「ノートパソコンをサーバにしたら性能はデスクトップ並だしUPSついてるし 静かだしいいよ」なんてお馬鹿なこと言いだす人が絶えません。物には適材適所ってものがあるんですよ。

※知らない人のために書いとくと「サーバー」がやってることって、ソフト次第でその辺のノートパソコンでもほとんど同じことができるんだけど、その辺のノートパソコンではWindowsだろうとLinuxだろうとサーバとしてはまともに使えないよっていう話。

元記事を書くより前~2010年ごろまで、うちの職場ではいろんな部署で少し古くなって個人のデスクで使われなくなったノートPCを部内サーバとして勝手にファイルサーバやプリントサーバやアプリサーバにしていました。それこそシステム部のようなのが無いのでやりたい放題。一見うまく動いている、動かせているように見えるのだけど…  ※だったらそれでいいじゃん的な自称SIerはどこにでもいる。

当然、電源入れっぱなし、メンテ無し、バックアップも無し。まあ半年~2年程度はメンテフリーでも割と動くものの、もともと古いWindowsXP ProかHomeのノートPC、そんなこんなで年1~2台はある日突然壊れます。遊びならともかく仕事で使ってる機械が壊れたらどうなるかくらい誰でもわかります。

今も変わらずノートPCがサーバーに適してるなんていう人はいるわけですが、今も変わらずノートPCとIAサーバも両方売られているのは用途に応じて適切に使い分けできるように選択肢が用意されているのです。ノートPCだけで済むのならIAサーバなんてとっくに無くなってます。

運用上の問題はおいとくとしても、ノートPCを24時間365日連続稼動のサーバ代わりに使うのは無理があります。ノートPCは24時間連続稼動を前提に設計されていない。説明書にも「本製品は24時間稼動を前提に設計されていません。」などとはっきり書かれているものが多いです。用途を逸脱した機器の使用は危険です。そもそも物理的、電気的な設計に余裕がありません。機器の信頼性ってものがIAサーバとはまったく違う次元です。熱設計だけ見ても、ファンはついてても連続稼動でホコリまみれ。エアフローは細い隙間を通すのでホコリたまり放題。熱持ち放題。

  • ノートPCに使用される部品も24時間連続稼動を前提に設計されていない。部品単体に注目しても連続稼動に耐える部品が使われていません。特にノートPCでよく使われる2.5型のHDDは連続使用が最初から想定されていません。休み休み使うように設計されています。連続で使用すると割と早く壊れるはずです。そんなの壊れたことないよ、って言う人。それ運が良いだけです。
    .
  • ノートPCの電池は連続充電対応ではない。リチウムイオン電池は大電流の充放電ができますが、満充電の状態で劣化します。UPSの鉛蓄電池とは特性や用途が異なります。最近はリチウムイオン電池のUPSリチウムポリマー電池のUPSもありますが、ノートPCのバッテリーはUPSの代わりではありません。
    .
  • ノートPCはメンテできない。ファンレスノートならともかく、普通のノートはホコリがたまります。サーバにしてるコンピュータをいちいち止めてメンテするのは手間。電源の二重化もなければ、RAIDもまともに構成できない、ファンの交換もできない、どこか壊れたら終わり。IAサーバーが連続稼動できるのは稼動状態でメンテできるからにほかならないのです。
    .

ノートPCでも予備機をスタンバッておくとか、冗長構成にするとか、いろいろ手はあるでしょうが、その手のテクって、おあそびならともかく仕事に使うとか人に薦める類のものでは無いです。まああれですね、「ノートパソコンをサーバにするとイイ」っていうのは、火災を起こして本来の効果は薄い「ネコよけペットボトル」のようなちょっと間違っちゃったライフハックって感じ。小細工をほどこしてノートPCでも超高信頼性サーバ組めるもんねと悦に入るくらいなら正当なサーバの高信頼性機能の使い方をひとつでもマスターするほうがサーバ管理のスキルになるかと。

元の記事を書いた2008年ごろと比較して、次の点が変わってきました。良くなったことも、悪くなったこともありますが・・・ ※少し追記。

  • ノートPCとデスクトップのアーキテクチャがそれほど変わらなくなってきた。光学ドライブはUSB接続になり、PCMCIAもだいぶ減りました。変なBIOSで苦しむことも減ったと思います。mSATAもExpressCardも形は違いますがデスクトップPCのPCIeやUSBと信号は同じなのでノートPCだからといって余計な苦労はいらなくなりました。ちょっとサーバ設定の練習や評価をするのならデスクトップPCとなんら変わりません。
    .
  • 仮想PCソフトが成熟してきた。今やサーバからクライアントまで無くてはならない技術です。一台高性能なマシンがあれば複数の独立した仮想サーバを稼動できます。私も実稼動中のIAサーバ上で実働環境と評価環境を同時に実行させていろいろ試すことができるようになって、あまっているノートPCをわざわざ探す必要が無くなりました。
    .
  • 2.5型HDDがSSDに置き換わってきた。駆動系が無いので機械的な信頼性は向上しているとは思いますが、そもそもノートPCに最初から搭載されているSSDはサーバ向けでしょうか?  サーバ用のSSDとクライアント用のSSDは異なります
    .
  • バックライトの冷陰極管がLEDになった。インバータが無くなったので、以前よりバックライト切れは減った気がします。ただ液晶コントローラ故障は相変わらずです。
    .
  • NUCに代表される新しいPCのプラットフォームが出てきた。これは朗報でしょう。部品はノートPCと同じで24時間駆動を前提に作られているのか不明ですが、少なくともボード単体では機器への組み込みも考慮されているようなのでノートPCより丈夫だと思います。家庭内サーバーならまあまあ良いかと。
    .
    インテルのNUCは金属筐体でファンの清掃とSSDの選定を間違えなければサーバとして運用も比較的安全でしょう。リモート制御も考慮されているあたり考えてもソレ向けの設計だと思います。ただ今のところはサーバ専用NUCなんて無いので、RAIDやホットスワップなどの高信頼性機能が必要ならやはり専用のIAサーバを選定する必要があります。
    .
    スティックPCは、、どうなんでしょうね。AndroidのとIntel Compute Stickを試しましたがどちらもパフォーマンス的に微妙な感じ。また高負荷だと結構熱を持ってきてさらにパフォーマンスダウンします。またストレージの取り外しができず、トラブル時のデータサルベージはやりにくそう。
    .
  • タブレット型PCが台等してきた。これは超クセモノ。WindowsタブレットならノートPCと同じですし、オールインワン、なんちゃってUPS内蔵、普段使わないキーボードは付いていないし、ファンも付いてない。ノートPCはサーバに適してるなんておっしゃるお方にとっては、ある意味うってつけなマシーンでしょう。Androidでもサーバアプリが出てますしね。ソフトウェア的にはIAサーバと同じなんでしょうけど、物理的にはノートよりもっと条件が厳しくなっていますし、分解も不可。ストレージははんだ付け済み。そして電池はリチウムポリマーだっていうこと。長時間連続駆動による劣化でバッテリーが膨れたら基板やパネルが割れる可能性くらいは予想できるでょう。そして最悪の状況は発火。
    .
  • オサレノート
    MacBook、Ultrabookのように電池が交換できないノートPCも出てきました。ファンも無くて薄くて本棚の中でもサーバになれそう。これもリチウムポリマーが使われているものがあります。画面が大きいのとキーボードがついてるだけで構造的にはスマホと同じです。苦労して鯖化した後は放置するだけでハマグリ化するなんてちょっと素敵。2008年当時と比較してリチウムポリマー電池がかなり普及しました。リチウムイオン電池やリチウムポリマー電池って満充電や完全放電だとかなり急速に劣化するので、「余ってるUltrabookあったなー。よーしハッキングパパ、高性能ノートサーバーにしちゃうもんね。」とかやってると劣化したセルに負担がかかって膨らんだりするんですよ。※iPhoneが多いですがiPadでもMacBookでもハマグリ現象は発生してて、意識の高そうな複数のブログで紹介されちゃってます。
    .
  • ファイルやプリンタサーバ機能付きのブロードバンドルーターが増えた。格安品でなければUSB端子がついてて、USB-HDDなりプリンタをつなげば即ファイルサーバやプリンタサーバになるブロードバンドルーターが増えました。ノートPCでプリンタサーバ組めば壊れても気にならないしなんて仰ってる方はたいていの場合、これで間に合うんじゃないですか?  古ノートより消費電力も少ないと思います。もちろんデータのバックアップなんてノートだろうとルーターだろうとNASだろうと必要性は変わりませんが。
    .
  • プリンタサーバ内蔵の家庭用プリンタが増えた。ルーターと被ってる気もしますが、Googleなんかのクラウドプリントサービスが使えるのでかなり便利です。古ノートより消費電力も少ないと思いますよ。そもそも古ノートにLinux入れてごにょごにょするより圧倒的に楽です。
    .

リチウムポリマーの危険性の詳細は他に譲るとして、安全に制御されているはずの機器内蔵のリポバッテリーがパンパンに膨れたなんて枚挙にいとまがありません。リチウムイオン系の電池は劣化が進行すると内部で可燃性のガスが発生しますが、リチウムイオン電池の丈夫な金属外装と比較して、リチウムポリマー電池は外装がレトルトパウチなのでパンパンに膨らむ。私の古いRioのミュージックプレーヤーも膨らんで壊れてしまいました。あの膨れたレトルトパウチに穴が開けば可燃性のガスが噴き出します。※制御回路って電圧電流と温度くらいは見てても電池のふくらみは監視してくれないんですよね。

スマホの発火事象も多くは充電中に発生しています。リポバッテリー内蔵のタブレットやノートPCを24時間無人運用しようなどとは思わないことです。電池外しても前述の他の理由でおすすめはしません。機器はメンテのしやすさやメンテに割ける人手、あるいは故障したときのリスクやダウンタイムを考慮して選定すべきであって、あまってるノートPCがあればサーバ運営できるとは思わないほうが賢明です。

壊れて止まっても、データがロストしても困らない、トラブル時の手間もいとわない、そして 火災になっても平気ならばノートPCでもタブレットPCでもどうぞ。(突然無くなっても困らないサーバなんて最初から無くてもよいと思うけどね。) データが消えても、家が燃えても、困っても自己責任。壊すのが目的の実験でなければ、仕事でも遊びでも勉強でも危険は避けるべき。よく考えたうえで、それでもやりたいなら勝手にやってくださいって感じ。それでもノートでサーバが一番と信じて疑わず、家でも仕事でもってんなら、止めはしません。ご苦労さんなことですねぇ、って誉めてさしあげましょう。

なにもノートPCをサーバ構築の練習に使うなとか、2時間限定のウェブキャスティングのサーバにするなとか、ゲームしてる間だけのサーバにすんなとかそういうことを言ってるわけではなくて。ネット上ではノートPCで本格的なサーバを構築することを積極的にお勧めになられているお方もおみえですが、私はノートPCやタブレットを寝ている間や外出中も含めての24時間運用に使おうなどとは仕事用だろうと家庭用だろうとお勧めしないというだけです。デスクトップPCならまだともかく、ノートPCを24時間連続稼働のサーバに仕立てたりしようとせずに、普通のサーバ機かVPSの導入でも検討するほうがよいとは思います。

参考情報:
ノートPCをサーバーにして大惨事になった話
http://www.hotel-raj.si/category/not-server
VPSの比較のアフィリエイトだけど、こういうこともあるんですねぇ。私も国産の国民互換機ノートの電池が留守から帰ったとき沸騰(?)してるのを見つけて焦ったことがあります。ちなみにここでA8.netにアフィリンクするほど推し推しのVPSは、意見が無いわけではないんですが私も使ってますよ。

この手の話題自体は結構前からある。
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/mysv/1044272905/

特に自作PC系の掲示板でひとたび「PC燃えた」スレが立つと我も我もとレスが付いてきます。古いPCや手作りPCなんて言うに及ばず、デスクトップPCだって燃えるときは燃える。PCって電気ストーブ並みの500Wとか1000Wとかの電源積んでるんだから燃えたらそこそこ危険。まあ何度言っても「ノートPCをサーバにすると良い…」なんて無くならないフレーズなので、一度は痛い目に合わないとわからないようですね。

2015年春ごろ変更

もともとの記事を書いてからだいぶ情勢が変わってきたので書き直しました。ノートPCをサーバにするのはダメっていうのは変わらないんですが、タブレットPCのサーバ化はもっとダメ、絶対。て感じです。古い記事はこっちに移しときます。ノートPCをサーバにすることがよくない理由(旧版)

広告

ノートPCをサーバにすることがよくない理由” への35件のフィードバック

  1. 初めましてサーバーに興味がありいろいろ調べていた矢先あなたのブログを読ませていただきました。
    言われてみれば当たり前のことばかりで「いらないノートあるからサーバーにしてみようかな」と考えていた自分がはずかしいです。
    自宅サーバーが以前より手を付けやすくなった環境になったようで、始めてはみたもの「放置の不良自宅サーバー」が巷に多く存在するとの記事も読みました。
    しっかりしたハードで、なおかつ維持管理を継続して行えるだけの動機を確認出来たら始めようと思います。
    ありがとうございました。

  2. ジャンク扱いで手に入れた前世代ノートパソコンを(具体的に言うとVY13M RX-R)
    分解掃除、20GBのIDEにXP-PRO入れたので、外付けのUSB-HDDぶら下げて、
    ファイルサーバーにしようと目論んでます。

    ポイントとして
    ・専用にモニタ、キーボード、マウスを準備しなくていい
    ・場所を相対的に取らない
    ・画面は蓋を閉じたら自動で消えるので無問題
    ・元々こうやって利用しなきゃ産廃、
    だもんで壊れたとしてもそこまで痛くないとも言える
    ・バッテリーは最初からアテにしてない(既に30秒しかもたない)
    ・分散バックアップの1つなのでファイル破損が致命傷になりにくい
    (既に同じネットワーク上にNASがいる)
    ・個人用途なので好きな時に止めてメンテできる
    ・プリントサーバーは別にいるので不要
    って事でどうでしょう。

    問題は転送速度かもしれない。

    1. >さきちさん
      コメントありがとうございます。

      Windows XP SP3のサポート期限である2014年4月8日までで、壊れても困らないというのなら、まぁ、いいんではないでしょうか。
      外付けUSB-HDDなら初期設定では書き込みキャッシュがかからないので突然停電しても壊れる可能性が少ないのでデータ保管の場所としては良いかと思います。

      サポートが切れたら家庭内LANや社内LANであってもつなぐことは私はお勧めしないです。
      http://support.microsoft.com/lifecycle/?c2=1173

      ちなみに、ノートPCの画面は閉じたら消えますが、閉じてても壊れてしまったものを何台か見てきました。
      XP Proならリモートデスクトップが使えるので再インストールとかにならないのならば問題はないですね。

      1. ご返答ありがとうございます。

        前段階として予定に近い構成にしてネットワーク経由で他のマシンからアクセスして速度計測。
        5MB/Sec・・・あれ?

        今同じ用途に使っているデスクトップVAIOだと9MB/Sec。
        目糞鼻糞かもしれないけど、なんで半分程度?

        (VAIOはPen3搭載でSDRAM133を256MB。Win2000は流石に古過ぎでめったに起動させず、かつでかいのでこの機に引退させたい)
        スペック的に負けてないはずのノート側がACアダプタ駆動でも半分程度とは何ゆえ・・・
        いや使えなくはないですが。
        USB2.0制御チップがあまり早くないのか。XPだと2000より遅くなっちゃうのか。
        そもそもノートとして小型化するために、チップセットで何かしら制約があるのか。
        もうちょっと調べてみます。

        >再インストールとかにならないのならば問題はないですね。
        類似構成のPC-LL750ADがあるので、最悪そっちでインストールしなおして
        HDDだけ移植して本来の認証ID打ち込むという荒業も想定したり。

      2. 幾つかの環境で追試しました。
        100Baseのネットワーク経由で相手のHDDに書き込むだけの場合、8~9MB/Sec
        (USBを使ったネットアダプタだと1MBくらい落ちる)
        同上、USB-HDD相手で 6~6.5MB
        (同じくUSB-NETだと5MB。実は前回のはこれを指している)
        なお、とりたててノートだけ遅い訳ではない模様。

        市販の一万円程度のローエンドNASで 7.5~8MB
        会社用のファイルサーバーで6.5MB(たぶん経路が長い)

        だもんでワーストケースで5MB/Secが出たのは割と順当な気がしてきました。
        Core2Duoクラスのオンートを使いSATAの内蔵HDD相手ならば、もっと早いのかもしれませんが
        そこまでやると既に目的と違う。

        しかし件のVAIOだけ妙に早いですね・・・

  3. サーバにはノートって言う人は、ちょっとしたHPを公開したいなら昔使ってたらノートでも十分でしょ
    ってことで、別にそんな本気の用途はだれも考えてない。

    1. とっても古いエントリにわざわざコメントありがとうございます。

      うちの職場では複数の他部署でノートパソコンを本気でファイルサーバに仕立てバックアップが一つもない重要なファイルが吹っ飛んだ事故が何度かありましたが、何か?
      プリントサーバのことも別の職場で本当にあったことです。
      ノートPCで構成したアプリサーバが壊れたこともありましたねぇ。
      これはそういう実体験をもとに書いたエントリです。

      最近はちゃんとしたIAサーバをサーバルームに置いてRAIDもバックアップも構成してるのでファイルが吹っ飛ぶなんておバカなことはなくなりましたけどね。
      上書きや削除して壊すってのはいまだにありますがシャドゥコピーで割と復活できるので便利な環境になったものです。

  4. ノーパソは生産性のサーバーに使ってはいけないということでしたら、すごく賛成です
    しかし、ノーパソをサーバーに使うっていう人はただサーバーを遊びたいだけなのでは?

    1. ひとつ前のコメントに返信した内容と同じ。
      > 仕事と遊びをごっちゃにしている人もいる、ってことで。

      本文にも書いてあります。
      > ノートパソコンのハードが壊れやすいことをわかって、
      > フォールトトレランスを考慮しないサーバ構築の
      > 実験をやるのだったらかまわないですが、

      要するに、お勉強やお遊びでノートでサーバごっこをやる分には
      一向に構わないんです。

      本当は古いノートを無理無理つかってサーバ構築の実験をする
      より、エントリクラスでもいいから本物のサーバを入手して勉強
      するほうが実践的な技能がつくのは間違いないですが、世の中
      のすべてのサーバ管理者を志す方々すべてがそうはいかない
      から、個々の事情によっては古いノートでも使って練習してくだ
      さいっていうことです。

      ただし何度も繰り返しますが、その古いノートを実務に使うな!!
      と言いたいわけです。

      ノートサーバを実務に使って未然に防げるはずの事故を起こし
      たら、復旧に要した時間は本来かける必要の無い時間で経費
      (≒環境負荷)もかかるし、職場環境も人間関係も破壊されかね
      ないんですよ。

  5. 「古いノートを実務に使うな!!」というのは同じ意見です。

    ただ、自宅サーバーとしてなら使い方にもよりますが十分ではないかと思っています。
    うちは自鯖としてノート2台にFreeBSDをいれて10年以上運用していますが、
    途中で買い換えたりしている物の、HDDとファン以外、故障もなく動いています。
    バッテリーは取り外して、画面がオフ状態、サーキュレーターで軽く風を当てる
    掃除は月に1回程度、掃除機って感じです。

    無論重要データのバックアップは自動で取っていて、HDD故障時は即復旧しています。
    自分の経験上の熱対策をしていればそうそう壊れるものでもないという感じです。
    PC暦はPC98互換機の頃からありますが、ノートに限らず、通常のPCにしても
    電解コンデンサであったり壊れる時は壊れるのでどっちもどっちなきがします。
    修理はノートの方が手間がかかりますが。

    最近は小型サーバなど色々ありますが
    型落ちだと低価格、オールインワンの手軽さ、設置スペース、
    消費電力、代替品の入手しやすさで、今後も多分使い続けると思います。

    個人的には、ちょっとしたデータ供給、自動処理サーバとして
    ノートPCを利用していますが大変便利に使っています。

    どういう用途で使うか?リスク管理なども含めて、其の辺りがポイントかもしれません。
    頻繁にアクセスがあるようなファイルサーバや、WEBサーバとしては
    使い物にならないですが、うちのような使い方の延長だとちょっとした実務でも使えそうな気はします。

    1. こんにちは。
      サーバ云々以前に、ノートでFreeBSDはPAOまわりで苦労しましたね。
      今となっては過去の話ですが。

      私も壊れても困らない、直せる、そして手間と時間が惜しくないなら何でもいいと
      思ってます。

      職場でそういうことを理解せずに安易にノートPCサーバを立てて放置したあげく、
      業務が止まるだけならまだしも、データロストしたり機器を直せないような惨状を
      何度も見て、また壊れたものをなんとかしてと言われてきた経験からこの記事を
      書いたのです。

      私の自宅にはATOMのMiniITXの小型PCでDebianが動いています。
      埃もあまり吸わないので電源断での掃除は年に一回程です。
      小さい、静か、省電力で、冗長構成ではありませんが壊れても
      汎用品での替えがある安心感があります。
      まあ、仕事でこのままの構成で使いたいとは思いませんが。

  6. 私は個人的に小規模サイトを運営しています。
    私はノートPCサーバで運営をしているのですが、不具合が起きたことは一度もありません。中古windows7パソコン2台を2日ごとに休ませながら交代で使用し、メンテナンスを行っています。ノートPCサーバの危険性を承知の上で、休ませながら使用しています。
    なぜ私がノートPCにこだわるかというと、レンタルサーバーよりも自由度が圧倒的に高いからというのと、瞬間的な停電にも対応できるからです。
    ただ、さすがに48時間連続で稼働させ続けると寿命が縮むのも当然なので、バッテリーやCPUの交換もしています。(中古には変わりありませんが。)
    でも、やはり定期的にPCそのものの交換も考えたほうがいいのでしょうか。

    1. 不具合が一度も無いのは幸運ですね。

      私はこのエントリを書いてから現在までの5年間ほどで
      サーバのように使われていた3台か4台のノートPCとデスクトップ
      PC 2台の故障を見てきました。当然仕事で使われているものです。

      2台を短期間で交代させながら使うのはなかなか良い策ですね。
      自動化はされていると思いますが、データの同期が大変ではないでしょうか。

      定期的に交換すべきかどうかの判断は、システムの可用性と
      機器のMTBFがどうかを検討されてはいかがてしょうか。
      そもそもノートPCにMTBFは規定されていないでしょうが、
      IAサーバであっても交換は必要であると私は考えています。

      信頼性設計をする場合、いつかは故障するという前提なので
      機器が摩耗故障期に入る前に交換するのはごく普通のことです。
      おもちゃなら壊れるまで使って壊れたらおしまいですが。

      私の個人宅サーバはというと先日VPSに完全移行しました。
      コスト、信頼性、自由度そしてリスクのバランスを考えてVPSに
      対してノートPCサーバを積極的に薦める理由はありません。
      今のVPSは一昔前のCGI用レンサバとは比較にならないです。

      1. 丁寧な回答ありがとうございました。
        cgi-gamesに移管しようかと考えています。
        余ったPCは…データ用ですかね。

  7. 6年前に、購入4年くらいのノートパソコン(東芝Satellite J32)を使ってWindows2000Server組みました。
    いつ壊れてもおかしくないとおもいながら、2015年5月まで稼働してました。未だ全く壊れてませんが、
    今回Satellite B554の中古PCを購入してWindows2012R2サーバー(Hyper-VにてWindowsServer2008R2×2台)を
    稼働させバトンタッチしました。6年間、24時間稼働で使用しましたが、メンテナスもしてませんし、停電時UPSなんてものはなく、バッテリーも寿命なので、停電の時は普通に落ちてましたが、問題ありませんでした。ちなみに、職場は、パソコン200台強、職員200人弱です。

    1. 長生きの当たりノートPCもありますね。

      過去に私はWindows2000で電源が切れてデータがロストしたことが少なくとも二回あります。
      そのときは作成中のプログラムがほぼ完全に破壊されました。
      貴方のノートPCサーバが同じような事態にならなければ良いですね。
      大規模なサーバシステムを管理なさっているようなので、きっと問題は起こされない運用をなさっているのだとは思いますが、幸運をお祈りします。

      空調、UPS完備のサーバルームに設置されたサーバでも検収前や納品後一年以内にHDDやメモリやCPUなどが故障したなんてのも、いくつか見てきました。IAに限らずSPARCだって壊れました。機器の発火なども見たことがあります。
      IAサーバでなく、ノートPCでそのシステムが構成されていたら、そのシステムは壊れなかったでしょうか?あるいはIAサーバよりノートPCのほうが短い時間で復帰できたでしょうか?

      何年も持つノートがあるからといって、IAサーバだって壊れるからといって、いくつかの例を挙げたところでノートPCでいいとか結論は私にはできません。

      信頼性って結局確率とお金と手間の話に帰着するので、そのシステムを管理する人や決裁する人の判断にゆだねられるものですからね。

  8. 参考になりました。大変素晴らしい警告だと思います。
    「だったらそれでいいじゃん的な自称SIer」・・・すぐに顔が浮かんできます。
    何というか、エンジニアという肩書きを持って数年過ごしてるとそれだけで自信が付いちゃうような人々だと思うんです。
    それで、凄い人のマネをし始めるんですよね。凄い人は何やら、道具の使い方が違う。決断が早い。絶妙に手を抜く。
    その背景に膨大な知識や経験があって初めてそうしているのに、訳も分からずにマネをする。
    ・・・ちょっと話が逸れました。
    とにかく、ノートPCはサーバ用途に不適切。そういうふうに設計されていない。以上。なんですよね。
    そこに対して「うちは大丈夫だ」なんて言われても、「そりゃ大丈夫なように仕組んだら大丈夫になるでしょ」という話で。
    リスク承知の自己責任でやってる人にイチャモン付けに行こうなんて話ではないわけで。
    こういう具合で危険だから、リスク承知してない人、自分で責任取れない人は考え直してね、ということですよね。
    素晴らしいです。

    1. 手を抜く。全くその通りですね。
      無理して頑張って行う仕事、無理せず堅実に行う仕事、結果は一見ほぼ同じ。
      本当のプロならどっちを選ぶ? ってところでしょうか。
      システム構築に限らず、この手の選択ってどこにでもみられますが、
      そういう配慮のできない人は初心者はともかく経験者の中にも少なからず居る
      という認識と、それに対処するテクも必要だなって、最近思うようになりました。

      ちなみに私は今はシステム管理者でもSI屋でも何でもなくて「使う側」です。
      相手が知らないと思って適当にやってるエンジニアならまだましで、
      何が問題かすら分かってない場合もありますからねぇ。

  9. こういう記事を書くときは、例えば火災の危険性など語るならば、詳細なデータを出さないとダメですよ
    それこそ記事が単なる信憑性の無い遊びレベルで終わってしまうので

    1. そうですねダメですね。このサイト自体がアフィでも企業ブログでもなくてあくまで私個人のメモ書きとその内容に対する個人的な感想なので、これを元にどうするか、どう発展させるかはお読みいただいた方しだいです。パソコンでサーバをやめても結構、ノートサーバを貫くのも結構。
      検索するとすぐ分かることですが、平成27年度の消防庁統計によると総出火件数39,046件中、電気製品による火災は1,106件で全体の2.8%。電気製品とやらがすべてパソコンというわけではありませんが、電気製品を無人で24時間365日動かすことが決して安全ではないことが分かると思います。ましてや家庭用のパソコンはメーカーが連続稼働を推奨していません。

  10. ノート型のサーバーならGetacのX500serverがあるよ。 日本円で150~170万円ぐらい。 メモリーフル増設&HDDフル増設なら200万円超えるかも。

  11. うーん、そこまで言うのなら、「24時間運用の必要性って本当にあるの?」と思わなくもないですが。
    働き方改革とかそういう話と関係づけてもいいですけど。
    ATMの24時間365日運用のように、一見機械に任せきりのように見えて、ある日突然大きな負担が降ってかかる。とか。

    1. 修正前の記事では「それ本当に24時間必要ですか?」という趣旨の内容も含めてました。
      普通のPCでも週5日で1日10時間程度だと故障率もかなり下がるので起動タイマーとシャットダウンスケジュール組んでおくとかいう手もありますが、放置はどっちにしてもダメですねぇ。
      ATMなんかは中身はほぼPCそのものですが、裏でしょっちゅう手入れしてもらってるし、故障しても「隣」が動いてたりするのであまり問題にならない気はします。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中