一時期大人気で入手しにくかったIntel Compute Stick。先々月に2万円を割ってきたのでようやく買って使ってみたら、イベントビューアにdisk IO操作の警告が大量に記録されている。内容としては次のようなもの。イベントソース diskで「ディスク 0 (PDO 名: \Device\00000030) の論理ブロック アドレス 0x?????? でIO 操作が再試行されました。」アドレスは毎回違うが同じアドレスが記録されていることも。

capture

このエラーってあまり見たくないんですよね。基本的にはディスクの読み書きが失敗してリトライ(再試行)したら次は良かったというものだから。一般的にはディスクの劣化が進んでいるときに発生すると言われている。で、サポートに確認したら「故障」ということで、本体交換してもらっても相変わらず同じワーニングが出続けてる。発売延期もあったし、人気も出ているし同じ症状で悩んでいる人もさぞ多かろうと思ったら国内では他の誰もこのことをあげてる人はなくて、英語の情報で唯一、インテルコミュニティに同様の症状を見つけた。

The IO operation at logical block address for Disk 0 was retried
https://communities.intel.com/thread/76954

この人は3回目の交換品になったがディスクIOのエラーは発生する様子。

私のものはロットも変えてもらってもワーニングは改善しなかったが、いんてるさんから結論として「警告は出るが故障ではない。正常動作。」というお墨付きを得たのでこのまま使うことにした。ハングしたりデータロスト※も今のところ無いし、chkdsk /R C: も正常終了。※OSが何かの問題を検出できて、再試行した結果がシビアエラー無しなら、データロストは発生していないと考えるのが妥当。 ちなみにデータロストが発生した場合は通知領域でリアルタイムに教えてくれる。

また改善するかもしれない方法を教えてもらったが、いまいち効果のほどが不明なのでここには書かないでおく。

調べているとどうもWindowsの動作として、ディスクIOの負荷が高い時にRAIDコントローラやAHCIコントローラに対してリセットをかけてやり直しを行うので、その時のイベントらしい。富士通やNECのRAIDコントローラの説明書で「(特定の状況のときは)問題ない」ということになっている様子。また、Twitterか何かでIntelでないスティックPCで負荷が高い時にdisk IO再試行のエラーが出るという記述も見つけた。Compute Stick もSATA接続ではなく、SDカードコントローラ経由のeMMCなのだが、ここでボトルネックが発生しているのか、負荷が高くなるときがあるらしい、その時に操作をやり直してる動作をとってるだけ、ということなのか。推測でしかないし、これ以上の追及はできないのでハングしたりデータロストが発生しないかしばらく追跡しないとだめそう。

今日見たら15000円割ってた。ノートPCやモニタ一体型デスクトップPCも、用途を限定しないとデスクトップの代わりにはなりそうにないのに、それをノートPC未満で済まそうなんて、考える方がバカでした。そんなんでよければデスクトップPCもデスクトップ用CPUも滅んでます。もうeMMCのWindows機は買わん。

そしてIntel Compute Stickはドナドナした。

→その理由

パフォーマンスが低い。とにかく遅い。レビュー記事では「実用にはなる。」みたいな書き方してあるけど、Core i5とかi7とか使ってる感覚からするとWeb閲覧ですら遅いの一言。起動時間はそこそこだけど、起動後の操作感は昔のネットブックて感じ。

WindowsUpdateがやたらと入る。かつタイミングが悪い。しかも「起動も早いからスリープの煩わしさ無し」なんて書かれてるんだけど、そもそもスリープや休止状態できないものだから、ちょっと外に持ち出したいだけなのに仕方なく電源切ったりすると、WindowsUpdateが全画面で走って電源は切れないわ、前述の理由で遅いわ、WindowsUpdateも回避できない仕様のWindowsになってるからすごくイラっとする。USBが2.0、無線LANが2.4GHz帯のみ。数少ないインターフェースなのにここがボトルネックだとUSBストレージもつなぎにくいし、かといって流行りのクラウドも速度が出ないと。消費電力のかげんもあるとは思うけどUSB3.0と5GHz帯の11acには対応してほしい。

HDMI端子がオス。地味にウザい。大半の場合TVに直挿しなんてせずに延長ケーブルで宙ぶらりんになるんだから本体側はメスにして15cmくらいのHDMIケーブルを同梱してくれたほうが手持ちのモニタやケーブルが流用できてスマート。HDMIメス←→メス極性変換コネクタを使ってある程度解決はできるんだけど、USBメモリっぽいデザイン推しなら本体はメスでオス←→オス変換コネクタを一体型デザインで付けてほしい。そして電源USB端子と他の端子類が反対側。ただでさえ延長ケーブルで引っ張られてるというのに三方向にいろんなケーブルが出てるとなると蜘蛛かよ、ってなる。本体が軽いものだからますます座りが悪くて。できればHDMIの反対側に全部まとめてほしい。んでmicroSDカードスロットと電源ボタンは同一側面にしてほしい。

とまあ細かい不満はいろいろあって、パフォーマンスとインターフェースの不足で使いどころが限られるってところから、持つ必要が無いって結論になってしまう。既存モニタを使ったデジタルサイネージなら用を成すかもしれないが、それ以外、一般のデスクトップPCにもホームサーバにも性能的に不足だし、特にテレビに挿して使う「ホームエンターテイメント用」には正直微妙。

自分的に良かったところは64/32ビット両対応のUEFI、OEMライセンス認証3.0対応、WIMブートなプレインストール、デンジャラスなWindows10へのアップグレード、市販マシンのLinux(Ubuntu TLS)対応、SDコントローラ接続のeMMCのストレージ構成、microSDやUSBメモリからのUEFIブート(MBRブート不可)、BIOS(UEFI Setup)レベルで接続できるBluetooth機器(キーボード、マウス)など見るべきところは多かったし、レガシー環境に慣れ切っていた身には勉強になった。自作PCの醍醐味を自作せずに味わった気分な。

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