アマチュア無線機の広帯域受信機能は無駄

アマチュア無線局を廃止してしばらく経った。無線通信自体は再開する必要はあまり感じないが、V/Uハンディ機か受信機でも残しておけばよかった。

最近のリグ(トランシーバー)がどうなっているのか調べてみたら、デジタル化が無駄に進んでいてDSP信号処理、デジタル変調は当たり前で、カラー液晶、タッチパネル、GPS搭載とか。

ICOM ID-51 PLUS2
https://www.icom.co.jp/lineup/products/ID-51PLUS2/

YAESU FT-3D
http://www.yaesu.com/jp/amateur_index/product/ft3d/index.html

Kenwood TH-D74
https://www.kenwood.com/jp/products/amateur/handy/th_k20_k40/

かっこいいんだけどね。本当は社会人ハムなら旧スプリアス機なんかチマチマ使ってないで新鋭機をじゃんじゃん買ってアマチュア界の継続と発展に寄与することが必要なんだろうけど。どうせ持て余す。この3社は旧来のアナログ機も終了になってるし、FM専用機もDSP機化していくんじゃないかと思った。アルインコも海外ではDSPハンディ機を出してるから近いうちに次世代型も出してくるんじゃないかな。

シンプルなダブルスーパー、リアクタンス変調のアナログPLL機で144/430MHz対応のは次のうち5機種しか残っていない。FT-65は受信がダイレクトコンバージョンなのでおそらくDSP機。

メーカ型番電池出力ケース 受信範囲モードLink
AlincoDJ-S5765W/5W付属136~174/420~470MHzFMwww.alinco.co.jp
ICOMIC-T7065W/5W付属136~174/400~479MHzFMwww.icom.co.jp
ICOMIC-S7065W/5W付属136~174/400~479MHzFMwww.icom.co.jp
YAESUFT-6065W/5W別売108~999.99MHzNFM/AMwww.yaesu.com
YAESUFT-65なし76~108/136~174/400~480MHzNFM/WFMwww.yaesu.com

※「電池」は乾電池ケースに入れる単三乾電池の本数。
※「出力」は乾電池使用時の145MHz帯/435MHz帯の出力。

FT-60は広帯域受信機能搭載をうたっているだけあって受信範囲が広い。機能がFT-65と競合してるし型番からも推測するに、じきディスコンになるだろう。IC-T70/S70は姉妹機種でほぼ同じ。

ICOMとアルインコは受信範囲がよく似ててエアバンドもアナログコードレスも受信できない。実はここが重要。長らくアマチュア無線のハンディ機には帯域外の受信機能が公式・非公式に搭載されてきたが、ここ10年ほどのシンプル版機種については液晶表示のPLL機が出たころの受信範囲に先祖返りしている。アマチュアバンドの調整のために前後のオフバンドの受信(場合によっては送信)ができるというのは問題無いが、アマチュア無線の本来業務に関係のない120MHzAM、300MHz、800MHz付近の受信機能はイメージ受信を利用しているか対応の回路追加が要るわけで、その分コストのみならず受信部のフィルタ設計に影響を与えていることは想像に難くない。逆に受信範囲がアマチュアの帯域付近のみでさほど広くないことは余計な回路もなければ、コストもかかっていないことになる。アマチュア無線本来の用途を考えれば受信範囲が狭いことは好ましい指標。 ただしDSP機がどうかは未知数。

アマチュア無線以外の業務無線がデジタル化された今、アマチュア無線機の広帯域受信機能は無駄でしかない。



アマチュア無線ハンディ機のオフバンド受信機能で現在主力で聞けるのはこんな感じ。コードレスホンもデジタル化、防災無線もデジタル化、ラジオマイクもデジタル化、業務無線もデジタル化、鉄道無線もデジタル化、盗聴器もデジタル化。

120MHz付近 航空無線(AM)
150MHz付近 海上無線、アナログ盗聴器
400MHz付近 特小無線(インカム)、アナログ盗聴器
460MHz付近 消防無線(署活系)

生き残りのアナログFMは細かく探せばいろいろあるけど、主力で聞けるものはエアバンドとマリンバンドと特小くらい。ハムの全員がエアバンド、マリンバンドの受信マニアなら付加価値として有りかもしれないが、どっちかというとただでさえ抑圧に弱いハンディ機なら妨害を排除するフィルタ設計を付加価値としてほしい。

国際的なアプリ。

ストアアプリの表示言語がカオス。Windowsの設定を複数言語の環境にしてるのも原因ではあるが。

Bingのトップに出てくる意識の高そうな画像をダウンロードできるストアアプリ、DailyPic。メインのウィンドウは英語、アンドロイドユーザーですか的な問いかけは北京語(簡体字の中国語)、それに答えるボタンは韓国語(ハングル表記の朝鮮語)、Windows自体は日本語。

ソフトウェアの国際化(i18n)って、そういうことじゃないんだよ。。

親指シフトふたたび。

親指シフトを急に使いたくなった。

最近のWindows10ではDvorakJ の動きが不安定で、新JIS+US DvorakなAlternative keyboard layoutsを使い続けるのに不安が出てきて、親指シフトが使える富士通のjapanistが既にWindows 10対応になっているのを知って10年ぶりくらいに使いたくなった。

インストールしたら、さっそく50音をタイプしてみる。

あいうえお
かきく?こ
さしすせそ
た?つ?と
なに??の
まみむめ?
や ? ?
らりるれ?
わ   を
ん

?がすぐに入力できなかったキー。意外と覚えている。このエントリーも親指シフト入力。快適に入力という感覚に戻るには、もう少しかかりそう。



親指シフトは「だただた」のようにシフトと通常状態が交互にやってくるときや「だだだだ」のようにシフト面が連続する場合が非常にやりにくい。

ICOM IC-4350L 裏コマンド

特に目的もなく、アイコムのIC-4350Lを買った。

業務ユース対応の筐体がちょっとかっこいい。IC-40xxシリーズには無かった個別呼び出し機能が追加された。「CQフリラジオ」では、まず使わない機能である。

もう無線趣味は無しと思ってたが、ラジオキットを立て続けに作ったり、測定器類をそろえたりとあきらめが悪い。今度は特小無線を買った。運転中など、関係ない交信でも入ってくると落ち着く。アマチュア無線機は免許が要るし、面倒だからと無免許で積んでいると厄介なことになりかねないので極めて合法なフリーライセンスラジオにとどめることに。

以前持っていたIC-4088無印/4088Dと比較するとすごく小さい。当時は単三1本で動くモデルはヤエスのFTH-208っていうのが出たばかりで、これはショートアンテナモデルしか無くて対象外。今の単三1本モデルはアイコム、アルインコ、スタンダード(ヤエス)各社ロング・ショートアンテナモデルともに出してて選択肢が増えた。今回も中継機能と同時通話有りでフル機能のIC-4188Dにしようかと思ったけど単三3本仕様で大きいし、レピータ/中継用のデュプレクサー内蔵より単純な単信機のほうが感度がいいかもしれないし、どうせたいして使わないからミニマル構成のIC-4300かIC-4350を検討したところ、スケルチオフがワンタッチでできるできないの違いが決定的でIC-4350に。アイコムの特小は筐体の丈夫さのほかに動作上の安定感があって使いやすい。フリラーの間ではDXにはアルインコが云々とは言われるがアルインコ機は筐体の作りとか、微弱信号時のノイズの乗り方がバリバリ言っててちょっと聞きにくい印象。

だいたいこの手の機械は取説に無い動作をすることがあって、IC-4350もいじり回していたら謎の表示が出てきた。特に何か変更できるようなのでもないし、機器やファームのバージョンか何かだろうか。あるいは取説の緊急呼出し機能のところに「緊急IDは機種統一だが変更したくば、販売店に問合せセヨ!」と書かれているし、何か変更の仕方があるのかもしれない。

機能+グループ+電源ON でピピピと3回鳴って 表示が「1100」となる。この状態で、
グループ を押すと表示が「サブ 00」となる。
機能 を押すと表示が「CH b781」となる。
終了は電源オフ。

取説に載ってる機能も豊富で、特小無線機も進歩している。ただ、この筐体この操作性で個別呼び出し機能を自由自在に操るのはなかなかの手練れだと思う。

個人的にWin7 ESUを買ってみる – 導入編

思っていたよりも簡単に入手できたWin7 ESUをさっそく適用してみる。

Windows 7 拡張セキュリティ更新2020年版の適用手順はMSやリセラーの提示した資料に書かれている通りで、簡単にまとめると次の4ステップ。SIerでもシス管でなくてもできるくらいには簡単。

1.管理者でコマンドプロンプトを起動。
2.slmgr /ipk <MAKキー> と実行してキーを適用。
3.slmgr /dlv で「認証ID」を確認して控える。Ctrl-Cしてメモ帳へ貼り付け。
4.slmgr /ato <認証ID> を実行してオンライン認証。認証されましたのダイアログが出る。

こんだけ。前提としてWindows7はProfessionalかEnterpriseエディションで、Windows Updateを一通り済ませておく。MAKキーは今回はメールで送られたもの。状況によってはVLSCから入手することになるかもしれない。slmgr /dlvで表示される情報は次の通り。ESUキー適用のビフォー・アフター。(実はアフター画像は適用後で認証前だった。)

二月の月例更新前だから、Windows UpdateしてもSecurity Essentialsの定義更新以外は入ってこなかった。

今回適用したのは個人的に買ったVL版のWindows 7 Enterprise。ESUは製品名が「Windows(R) 7, Client-ESU-Year2 add-on for Enterprise,EnterpriseE,EnterpriseN,Professional,ProfessionalE,ProfessionalN,Ultimate,UltimateE,UltimateN」となっている。契約上はPro/Ent用なのでUltimateに対して適用できるかは不明。

理解できた範囲では次の機器がESUの適用対象。

・製品版のWindows 7 Professional。
・OEM版のWindows 7 Professional。
・Windows 7 Home/StarterをアップエディションしたWindows 7 Pro。
・Windows 7 ProをアップエディションしたWindows 7 Enterprise。
・OEM版のWindows 8.1 ProでダウングレードしたWindows 7 Pro。
・OEM版のWindows 10 Proで2020年1月14日までにダウングレード済みのWindows 7 Pro。
・Windows 8.1/10 Proに適用したVL版Windows Enterprise UpgradeでダウングレードしたWindows 7 Pro/Enterprise。

これの逆で適用不可は次のものになる。

・Windows 7 Starter/Home/Ultimate。製品版、OEM版いずれでも。
・OEM版Windows 10 Proで2020年1月14日までにダウングレードしてないWindows 7 Pro。(このパターンはESUを買えば1月15日以降にダウングレードしてもOKなのか微妙)
・製品版のWindows 8.1/10はダウングレード権無しで対象外。

ややこしいのがWin10のOEMダウングレード権(リンク先7のところ)。Win10→8.1/7のダウングレード権を行使できるのはダウングレード先のWIndowsがサポート期間内であることが必要で、Win7なら2020年1月14日までダウングレードして使えるが、この日を過ぎたらダウングレード前のWin10に戻す必要がある。これにWin7 ESUを適用すると、無期限でWin7を使い続けることができる。(参考→NEC Windows 7 サポート終了! https://jpn.nec.com/products/bizpc/support/win10dg/osdg.html)

Win10のOEMダウングレードでWin7なPCを法人向けに売っていた会社はたくさんあるけど、Win7 ESUを1回以上買わないと、1月15日以降はWin10に戻す必要があるってのは、ものすごい罠。

VL版のWin8.1のダウングレード権(リンク先はPDF)はダウングレード可能な期限が無いので今からでもWindows 7をインストールすることができるし、Win7 ESU有り無しどちらでも使い続けて良い。

OEM版のWin8.1のライセンス条項に期限は書かれていない。そして「このコンピューターで Windows 7 にダウングレードできるようにするには、お客様は 、ブートの設定をレガシー BIOS モードに変更しなければなりません」て書いてもあるから、ダウングレードでUEFIブートのWindows 7環境を構成してはいけない。

結論。ライセンスはややこしいけど、Win7 ESUは個人でも簡単に買える。1年目は7,000円/台くらい。



2月の月例更新が過ぎてWindows Updateを行った。

2/14が更新分。ESUだけに適用できる更新が入った。

新EdgeはWindows 7にも対応している。ESUで最大限使おう。

個人的にWin7 ESUを買ってみる – 購入編

Windows 7の有償の拡張セキュリティ更新。ライセンスオンラインbizで注文。

個人向けソフトとちょっと違うのは翌月請求のツケ払いなことと、ショッピングカート方式のECサイトなのに、Excelの「申請書」もメールで送る必要があること。流れとしては次のような手順。

1.ユーザ登録、ログイン (必須項目の企業名は「個人」、部署名とか役職は「代表」とか「担当者」とか適当に入れておく。)
2.「Windows 7 Extended Security Updates 2020」をカートに入れてチェックアウト。
3.商品ページにあるExcelの「申請書」もダウンロードしておく。
4.自動の注文確認メールが来る。
5.「申請書」の中身を埋めて、確認メールの返信に添付して返送。
↓ 後日
6.申請書受領確認、注文確定、手配開始、出荷完了のメールが順次来る。
7.「マイクロソフト(CSP)受注センター」からプロダクトキー(MAK)が載ったメールが届く。

8.メールに書かれたURLの手順で、使いたいWin7にキーを適用。

「申請書」は見慣れないが次のような項目を書く。1.規約の同意確認(メクラ判)、2.日付、3.数量、4.初期ドメイン(使うところは無いので「ランダム」を選択。)、5.基本情報(会社名、氏名、住所など。会社名は「個人」とか。)

VLSCと紐づくわけでもなくMAKがいきなり送られて、それでお終いの潔さよ。

Win7ESUはボリュームライセンス製品だけど、最小ロット数が1で単独でも買える。一本あたり7,000円ほどかかるが一つ二つ買うだけならとりたてて高いわけでもないし、適用も簡単。適用先が製品版かOEM(PC付属)のWin7Proなら何の心配も無い。

個人的にWin7 ESUを買ってみる – 調査編

Windows 7 ESU を使いたい。

世間的にはWindows 7 はサポート終了だからWindows 10に乗り換えろってことになっている。

Windows 7 のサポートは 2020 年 1 月 14 日で終了しました
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057281/windows-7-support-ended-on-january-14-2020

でも、カネを出せるなら3年サポートを延長できる。

Windows 7 の拡張セキュリティ更新プログラムに関する FAQ
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4527878/faq-about-extended-security-updates-for-windows-7

この記事は、IT プロフェッショナルを対象としています。」って書いてある。自分はITプロでも何でもないが、対象にしてほしい。このブログネタにするために。

具体的な作業は「Windows 7 Extended Security Updates (ESU)」というボリュームライセンス契約をリセラーで買って、得られたMAKキーを拡張セキュリティ更新を使いたいWin7に適用(プロダクトキーを変更)するだけ。詳細は次のとおり。

対象の Windows デバイスの延長セキュリティ更新プログラムを入手する方法 – Windows Blog for Japan
https://blogs.windows.com/japan/2019/10/25/how-to-get-extended-security-updates-for-eligible-windows/

やりかたはIT素人でもわかるくらいまあまあ簡単なんだけど、ESUを買う方法がどこを見ても「ボリュームライセンスプログラムで買える」「リセラーに聞け」とか書いてあるだけで具体的な方法が書かれていない。それに会社でシス管なんてしてないしライセンス販売の〇〇ソフトでなじみの営業に聞くとかできんから、自力で解決せねばならない。マイナビの次の記事、先のMSのやり方コピペだけでESUの買い方なんか英語版リンク張ってるだけ。

サポート終了のWindows 7、拡張セキュリティサポート(ESU)を使う方法は?
https://news.mynavi.jp/article/20200131-964747/

ggrksると個人では買えないとか書いてる無責任なとこもけっこうあるし。また日経BPのこの翻訳記事は混乱に一役買っている。加筆訂正を入れるべきだと思う。

Windows 7延長サポート、中小企業が簡単には買えない現実
前編 https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/19/00059/122700001/
後編 https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/19/00059/122700002/


最終的にWin7 ESUは小企業、個人事業主でも1本単位で買えることになったから個人で買えないはずがない。次の記事はHomeはダメって書かれてるけど、Homeもパッケージ買うとかVL契約のWindows Professional UpgradeとWindows Enterpriseを契約してProかEnterpriseにアップグレードしておけば適用できるはず。

Windows 7の有料延長サポートが対象拡大、小規模オフィスのユーザーも利用可能にhttps://japanese.engadget.com/2019/10/04/windows-7/

リサーチすると別途見積もりとかフォームど問い合わセヨとかでESUを扱ってそうなリセラーがある。問い合わせで云々っていうのは面倒なので却下。ショッピングカート方式で買えるのはBBソフトサービスのライセンスオンラインbizが分かりやすかった。BBソフトでは以前ノキアのS60携帯のソフトを買うのに何度か使ったことがある気がするし。

・ライセンスオンラインbiz
https://biz.licenseonline.jp/

Windows 7 Extended Security Updates 2020
https://biz.licenseonline.jp/product.php?id=427

1年目は7,259円。1本くらいだと値引きは効かないはず。

あとは注文するだけ。

クライアントHyper-VでDOS6を動かしてみる。

Hyper-VはWindows2000もサポートしてないのにDOSなんてはなからサポートする気なんかなくて、MBRブートのためだけにBIOSと16ビットコードが動くようにしてあるのだと思う。現状のWindows10のクライアントHyper-VはEMM386.EXEが絶望的に動かない。とりあえずプロンプトが動くようにだけしてみる。ホストWindows 10 1909 64ビットのクライアントHyper-V、ゲストOSはPC DOS J6.3/V。

・CONFIG.SYS

BUFFERS=20
FILES=30
COUNTRY=081,932,C:\DOS\COUNTRY.SYS
SHELL=C:\DOS\COMMAND.COM /P /E:512
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=C:\DOS\SETVER.EXE
DEVICE=C:\DOS\$FONT.SYS
DEVICE=C:\DOS\$DISP.SYS /HS=OFF
DEVICE=C:\DOS\$IAS.SYS /X=0
DEVICE=C:\DOS\ANSI.SYS /X
DEVICE=C:\UTY\IBMIDECD.SYS /D:CDROM1

・AUTOEXEC.BAT

@ECHO OFF
SET COMSPEC=C:\DOS\COMMAND.COM
SET TEMP=C:\TEMP
SET TMP=C:\TEMP
PATH C:\DOS
PROMPT $P$G
LH C:\DOS\MSCDEX.EXE /D:CDROM1
LH C:\DOS\KEYB.COM JP,932,C:\DOS\KEYBOARD.SYS
LH C:\DOS\DOSKEY.COM /INSERT
VER

・CONFIG.PS2

BUFFERS=20
FILES=30
COUNTRY=001,437,C:\DOS\COUNTRY.SYS
SHELL=C:\DOS\COMMAND.COM /P /E:512
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=C:\DOS\DISPLAY.SYS CON=(EGA,437,2)
DEVICE=C:\DOS\SETVER.EXE
DEVICE=C:\DOS\ANSI.SYS /X
DEVICE=C:\UTY\IBMIDECD.SYS /D:CDROM1

・AUTOEXEC.PS2

@ECHO OFF
SET COMSPEC=C:\DOS\COMMAND.COM
SET TEMP=C:\TEMP
SET TMP=C:\TEMP
PATH C:\DOS\PS2;C:\DOS
PROMPT $P$G
C:\DOS\MSCDEX.EXE /D:CDROM1
C:\DOS\KEYB.COM JP,437,C:\DOS\KEYBOARD.SYS
C:\DOS\NLSFUNC.EXE C:\DOS\COUNTRY.SYS
C:\DOS\DOSKEY.COM /INSERT
MODE CON CP PREP=((437 850) C:\DOS\ISO.CPI)
MODE CON CP SEL=437
VER

画像のDOSシェルは英語環境のもの。拡張メモリマネージャ無しでタスク切替も動く。俺流DOS講座みたいなのでWin32コンソールとDOSの違いもきちんと説明できてないようなのはいざ知らず、ウィキペディアですらDOSシェルはタスク切り替えに32ビットCPU使うとか、仮想86モードで動くとか知ったようなことが書いてある。これは完全に嘘。DOSShellのタスクスイッチャはDOSの要件に載ってる16ビットCPUの286でも動くし、仮想86モードとか使ってないし。PC98のキーバインドを書いてあるし98遣いの仕業と見た。PCマニアと相性の良いWikipediaですらこんなだからネットの情報は信用できないなんて言われるんだろう。

とりあえずDOSが動く、という程度の仕上がり。これでも起動ディスク作成とかMASMで遊ぶくらいの用途に使えるだろう。

DOSパソコン・コンプレックスⅢ

仮想マシンでDOSを動かすだけではつまらない。実機で動かしたい。

今年を境にしてPCのUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)からCSM(Compatibility Support Module)サポートが終了していく。CSMが無くなるとMBR起動ができなくなる。MBR起動ができないとUEFI起動に対応していないOSが起動できない。UEFI起動に対応していないOSとはWindowsならWindows7より前のXP以前。当然DOSも含む。今DOSを実機で動かさなければレトロPCを調達するのでなければ、DOSを実機で動かすことはこの先無くなるだろう。ちょっと何言ってるのか分からんけど、とにかくいまどきのPCでコンプなDOS6環境を動かしたい。

こういうのを作る。エミュレータの全画面表示ではなくて、Core i5-5200UのネイティブなPC DOS J6.3/Vで動くDOS文書プログラムⅢ。


手持ちPCでMBR起動ができる新しめのはIntel DQ77MKベースの第三世代なi7-3770マシン(決して新しくは、無い)とHPの法人モデルノートPCで第五世代Broadwell Core i5-5200のもの、他使えるのはDELLの第9世代i7のPCなど。それぞれDOSを起動できる環境にしてみる。作ってもまともには使わないのは分かってるからUSBメモリからの起動にする。

MBR起動可能なUSBメモリを作るには①HPのフォーマッタやRufusなどのツールを使う、②実機のUSB-FDDで起動してUSBメモリをFDISKする、③実機のDOSマシンや仮想PCのHDDをイメージコピーするなどいくつかの方法があるが、①はオリジナルのブートコードではなくなる、②USB-FDD起動ができない実機が増えている、③はパーティションの調整が完全にはできない、など再現性に難があるので、今回は仮想PCソフトのVMwareで物理ディスクに直接DOSをインストールすることで、そのままMBR起動可能なFDISK形式のUSBメモリとして作成する。その後CONFIG.SYSなどを調整して実機に合わせる。

まず、VMwareの物理ディスクへのリンク機能を使って仮想ディスクを作成。それを仮想PCのプライマリマスターのHDDとして接続。VMwareの注意点としてハードウェア→プロセッサ→IOMMU(IOメモリ管理ユニット)を仮想化 を有効にしておかないと、起動時に「物理ディスクはすでに使用されています。」と表示されて仮想マシンが起動しない。他のデバイスとして、FDDを1基接続し、DOSの起動FDイメージを使って起動。あとはインストーラにまかせると仮想HDDを通して物理USBメモリにDOSがインストールされる。このときMBR、パーティションも作成される。インストーラに任せず、手動でFDISK /MBR、FDISK、FORMAT /Sのあと、既存のDOSインストール済みのHDDからXCOPYするとか、Norton Ghost (2003以下)でHDD全体コピーしても良い。USBメモリに仮想マシンで一通り動くことを確認したら実機用にCONFIG.SYS、AUTOEXEC.BATを編集する。主にHIMEM.SYS、EMM386.EXE、$FONT.SYS、$DISP.SYSあたりの設定変更が必要になる。編集はWindowsマシンでも可。(ロングファイル名でディレクトリエントリが少々おかしくなるが動作に大きな問題はないから気にしない。)

■DQ77MK
・CONFIG.SYS

BUFFERS=20
FILES=30
DOS=HIGH,UMB
COUNTRY=081,932,C:\DOS\COUNTRY.SYS
SHELL=C:\DOS\COMMAND.COM /P /E:512
DEVICE=C:\DOS\$FONT.SYS
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE RAM FRAME=D000 I=B000-B7FF I=D000-E7FF
DEVICEHIGH=C:\DOS\SETVER.EXE
DEVICEHIGH=C:\DOS\$DISP.SYS /HS=LC
DEVICEHIGH=C:\DOS\$IAS.SYS
DEVICEHIGH=C:\DOS\ANSI.SYS /X
INSTALL=C:\DOS\IBMMKKV.EXE /M=S /Z=4 /C /L /J=90 /S=C:\DOS\MULTDICT.PRO /U=C:\$USRDICT.DCT
DEVICEHIGH=C:\DOS\POWER.EXE

■HP ProBook
・CONFIG.SYS

BUFFERS=20
FILES=30
DOS=HIGH
COUNTRY=081,932,C:\DOS\COUNTRY.SYS
SHELL=C:\DOS\COMMAND.COM /P /E:512
DEVICE=C:\DOS\$FONT.SYS
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS /M:1
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE RAM FRAME=D000 I=B000-B7FF I=D000-E7FF
DEVICEHIGH=C:\DOS\SETVER.EXE
DEVICEHIGH=C:\DOS\$DISP.SYS /HS=LC
DEVICEHIGH=C:\DOS\$IAS.SYS /X=0
DEVICEHIGH=C:\DOS\ANSI.SYS /X
INSTALL=C:\DOS\IBMMKKV.EXE /M=S /Z=4 /C /L /J=90 /S=C:\DOS\MULTDICT.PRO /U=C:\$USRDICT.DCT
DEVICEHIGH=C:\DOS\POWER.EXE

■割と汎用 (DELLのノートやデスクトップ 第9世代i7の機械とかで確認)
・CONFIG.SYS

BUFFERS=20
FILES=30
DOS=HIGH
LASTDRIVE=H
COUNTRY=081,932,C:\DOS\COUNTRY.SYS
SHELL=C:\DOS\COMMAND.COM /P /E:512
DEVICE=C:\DOS\$FONT.SYS
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS /M:1
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE RAM
DEVICEHIGH=C:\DOS\SETVER.EXE
DEVICEHIGH=C:\DOS\$DISP.SYS /HS=LC
DEVICEHIGH=C:\DOS\$IAS.SYS /X=0
DEVICEHIGH=C:\DOS\ANSI.SYS /X
DEVICEHIGH=C:\DOS\POWER.EXE
INSTALL=C:\DOS\IBMMKKV.EXE /M=S /Z=4 /C /L /J=90 /S=C:\DOS\MULTDICT.PRO /U=C:\$USRDICT.DCT

■共通
・AUTOEXEC.BAT

@ECHO OFF
SET COMSPEC=C:\DOS\COMMAND.COM
SET TEMP=C:\TEMP
SET TMP=C:\TEMP
PROMPT $P$G
PATH C:\DOS
LH C:\DOS\KEYB.COM JP,932,C:\DOS\KEYBOARD.SYS

HP ProBookの場合は起動時にEscキーを1回押しBoot Optionsから起動デバイスを指定する。ここではUSB Hard Drive1として認識した。USB-FDDは接続してFDメディアを入れておくとDOSがA:ドライブとして認識する。FDメディアを起動時に入れておかないと認識しないのと、イジェクト検出ができなくてディスク入れ替え時はCtrl-Cを押す必要がある。こんなCP/Mのウォームリブートみたいな操作はナイコン時代のPC98で電源を切るときの作法以外ではやったことがない。FDDは2基つないでも1基しか認識しない。HIMEM.SYSの機種判別が失敗するらしく、/M:1で機種指定(IBM-PC)が必要。EMM386.EXEでEMSは使えるがUMBが使えなかった。$IAS.SYSがDOS=UMBとは別に/X=0オプションでUMBを使わないようにする指定が必要だった。

DQ77MKは起動時にF10を押してUSBメモリを選択。DQ77MKはとてもよく動く。EMSもUMBも使えるし、USB-FDDを2基接続してA:とB:ドライブそれぞれで認識、イジェクト検出も問題なし。ここまでできるなら「PC/AT互換機のDOS/Vマシン」と呼んでも差し支えないだろう。

何がどうすごいか、わかる人しかわからないが、32ビットDPMIサーバも動く。

今回もEMM386.EXEまわりの設定がポイント。HPやDELLのマシンでは時間がなくてあまり試せなかったからかUMBを安定して使うことができなかった。問題もいろいろあるけど、どのCSM対応UEFIのPCでも今回の目的であるPCDOS J6.3/VとDOS文書プログラムを動かすことができた。レトロPC趣味なのに今のPC実機でもそれなりに動かせるっていうのは、御三家やPC-9801派でなくてDOS/V派で良かったことだと思う。(意味深



今回の楽しい珍問答 (インスパイヤ元)

『今時のPCで、MS-DOSを起動して、昔のDOSアプリを走らせたい』- 価格.com
https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=19051508/

質問者: 今のPCでDOSの日本語エディタが使いたいんです。

回答者K: CONFIG.SYSが書けるかどうかですよ! 今どきのビデオチップはドライバがDOS/Vに対応してないけどね!! ← VESA BIOSって知ってる? 超最近はUEFI対応で問題になってるけどね。

回答者H: 無理!不可!! エミュレーター!!! ← MBR起動対応なら単独でDOS起動できるし。シアトルDOSとかdosemuとかさらっと出てくる割には浅くない?

回答者P: EMSとか何だっけ。USBって使えたっけ。 ← もともと286以上なAT互換機にハードEMSはいらないし、USBデバイスはBIOS接続で使えるし。PCDOSのIBMBIO.SYS組み込みデバイスはBIOS経由でアクセスするから云々…

回答者R: なぜかPC-9801シリーズの歴代MS-DOSをリストアッープ! 現在のMS-DOSは32ビット、64ビットだから日本語エディタくらい動くと思うよ!!!! ←レベルの高い珍回答。PC98遣いが言うことは当時から全く理解できなくて今もコンプレックス。

質問者: 萎えました。 日本語DOS環境あきらめます。

まあ揃いも揃って適当なこと書いてますねぇ。。質問者が意気消沈してしまうという残念な結果に。今どきのマシンでもCSMサポートがあればとりあえずMBR起動はできるから、あとはDOSの設定テクニックと運しだい。

DOSパソコン・コンプレックスⅡ

VMware14が最新のWindows10ではうまく動かなくなってしまった。

前回のエントリにあるIBMのPC DOS J6.3/VでDOS文書プログラムを動かしたいのに、VirtualBoxも32ビット仮想マシンを作るとなぜか起動しない。あきらめてVMware Workstation Proを嫌々15.5にアップグレードした。そしたら4KモニタのHiDPIに対応しててすごく良い感じ。ということで今回はVMwareでいまだにコンプレックスなDOS 6仮想マシンをセットアップする。たぶんVMware Player 15.5でも同じだろう。

まず仕上がりの画面。

1番目 PC DOS J6.3/V起動。メモリドライバ、日本語表示・FEPは必要。
2番目 MEMでメモリの状態表示。基本メモリはまあまあ空いている。
3番目 DOS文書プログラムⅢの画面。24ドットフォントのしつこい感じが美しい。
4番目 DOSシェル。マウス操作やタスク切替も安定して動作する。

設定ファイル。

・CONFIG.SYS

BUFFERS=20
FILES=30
DOS=HIGH,UMB
COUNTRY=081,932,C:\DOS\COUNTRY.SYS
SHELL=C:\DOS\COMMAND.COM /P /E:512
DEVICE=C:\DOS\$FONT.SYS
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=C:\DOS\EMM386.EXE RAM I=B000-B7FF I=C800-DBFF I=E000-E9FF FRAME=C800
DEVICEHIGH=C:\DOS\SETVER.EXE
DEVICEHIGH=C:\DOS\$DISP.SYS /HS=OFF
DEVICEHIGH=C:\DOS\$IAS.SYS
DEVICEHIGH=C:\DOS\ANSI.SYS /X
INSTALLHIGH=C:\DOS\IBMMKKV.EXE /M=S /Z=4 /C /L /J=90 /S=C:\DOS\MULTDICT.PRO /U=C:\$USRDICT.DCT
DEVICEHIGH=C:\DOS\POWER.EXE

・AUTOEXEC.BAT

@ECHO OFF
PROMPT $P$G
PATH C:\DOS
SET COMSPEC=C:\DOS\COMMAND.COM
SET TEMP=C:\TEMP
SET TMP=C:\TEMP
LH C:\DOS\KEYB.COM JP,932,C:\DOS\KEYBOARD.SYS
LH C:\DOS\SMARTDRV.EXE C+ 4096
LH C:\DOS\DOSKEY.COM /INSERT
LH C:\DOS\MOUSE.COM /S30 /P4 /R3


構築メモ。

・$FONT.SYS
HIMEM.SYSより前に読み込ませる。PCDOS7やMSDOSのJFONT.SYSとは異なり、$FONT.SYSがHIMEM.SYSのXMSメモリ管理と競合する方法でフォントを拡張メモリに格納するため。DOS6.1以降の$FONT.SYSはUMBを使えるからHIMEM.SYSとEMM386.EXEの後でDEVICEHIGH=で読み込んでも良いが、UMBの調整が済む前はHIMEM.SYSの前で読むほうが無難。

・EMM386.EXE
起動時にF8を押してEMM386.EXEを読み込まずに起動してからQCONFIGコマンドの最後にあるオプションROMの使用範囲を確認すると、ROM1:C0000H-C7FFFH、ROM2:DC000-DFFFFと出てくる。これ以外に 「IBM-PCの常識」としてB800H-BFFFHはCGA(DOS/Vのビデオバッファでも使用)、F000H-FFFFHはBIOSで使用しているので使用不可。B000H-B0FFHのMDAは使わないものとして空きとする。これよりUMBのウィンドウとして使える範囲を/Iオプションで指定する。I=B000-B7FF I=C800-DBFF I=E000-E9FF。この範囲からEMSページフレームは一番大きな連続空きを確保できるFRAME=C800で明示する。ほかにも細かい空き領域もありそうだが、多少余裕があるほうが面倒がないし、よくわからない動作も防げる。

・$DISP.SYS
ハードウェアスクロールはオフ。/HS=OFF。これを指定しないとスクロール時に画面の半分以上が消えたりして不便。/HS=LC(ラインコンペア)でもダメだった。

・MOUSE.COM
仮想マシンで動かしたときの加速度や遅延が気になるので適当に調整した。/S30 /P4 /R3。

PCDOS2000の時もEMM386.EXEのウソ情報にはあきれたけど、今回はその他にも「VMwareとMS-DOS 6.2/Vの古いバージョンのEMM386.EXEは動かないからWin95のEMM386.EXEで上書きしておk!」みたいな微妙な解決法が出てきた。手っ取り早い解決法ではあるけど技術的にはちょっとね。Windows10のクライアントHyper-VではどうしてもEMM386.EXEが動かせなかったが、VMWare15.5ではPC DOS 6.3オリジナルでも、6.30CのPTFを入れたバージョンのEMM386.EXE (4.50)でも問題なく使えた。今回はBIOS接続なデバイスのみにとどめたからとっても安定。深追いしてUSBネイティブドライバやWindows3.1の世界に分け入ると魑魅魍魎が跳梁跋扈してて泥沼に嵌ること間違いなし。

DOS時代のパソコンはおもしろい。リアルで体験できなかったのが悔やまれる。