EDX-3を調達した。

DX-SR9の変更申請がなかなか終わらない。審査中に設備を整えておく。

免許が下りたらアンテナを建てて電波を出せる状態にしないといけない。今回初めてロングワイヤー用のATUを使ってみることにした。前にクラニシの手動チューナーを使ったら、操作感は面白いものの屋外設置ができなくてハイインピーダンスなロングワイヤーのチューナーとしては野外運用でしか使えないとか、そもそも操作が面倒とかいろいろ制約があってほとんど使わなかった。まあ、中波や短波の送信所にも同じようなものが存在するし、手動アンテナチューナーの操作は無線技士なら基本技能として身に着けておいて良いとは思う。

中国製の格安品もいろいろ出回っているが、DX-SR9を推したいからアルインコ純正オプションのEDX-3を買うことに。SR9の取説ではATUはEDX-2を使うことになっているが、生産終了して今買うなら後継機のEDX-3になる。まだ免許が下りてないから適当に抵抗をつないで動作させたり中を覗いてみたりした。

割と大柄。本体と同じくらい。
内部はしっかりできている。

MADE IN TAIWANって書いてあるし、調べたらRETECHという台湾の会社のOEMだった。以前はRadio Dreamさんが輸入してRAT-H200として売っていたが今は生産終了らしい。ということはEDX-3もそのうちディスコンになるのかな。RAT-H200とEDX-3の内部の違いは同軸の接続がMコネクタから端子台になっていることとリレーの色が黒から青になってる程度。あとネットに上げられてる写真と比較するとファームのバージョンが違うみたい。

RAT-H200はAH-3/4の互換品として作られているから必然的にEDX-3もAH-3/4互換。接続をなんとかしたらICOM製品でも使えるのだろう。EDX-3がディスコンになってもAH-4を替わりとして使うこともできるわけだ。



びっくりしたのがDX-SR9のTUNEスイッチ。ゼネカバ送信改造してないのにオフバンドだろうとCB帯だろうとBC帯だろうととにかくチューニング動作が始まって10W送信が始まる。BCL用には便利かもしれないが、これは精神衛生上も法令遵守上も良くない。

あと、A3で一枚ものの取扱説明書の中に『インターネットで検索してください。』みたいな記述が四か所もあって説明書とは一体、てなった。

EDX-3取扱説明書より引用:

・インターネットで「ヨット アンテナチューナー」を検索すると、設置の実例など参考になる情報が得られます。
・「無線、接地、アース」のようなキーワードでインターネット検索すると詳しい情報が得られます。
・「ATU、アース」等から検索してください。
・「ATU コモンモードフィルター」等でインターネット検索すると、



後で知った事。EDX-3で使われているコントロールケーブルの5Pコネクタ、現在は廃品種らしい。流通在庫もかなり少なくなっていて、マルツとかモノタロウなど大手ではもう扱っていない。モレックス(molex)製。→仕様書PDF

・プラグ (EDX-3のケーブルに付いているもの)
ハウジング「1625ミニチュアプラグハウジング(耳無)」 1625-5P1
コンタクト「3.68mmピッチ1625ミニチュアターミナル(オス)」 1560TL

・セレプタクル (DX-SR9本体についているもの)
ハウジング「1625ミニチュアリセプタクルハウジング(耳無)」 1625-5R1
コンタクト「3.68mmピッチ1625ミニチュアターミナル(メス)」 1561TL

アルインコ以外の無線機につけるための変換ケーブルも作りたいから在庫のある店でいくつか入手しておいた。アイコムのAH-4も4Pだが同じシリーズでこちらも廃品種になっている。無線機メーカーはどうするんだろうか。



EDX-3は同軸ケーブルもコントロールケーブルも初期状態で本体に直付けで5mほど。本体側は丸形圧着端子になっていて端子台にねじ止め。屋外の恒久設置にはしないから5mの直付けは長すぎだし恒久設置だと5mは短すぎで、結局同軸ケーブルもコントロールケーブルも2m程度のものに交換。

直下型オートアンテナチューナーの動作について調べていると色々な意見が出てきて混乱する。

ポジティブ意見
P1.1本のエレメントでマルチバンドに出られて便利。
P2.バンド間のクイックQSYが可能。
P3.ブロードバンドアンテナよりよく飛ぶ。
P4.アースきちんととればよく飛ぶ。
P5.アパマンハムの味方。
P6.魔法の箱。

ネガティブ意見
N1.値段が高い。
N2.挙動が不安定。使い方が分からない。
N3.インターフェア(I)が出やすい。
N4.アースもとらないといけない。
N5.無理やりマッチングをとっているだけだから飛ばない。
N6.魔法の箱ではない。
N7.ブロードバンドアンテナと同じ。
N8.よく壊れる。
N9.うるさい。

P1、N1あたりの費用面はATU本体の値段が高いもののエレメントにお金をかけなくて済むから、どっちともとれる。手動チューナーや複数本のモノ・マルチバンドアンテナでのQSYにかかる手間と費用を考えるとATU+ワイヤーのがトータルで安いかもしれない。

N5、N7は間違いで、ATUってアンテナ全体として見ると単にマッチングセクションでしかないので、次のパターンが一番効率よく動作する。
1.エレメントとラジアル線の長さを1/4λにとる(低インピーダンス)
2.エレメント長が1/2λ近くになるように動作させる(高インピーダンス)

1.は基本の接地型アンテナであって通常のモノバンドGPやモノバンドDP、2.は電圧給電アンテナだから通常のモノバンドツェップアンテナとほぼ同等に動作する。利得ではDPと同じになるが、1.パターンはアースの取り方が難しいので2.パターンのほうがATUの耐圧を越えなければ安定した性能を出せると思う。(2.は接地型の動作ではない)

また、エレメントが1/4λより少し長い場合は延長率>1となるし、1/2λより十分長い場合はいびつだが長さ方向に指向性が出るため、ビームアンテナとまではいかないが、DPと比較してなら高利得となる可能性もある。

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