商用電源を汚くして見る。

長たらしかったので オシロスコープで商用電源を直接測ってみる から分離。

オシロで電源の波形を見て「商用電源はこんなに汚かったんだ!!」なんて叫んでみたい人はこんな波形が見られると思ってるんでしょうか。

AcNoize1

これは電気掃除機のプラグを直接プローブしたもの。下のコンセントの写真で下側が掃除機につながるプラグ。掃除機を動かしヘッドのモータを回してやってようやくサインカーブの頂上が平らになってきたり、ヒゲがちょろっと見えるだけ。離れた部屋のコンセントではヒゲは見えなくなります。

AcNoize2

このヒゲがオーディオのノイズとして現れれば「ジー」って感じで聞こえると思いますが、この程度のノイズを吸収できないような機器は電源の能力が弱いってだけなんで、もっとまともな設計のものものに替えればいいんじゃないでしょうか。そうでなくともコンセントを別のところに移すだけでも低減されるし。

正直なところ、太っといケーブルに変えたら余計にノイズの影響を受けやすくなるだけかなと思った。

 

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ウィンドウスルーケーブルを分解してみた。

無線局免許状を返納してアンテナを下したから、不要になったウィンドウスルーケーブル(すきまケーブル)を分解してみた。

この手のケーブルは本来使い捨てなんだけど結構高価で長い間再利用していた。もうボロボロでラミネートも自然に剥離してたので手で割いたらほとんど分解完了だった。今はなきマルドルのWSC-50M、M-Jコネクタが両側に付いている50cmくらいの一般的なもの。今売ってるものだとコメットアンテナのCTC-50Mが近い構造だと思う。

WindwThrough1

ラミネートが剥離していない部分をニッパで切断。極細の同軸が見える。少し潰れた。

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ラミネートを剥がすと、銅箔シース付きスズメッキシールドのケーブルが現れた。1.0D相当くらいかな。ラミネートとの間はゴムっぽい充填剤のようなもので埋められている。ケーブルは硬くて中心導体は単芯に見える。同軸と平行に撚線のボンド線も走っている(一番右端の曲げてある線)。

WindwThrough3

これだけ細ければ減衰も止む無しだが、加工無しで施工できる手軽さには代えがたい存在、十分使った。捨てる。

 

図書カードNEXTの黒いところ

初めて知ったが、今どきの図書券は図書カードNEXTというものになっているらしい。

 

図書カードNEXT
http://www.toshocard.com/toshocard/next.html

富士通と凸版が開発に絡んでいるらしい。

図書カードが新しく「図書カードNEXT」へ
http://www.fujitsu.com/jp/group/fip/resources/news/press-releases/2016/0530.html

「QR コードには複製を防止する特殊加工が施されており、専用の読取り機のみで読取りが可能です。」

 

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裏面。真っ黒なところに何か仕掛けがあるって、もうね、いかにも隠してますよ、っていうのが。

QRコード生成の符号化をちょっといじれば「専用の読み取り機のみで」にすることくらいたやすいのに、この真っ黒なのを施すことにより、さらに「隠してますよ」っていうアピールになるっぽい。けん制も重要なセキュリティだし。横から普通のライトで照らすだけでもうっすら見えるけど、専用の読み取り機とやらがどうやってるのかは気になった。

で、こういうものはたぶん赤外線か紫外線だろうと思って、リモコンの赤外線で照らしたらやっぱり見えた。特別な機材は無いから暗闇でデジカメの露出時間長くして、露出中にテレビのリモコンの赤外LEDで照らしまくったら映った。

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隠したいところを 赤外線透過インキで覆ってるのね。

 

 

SATAケーブルを切ってみた。

マザーボードに付属しているようなSATAケーブルは太くて取り回しが悪い。値段は高いが細いSATAケーブルを買って交換するので太いのは要らない。捨てるので切って中を見てみた。

satacable

シールド平行対ケーブルが2組通っているだけ。中の線はかなり細い単芯のスズメッキ銅線っぽい。それが5D-FBの内側絶縁のようにふわふわした絶縁体に覆われて二本一組でアルミシースにまかれている。この細いふわふわした被覆の単線、オシロのプローブに使われている「高減衰同軸ケーブル」に似ている。端での反射の影響を抑えて歪を低減するためのものかな。非常にシンプル。今どきの高速伝送技術の一端を垣間見た気がした。

だがこのケーブルを他に流用できるような用途が見いだせない。捨てる。

 

SB-MIDIケーブル

今日の断捨離物。

sb-midi

SoundBlasterのジョイスティックコネクタに接続してMIDI-IN・OUTを追加するケーブル。RolandのSC-88ProPC-180なんかを接続してDTMごっこで遊んだ。レガシーISAでバカ長くてトラブルメーカーのSound Blaster 16に載っけていたWave Blasterに付属していた純正品なのでなんとなく今まで持ってたが、もう長い間使ってもいないので断捨離。(←ここで書いている製品名とキーワードで年代がバレる。)

ただの配線だけではなくて、フォトカプラが入っているらしいので、分解してみたい。でもネジ止めではなくて融着か接着されてるからカッターで切ってみた。

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必殺モールド固め。Optcoupler(日本ではフォトカプラて言う)のHP 1N638とセラコン221とか、トランジスタの後頭部が見える。ネットを探すと回路はいくらでも上がってるし、これ以上分解する気にならず廃棄処分。

他にも第一電波DIAMOND RH-777というこれも25年以上前の古いBNCハンディ機用144/430MHzアンテナも捨てた。現行の430MHz 1/2λのRH-771に長さや構造は近いが430MHz 1/4λ型のRH-707と同じ可倒部を持っていて結構便利だった。なぜ姉妹機種が現行なのにRH-777だけが廃番なのかがよくわからない。

マッチング部の中を見たくていろいろやったが分解できず、ヤスリで削り始めたらものすごくくさい臭いがしてきて耐え切れずあきらめた。もう製造後何十年もしてるし加熱もせずに削るだけでものすごい臭いがするプラスチックってどういう素材なんだろう。

 

 

Wires-Ⅱ終わってた。

いつの間にかWires-Ⅱ終わってた。日本でフォーンパッチが解禁されてから実用に供していたシステムとしては割と画期的で。メーカー主導であるあたりが若干残念ではあります。

メーカー主導なので、ノード局になるには専用のHRI-100という謎の箱を買ってきて指示される通りに常時ネット接続のパソコンと常時電源オンな無線機を繋ぎ、若干小難しい設定をルータやパソコンに施すとフォーンパッチのノード局の出来上がり。

このHRI-100と専用ソフトがどうも納得いかなくて常時運用は最初だけ。

2万円以上するお高いHRI-100はぶっちゃけPTT制御とDTMFデコードができるだけの箱で、AF周りはレベル調整だけしたらPCのサウンド機能に丸投げな感じのインターフェース箱。HRI-100の紹介をしてくださった方は「HRI-100が変換したVoIPデータをこのRS-232Cを通してPCにを送ってインターネットへ」なんて熱く語ってくださったもんだから、「ほんまかいなー、最近のアマチュアは進んでまんなー。」と思って聞き直してみたけどやっぱりシリアルIFに音声が乗ってるって説明されて、まんまとダマされた。実際のところ音声はPCのサウンドにアナログパススルーで、圧縮伸長はWindowsのGSMコーデックが行うという他力本願っぷり。RS-232Cに流れてるデータ覗いてみたら本当に簡単な感じで、まあこれくらいやったらこんなにたいそうな機械いらんしなー。とか思ったら若干冷めた。

そんで、Wires-Ⅱのノード用ソフト(クライアントでありながらサーバ的なソフト)、サービスが終わった今だから明かすとしてHTTPサーバ搭載で、ルータでWires-Ⅱ用に開けたポートを通して「外から」そのWires-ⅡノードにしているPCの「いろんな情報」を極めて簡単に覗くことができて仰天、卒倒。その後は知らないが、開設したときのバージョンはそんな状態だったので正直、非監視で無人で動かしておくのは開かれたアマチュアとはいえ正直勘弁。あまりよく覚えていないが、ノードのPCに対してなんらかの操作を行うこともできた気がする。

極めて否定的な一個人の感想になってしまったが、嫌いではない。Wires、D-STAR、EchoLinkどれも試みとしておもしろい。

ここから最後の仕事。

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さよなら。Wires-Ⅱ。

 

RF-B11のスケール

松下最後の短波ラジオ、RF-B11。よく聞こえるし、軽いし、電池長持ちで使いやすい。アナログ機ならではの軽快さはあるが、アナログ機ゆえの弱点もある。特に周波数表示のスケールが意味不明。

RFB11Panel

メーターバンド表記とか、NSBとかいうあたり昔のBCLラジオの雰囲気がなんとなく残ってて楽しいが、周波数表示はよくわからない。

例えば25mバンドの中ほどにある11.70の帯は11650~11733kHzで中央は11692kHz、11.80の帯は11760~11870kHzの範囲で中央が11805kHz。数字が書いてあるあたりが概ねその周波数だろうということは分かるが、そこに書かれた帯が何を意味するのかよくわからない。そもそも数字が書かれているところも5~20kHzくらいずれていてよくわからないし。

一番右に書かれているリニアスケールごとに受信周波数を書き出してみた。ディップメータの発振器が350kHz以下にできないのでLWは他の受信機でRF-B11の局発の信号を受信してその周波数を確認する方法で値を採った。(Frcv=Fvfo-455kHz)

RFB11Scale1

それをもとにリニアスケール1目盛りのスパン(kHz)を見てみると次の通り。

RFB11Scale2

SW部分のみをなんとなくグラフにしてみた。

RFB11Scale3

1目盛りが低い周波数側では20kHz(短波放送では4ステップ)なのに、高い側ではバンドごとに異なって60~160kHz(12~32ステップ)以上に過密になっていく。周波数直線バリコンを使ってないから仕方ないとはいえ、これでは周波数表示の目盛りを見てもどこを受信しているのかよく分からなくなって当然。ダイヤルを正面から親指で一回なぞると1目盛り動くのだけど、周波数の高い側では結構シビアなことになる。

確認しててもう一つ気づいたのは、SW各バンドとも低い側の周波数、特にバンドエッジ付近は特に1目盛りあたりの周波数が小さいにも関わらず分離が悪くなっていて受信するには不適だと分かった。だから低い周波数側には目盛りが記載されておらずバンド外扱いになっている。なかなかよく考えてあるわ。

アナログ機はバンド全体の雰囲気をざっと確認するのには適しているが、待ち受け受信などピンポイントで局を狙うのにはPLL式には敵わないとよく分かった。

安物のWLAN/WWANアンテナを分解してみた。

安物のWLAN、WWANアンテナを無駄に買ってしまった。miniPCIeのWiFiアダプタに接続するSMA変換ケーブルが欲しくて、ケーブルとアンテナのセットを買ったら、機器コネクタ側が合わなくてIPEX4というものだった。WiFiアダプタ側はU.FLで互換性は無い。ちなみにIPEXはI-PEXという会社の製品の仕様。

miniPCI、miniPCIeカードのコネクタはU.FLが多く、M.2カードのコネクタは少し小さいIPEX・MHFが多いんだそうで、以前はU.FLしか出回ってなかったが今は機器側コネクタをよく確認する必要がある。またアンテナ側コネクタもWLAN(WiFi/Bluetooth)はアンテナ側コンタクトがオスのSMA(スタンダードSMA)、WWAN(LTE/WiMAX)はアンテナ側コンタクトがメスのR-SMA(リバースタイプSMA)が多いらしい。でも逆パターンもあるし、明確には使い分けられてないっぽい。

今回買ったのは機器側がIPEX4、アンテナ側がスタンダードSMAだからM.2用WiFiアダプタに使う今どき仕様。本当はU.FL-SMAが欲しかったが、この仕様はすでに時代遅れになっている。で、代わりのU.FL対応の基板型アンテナを買ったから、アンテナそのものも要らなくなった。

650円だったし、捨てても惜しくないからさっそく分解してみることに。接着もされてないのでエレメント部のカバーを力任せに引っ張れば簡単に抜けた。

2-5ant.JPG

以前の短いスリーブアンテナ式のものと違って、多段ホイップ?になっていた。エレメントの長さは下段4.5cm、上段6cm弱、全長12cm。。ラジアルは二股になっていて3cm弱。最低の共振周波数は下段1.6GHz、上段1.2GHz、全長で0.62GHz。基本周波数ではなく、WLAN/WWAN帯域で考えると3.2GHz、2.4GHz、5GHz、6.4GHzあたりでも共振はするだろうが、いいかげんに作られてる感がハンパ無い。まあWiFiアンテナなんて、これでも十分なんだろう。

これだったらコネクタもハンディ機と同じスタンダードSMAだし、エレメントを付け替えてUHF受信専用アンテナに組み替えてあげるほうが良い気がした。

 

 

アナログオシロは終了しました。

以前から危惧していたが、ついに汎用のアナログオシロスコープが新品では手に入らなくなった。中古は豊富に出回っているので使おうと思えばいくらでも手に入るが、新品は学習用のものしか販売されていない。このスペックではアマ無線の変調モニタくらい(シャックの飾り)にしか使えない気がする。せめて20MHz以上の帯域と2現象と遅延掃引は欲しい。

MCP アナログオシロスコープ CQ5005 5MHz
https://www.mcpjapan.co/cq-series

秋月扱いのEZ-Digital 20MHzアナログ機もいつの間にかなくなってたし、テクシオとA&Dが100MHzの汎用を、岩通が1GHzの広帯域を最後まで作っていたがすべて販売終了。ショッピングサイトではA&Dの注文を受けているところもあるが専門の商社でないとドロップシッピングだから注文してもキャンセルだな。

仕事でもアナログオシロは使っていたが、今となっては高速な信号処理の前には必要の無いことなんだろう。当時はまだデジタルオシロがアナログオシロと共存していて、テクトロのアナログ200MHz機とデジタル2Gs/secのカラー表示な新鋭機を前に実時間サンプリングと等価サンプリングがごっちゃになっている上司と言い争って、自分の知識不足もあって「掃引1回分のデータだけじゃどうやっても等価サンプリングなんてできませんよ。」っていう言葉が出てこなかった想い出。

このブログでも管面をしばしば登場させているのはテクシオのCS-5400で100MHz 3現象 リードアウト付きのアナログオシロ。汎用アナログ機としては最終形態なので使えると(DPOを買うまでは)手放せない。今中古で買うと2万円前後。ディスクリート部品だけを使ってるわけではなくてたぶんマイコンやカスタムチップも使われてるはずだし、内部の回路もサービスマニュアルで公開されてないから、仮に壊れてメーカ修理ができなくなった時点で終了する。それを差し置いてもオートセットアップとリードアウトは手放せない。

このクラスだと汎用オシロとしてアマチュアが使うには十分すぎるスペックだが、今だと3万円で買える中華デジタルオシロのがストレージとかFFTとかいろいろと便利機能がついててそっちのが良く見えたりするかも。しかし安くて信号処理が不十分なデジタルオシロは「既知の信号を確認する装置」なんで手を出すといろいろ苦労しそうで手を出すかどうか迷う。

cs5400

 

FM受信用アンテナを作った。

何かに使うか捨てるかどうか迷っていた部品が目についたから、FM放送がいまいちなVR-500用にFM受信用アンテナを作ってみた。

屋内用TV受信アンテナから取り外したロッドアンテナ二本、整合器、ビニルコード、割り箸三本、粘着テープ、Fケーブル。はんだ付け不要。粘着テープは意味なく高価なポリイミドテープ

超だっさい。マジ小学生レベル工作。

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シャッキーン。1/2λ折り返しダイポール!!

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FM補完放送もバッチリ!!

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まじめな話、半波長ダイポールアンテナはエレメントの角度を180度で作るとインピーダンスが約75オームなので整合器は不要で75Ωの同軸ケーブルに直結できる。手元にあった整合器は平衡300Ω-不平衡75Ωのフィーダー-同軸変換なのでそれだと不整合。内部を組み替えて平衡75Ω-不平衡75Ωにするか、同軸直結にすると良いのだけど、せっかくの部品を生かしたいので、エレメントの両端をつないで折り返しダイポール(フォールデッドダイポール)にした。

折り返しダイポールはインピーダンスが約300Ωなのでこの整合器できちんと整合できる。普通のダイポールと比較すると利得は同じだが、周波数特性が広くて、ノイズも少ないし、安定して動作する。詳しくは第一級陸上無線技術士の参考書とかに載ってるのでそれ参照で。(一陸技なんてしょせんこの程度だ。)

IC-R3の付属ロッドアンテナだとノイズ交じりだったFM局も安定して受信できるようになった。