどね。ALACのサポートがなくなるわけではないが、AppleがALACだからFLACなんかより良いはずとついてきた信者様。今、何思うか。

猿腕とBMI

数日前に「猿腕(肘の過伸展)に男女差もヤセも関係ない」と書いた憶測の裏付けをとってみた。

人間の腕は逆にも曲がるのが普通
https://wordpress.com/post/mzex.wordpress.com/10210

細身の女子に多い!スラリとした腕の敵「猿腕」って何?
https://moteco-web.jp/diet/20139

正直なとこ猿腕=過伸展ってわけでは無いんだけど、世の中の女子がこの記事に対しては「猿腕は細身とか、そんなわけネ~ヨ」と敵意を抱いている気がする。

人間特性計測データベース
http://www.tech.nite.go.jp/human/index.html

こっから、同じようにデータをとってきてExcelでちょいちょい加工。

elbowrom2

横軸がBMI、左方向がヤセ、右方向がデーヴ。
縦軸が肘関節の伸展角度(自動可動)。中央が0度、上に行くほど肘が逆に曲がる角度が大きくなる。

一目瞭然っすね。男性は相関なし。女性は母集団から離れた左上(ヤセで過伸展)と右下(太身で伸展制限)に点在する領域がある部分も見られるが、ほぼ相関無し。厳密に見るとちょっと楕円になっている気がしなくもないが、強い相関があるとは言えない。

次に伸展と年齢の関係を見てみる。今度は横軸が年齢。

elbowrom3

60~70代が密集しているがサンプル数が多いだけ。それより注目すべきは60未満では年齢によらず伸展角度のばらつきがほとんど同じだというところ。確かに-方向に少し傾いてはいるが、やはり年齢と猿腕も強い相関があるとは言い切れない。

女性の60未満に伸展-5度未満の領域がほぼ無いのに対して男性は伸展-5~-10度の領域に点在している層があることのほうが興味深い。また0度以上の領域には性差が無いことから、やっぱり「猿腕は女性に多い」ではなく「伸びない男性が見られる」という表現のほうが良い気がする。

猿腕に細身・太身や年齢、性別はあまり関係ない。と思う。

キャリーアングルとBMIの相関がわかればもっと正確に推測できるはずだけどデータを見つけられず断念。

 

ズームレンズ広角端の歪

今使っているキヤノンのコンパクトデジカメはiPhoneなんかのスマホなナンチャッテ高画質と比較すると圧倒的にきれいなんだけど、電源オン時にズームが広角端になってるのがいまいち。スマホのカメラも起動時はだいたい広角側になってるので同じ。

このコンデジは広角は35mm換算で24mm相当になってて、広角側で直線のあるものを撮ると結構歪んでる。少しズーム側に動かすとか、後で中央部分をトリミングするとか簡単に対処できるんだけど、撮って出しで掲載したらそれは気になる。コンデジの電源オン時とか、スマホアプリ起動時は最後のズーム比くらい覚えててほしい。

新聞記事(新聞社の記者が撮ってるようなやつ)なんかですら、人物集合写真なんかだと、どうも広角端で撮っているようで端っこの人がぐにょーてなっててなんだかなーとか思う写真もときどき見かける。

ボリューム歪像とは何か
http://www.dxo.com/jp/photography/…

 

 

マルチバンドGPアンテナを分解してみた

もう何年も使っていなかったコメット GP-93 を捨てるので分解。

144/430/1200MHzトライバンドのGPアンテナでN接栓。1.8mくらいで継ぎ手が無くて、ラジアルも短いくて、取り回しが良い。根元のコネクタ付近にあるイモネジ1本を外すとスポッと抜けた。破壊するしかなかったHA-750Bとは大違い。

▼全体像。フェーズシフタがたくさんある。頂部の2割くらいは何も入らない。
GP93 (1)

▼ベースロード部分。3バンドの構成になっていることがなんとなく分かる。L字型のヒゲが出てて、これは1200MHzのコイルかな。
GP93 (2)

▼一番下の位相器。1200MHz用と430MHz用だと大きさでだいたい分かる。
GP93 (3)

▼中央付近の位相器。144MHzのための「Cフェーズ(取説の表記)」がある。位相器と違って2段にはならないから、動作としては試験にも出る短縮コンデンサと思われる。
GP93 (4)

▼ラジアル。17cm弱と短い。ちょうど430MHzの1/4λなので144MHzでは動作してないことになる。取り付けるマストに細かい指定は無いから、144MHzはノンラジアル動作。
GP93 (5)

1本もので継ぎ手が無いからそもそも分解する必要も無くて中を見たのは今回が初めて。だいたい予想できる構造で手堅くできてる。ただしエレメント全体がほとんどフェーズシフタでできてるようなもので、対象バンド以外は他バンドの折り返しで攪乱されるだろう。1200MHzは同軸ケーブルで作ったコーリニアのが高性能かも。144MHzはラジアル無し、延長型で実効長が長いとはいえ一段動作なので多段GPよりも水平面の利得はそれほど良くもないはず。

シングルやデュアルバンドのGPより性能がいまひとつな気がするのはこの構造のせいだろうなっていうのが見てよく分かった。やっぱりマルチバンドアンテナはお手軽だけど複雑だしシングルバンドに比べて性能はそれなりだってわかった。

 

人間の腕は逆にも曲がるのが普通

もう暑いから半袖だ。この時期になるとたまに腕が変、逆に曲がってて気持ち悪いとかいわれる。次のような方々と同じでいわゆる猿腕。専門用語だと過伸展、反張肘、後屈とか。

長濱ねる
城恵理子
KARAヨンスン

こういうのってずっと前の小泉今日子が現役のころからあったし。でもねー、人間の肘って逆に曲がるのが普通なんですよ。曲がらん方がおかしい、とまでは言わないけど。

人間特性計測データベース
http://www.tech.nite.go.jp/human/index.html

ここから肘関節の伸展を取り出してExcelでちょいちょい加工。

elbowrom.png

0度を超えて伸展する(逆に曲がる)角度を見てみるとこんな感じ。グラフの0のところより左側の方(逆に曲がる)が明らかに多い。

  • 最頻値は男性も女性も6度。頻度2位は8度、3位は男性13度・女性12度。
  • 平均値は男性6.7度、女性8.9度。標準偏差は男性11.0度、女性10.6度。
  • 最大値は男性32度、女性37度。

解剖学的には肘関節の可動域(ROM)は伸展0~5度が正常、女性・子供では~10度は普通。15度以上が過伸展と言われるが、実際の測定値ではもっと大きくてボリュームゾーンは5~15度くらい、この範囲だと性差もあまり無い感じ。統計は20歳以上の男女の自動可動域(自分で動かせる範囲)しかないので20歳未満や他動可動域(外からの力で動かす)のデータが入るともっと過伸展側に振れるだろう。同学年の高校男子で60度以上反対に曲がる人も見たことあるし。

まっすぐよりも伸びない側を見ると、グラフで青い部分が多少目立つ通り男性のが多い。これはムキマッチョで伸展制限があるとかそういうのではないかな。ただ、あくまで多少多い程度で過半数の男性に伸展制限は無いか過伸展するわけだから、「女性・子供は肘が過伸展する」(=過伸展しないのは成人男性のみ) なんていうより「成人男性には肘が伸び切らない人も目立つ」くらいに言い替えた方がジェンダーがフリーだと思う。

元データから数値で過伸展する人の割合を出すとこんな感じ。カッコ内は正規分布に当てはめた場合の確率。反る反らないだけなら8割近くが反るし、過半数が5度を超える。4割以上の10~15度だと結構逆に曲がってる感は出るはずで、20度以上曲がる人はたぶん両肘の内側どうしをくっつけられる。

  • 0度以下 ・・・ 23.7% (23.5%)
  • 0度を超える ・・・ 76.3% (73.5%)
  • 5度を超える ・・・ 61.3% (60.3%)
  • 10度を超える ・・・ 41.3% (42.0%)
  • 15度を超える ・・・ 23.5% (25.4%)
  • 20度以上 ・・・ 13.2% (13.0%)
  • 30度以上 ・・・ 1.35% (2.00%)

はっきりいって肘が逆に曲がらない人は2割の少数派

腕逆に曲がってるキモい、そんなに曲がるわけ無いとか言う人は自分の体が少数派だってことを思い知るがよい。

これにキャリーアングル(外反角)と肩の回転、上腕三頭筋まわりの弛み(二の腕振り袖)が組み合わさると「曲がりすぎー」に見える場合があるっていうのが自分的な結論。キャリーアングルは女性のが大きい(生理的外反の程度が大きい)から猿腕が女性に多いというのは間違ってないと思うが、ヤセとか筋力が無いは関係無い気がする。※外反肘の程度が大きい女性だと、逆にはほとんど曲がらなくても手首が離れるほどの「猿腕」な人もいる。

細身の女子に多い!スラリとした腕の敵「猿腕」って何?
https://moteco-web.jp/diet/20139

そもそも「猿腕」ていう言葉があいまいで、いろいろな状態の人がいる。猿腕で画像検索すると、肘が逆に曲がる人(過伸展、肘の内側がくっつく)と、逆には曲がらず横にずれてる人(外反肘、肘の内側が正面を向く)、その組み合わせになってる人、前腕を捻じっているだけの人などいろいろ。「猿腕」の状態を「猿手」と表現していることもよく見かけるが、医学用語としての猿手ではない。いずれにしても人間の腕は5~10度外反してるのが正常だし、伸展も5~10度は普通だから、やっぱり腕が曲がってない、まっすぐにしかならない方が少数派。