PCに必要なメモリ量はディスクキャッシュ分も加味する。

PCに搭載する必要なメモリ(RAM)の量がよくわからない。後悔しないのは全スロット使用して搭載可能容量最大にすること。メインマシンは古いがとりあえずそうしてあって、32GBフル実装。

メモリ 必要量 なんかでこの1年くらいを検索すると、4GBは少ない、8GBでとりあえず十分、16GBまでは比例して快適、32GBは無駄。ってのがおおかたの意見っぽい。

mem32gb

Windowsの場合はプログラム実行用にメモリを使用しても容量に空きがある場合はディスクキャッシュとして使われる。上の画像はディスクのデータを大量に処理した状態。この後キャッシュされたデータは29GBまで増えた。大量のデータを扱うときだけでなく、プログラム自体もキャッシュされていくので、メモリが十分にあると連続稼働が長くなるほど全体的な動作だんだん早くなっていく。この加速感がメモリ最大搭載したくなる最大の理由だったりする。8GBで十分、16GBなんかに増やしても体感なんてできないとか言っちゃってる人はこのキャッシュの恩恵がどれほど効果的か分かってない。各種ベンチマークもディスクキャッシュまわりは透過的すぎてあまり考慮してないか結果に大きく影響を与えていないものが多い気がする。

タスクマネージャのメモリのメモリ構成で「スタンバイ」になっているところは、ディスクキャッシュや破棄されていない読み込み済みのプログラムやデータが入っていてOSの管理下に置かれている。必要になればHDDやSSDに取りに行かなくてもメインメモリの中から取り出して使われるので、この部分に余裕があれば非常に高速に処理が進む。未使用の「空き」ではないから、この部分が多いからといってメモリが「多すぎて”使われず”無駄になってる」なんていうことではない。

メモリの必要量はプログラム+データだけでなくディスクキャッシュを十分確保できる容量も見込んでおくと不満が出ないはず。

 

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