ウィンドウスルーケーブルを分解してみた。

無線局免許状を返納してアンテナを下したから、不要になったウィンドウスルーケーブル(すきまケーブル)を分解してみた。

この手のケーブルは本来使い捨てなんだけど結構高価で長い間再利用していた。もうボロボロでラミネートも自然に剥離してたので手で割いたらほとんど分解完了だった。今はなきマルドルのWSC-50M、M-Jコネクタが両側に付いている50cmくらいの一般的なもの。今売ってるものだとコメットアンテナのCTC-50Mが近い構造だと思う。

WindwThrough1

ラミネートが剥離していない部分をニッパで切断。極細の同軸が見える。少し潰れた。

WindwThrough2

ラミネートを剥がすと、銅箔シース付きスズメッキシールドのケーブルが現れた。1.0D相当くらいかな。ラミネートとの間はゴムっぽい充填剤のようなもので埋められている。ケーブルは硬くて中心導体は単芯に見える。同軸と平行に撚線のボンド線も走っている(一番右端の曲げてある線)。

WindwThrough3

これだけ細ければ減衰も止む無しだが、加工無しで施工できる手軽さには代えがたい存在、十分使った。捨てる。

 

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SB-MIDIケーブル

今日の断捨離物。

sb-midi

SoundBlasterのジョイスティックコネクタに接続してMIDI-IN・OUTを追加するケーブル。RolandのSC-88ProPC-180なんかを接続してDTMごっこで遊んだ。レガシーISAでバカ長くてトラブルメーカーのSound Blaster 16に載っけていたWave Blasterに付属していた純正品なのでなんとなく今まで持ってたが、もう長い間使ってもいないので断捨離。(←ここで書いている製品名とキーワードで年代がバレる。)

ただの配線だけではなくて、フォトカプラが入っているらしいので、分解してみたい。でもネジ止めではなくて融着か接着されてるからカッターで切ってみた。

IMG_4942

必殺モールド固め。Optcoupler(日本ではフォトカプラて言う)のHP 1N638とセラコン221とか、トランジスタの後頭部が見える。ネットを探すと回路はいくらでも上がってるし、これ以上分解する気にならず廃棄処分。

他にも第一電波DIAMOND RH-777というこれも25年以上前の古いBNCハンディ機用144/430MHzアンテナも捨てた。現行の430MHz 1/2λのRH-771に長さや構造は近いが430MHz 1/4λ型のRH-707と同じ可倒部を持っていて結構便利だった。なぜ姉妹機種が現行なのにRH-777だけが廃番なのかがよくわからない。

マッチング部の中を見たくていろいろやったが分解できず、ヤスリで削り始めたらものすごくくさい臭いがしてきて耐え切れずあきらめた。もう製造後何十年もしてるし加熱もせずに削るだけでものすごい臭いがするプラスチックってどういう素材なんだろう。

 

 

Wires-Ⅱ終わってた。

いつの間にかWires-Ⅱ終わってた。日本でフォーンパッチが解禁されてから実用に供していたシステムとしては割と画期的で。メーカー主導であるあたりが若干残念ではあります。

メーカー主導なので、ノード局になるには専用のHRI-100という謎の箱を買ってきて指示される通りに常時ネット接続のパソコンと常時電源オンな無線機を繋ぎ、若干小難しい設定をルータやパソコンに施すとフォーンパッチのノード局の出来上がり。

このHRI-100と専用ソフトがどうも納得いかなくて常時運用は最初だけ。

2万円以上するお高いHRI-100はぶっちゃけPTT制御とDTMFデコードができるだけの箱で、AF周りはレベル調整だけしたらPCのサウンド機能に丸投げな感じのインターフェース箱。HRI-100の紹介をしてくださった方は「HRI-100が変換したVoIPデータをこのRS-232Cを通してPCにを送ってインターネットへ」なんて熱く語ってくださったもんだから、「ほんまかいなー、最近のアマチュアは進んでまんなー。」と思って聞き直してみたけどやっぱりシリアルIFに音声が乗ってるって説明されて、まんまとダマされた。実際のところ音声はPCのサウンドにアナログパススルーで、圧縮伸長はWindowsのGSMコーデックが行うという他力本願っぷり。RS-232Cに流れてるデータ覗いてみたら本当に簡単な感じで、まあこれくらいやったらこんなにたいそうな機械いらんしなー。とか思ったら若干冷めた。

そんで、Wires-Ⅱのノード用ソフト(クライアントでありながらサーバ的なソフト)、サービスが終わった今だから明かすとしてHTTPサーバ搭載で、ルータでWires-Ⅱ用に開けたポートを通して「外から」そのWires-ⅡノードにしているPCの「いろんな情報」を極めて簡単に覗くことができて仰天、卒倒。その後は知らないが、開設したときのバージョンはそんな状態だったので正直、非監視で無人で動かしておくのは開かれたアマチュアとはいえ正直勘弁。あまりよく覚えていないが、ノードのPCに対してなんらかの操作を行うこともできた気がする。

極めて否定的な一個人の感想になってしまったが、嫌いではない。Wires、D-STAR、EchoLinkどれも試みとしておもしろい。

ここから最後の仕事。

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さよなら。Wires-Ⅱ。

 

RF-B11のスケール

松下最後の短波ラジオ、RF-B11。よく聞こえるし、軽いし、電池長持ちで使いやすい。アナログ機ならではの軽快さはあるが、アナログ機ゆえの弱点もある。特に周波数表示のスケールが意味不明。

RFB11Panel

メーターバンド表記とか、NSBとかいうあたり昔のBCLラジオの雰囲気がなんとなく残ってて楽しいが、周波数表示はよくわからない。

例えば25mバンドの中ほどにある11.70の帯は11650~11733kHzで中央は11692kHz、11.80の帯は11760~11870kHzの範囲で中央が11805kHz。数字が書いてあるあたりが概ねその周波数だろうということは分かるが、そこに書かれた帯が何を意味するのかよくわからない。そもそも数字が書かれているところも5~20kHzくらいずれていてよくわからないし。

一番右に書かれているリニアスケールごとに受信周波数を書き出してみた。ディップメータの発振器が350kHz以下にできないのでLWは他の受信機でRF-B11の局発の信号を受信してその周波数を確認する方法で値を採った。(Frcv=Fvfo-455kHz)

RFB11Scale1

それをもとにリニアスケール1目盛りのスパン(kHz)を見てみると次の通り。

RFB11Scale2

SW部分のみをなんとなくグラフにしてみた。

RFB11Scale3

1目盛りが低い周波数側では20kHz(短波放送では4ステップ)なのに、高い側ではバンドごとに異なって60~160kHz(12~32ステップ)以上に過密になっていく。周波数直線バリコンを使ってないから仕方ないとはいえ、これでは周波数表示の目盛りを見てもどこを受信しているのかよく分からなくなって当然。ダイヤルを正面から親指で一回なぞると1目盛り動くのだけど、周波数の高い側では結構シビアなことになる。

確認しててもう一つ気づいたのは、SW各バンドとも低い側の周波数、特にバンドエッジ付近は特に1目盛りあたりの周波数が小さいにも関わらず分離が悪くなっていて受信するには不適だと分かった。だから低い周波数側には目盛りが記載されておらずバンド外扱いになっている。なかなかよく考えてあるわ。

アナログ機はバンド全体の雰囲気をざっと確認するのには適しているが、待ち受け受信などピンポイントで局を狙うのにはPLL式には敵わないとよく分かった。

アマチュア無線局の廃止届は5分で完了

昨日この秋に捨てたものをメモしたが、その中のアマチュア無線局の廃止についての記録。

免許状申請時に作った総務省の電波利用 電子申請・届出システムLiteのアカウントあるので廃止届も同システムを使ってみる。いつもながら最後にアカウントを入れるという変則UIが気色悪いがWindows 10 の Edgeブラウザでも問題なく完了できた。

入口サイトに申請内容ごとに分かれたリンクがあるのでその中の「廃止届」をクリック。新しいウィンドウが開くので、新規入力で手もとにある免許状の内容を参考にして穴を埋めていく。内容確認後、アカウントを入れるとシステムに送信される。これが表示される。

これが表示されて、数分後メールが届く。

haishi

終わり。

届出なので出した時点で手続きは完了。これ以降コールサインは無効となる。電波利用料は前納しているから、おそらく何日かしたら還付の手続きが送られてくるんではないかと思われる。

4アマ試験でも「総務大臣は、免許人が正当な理由がないのに、無線局の運用を引き続き六箇月以上休止したときに、その免許を取り消すことができる」と出てくる基本的なこと。

使いもしない無線局はさっさと廃止してしまおう。

一週間ほどしたら電波利用料関係書類在中 総務省 重要 と書かれた封筒が届いた。こっちから申請書作成するだけでいいんだけど、600円やそこらに対しても定形書式と返送用封筒(送料は無し)を送ってくれるだけでも親切だと思う。

月が変わって振込通知が届いた。たかだか600円のことに、ご苦労さんなことですねぇ。

安物のWLAN/WWANアンテナを分解してみた。

安物のWLAN、WWANアンテナを無駄に買ってしまった。miniPCIeのWiFiアダプタに接続するSMA変換ケーブルが欲しくて、ケーブルとアンテナのセットを買ったら、機器コネクタ側が合わなくてIPEX4というものだった。WiFiアダプタ側はU.FLで互換性は無い。ちなみにIPEXはI-PEXという会社の製品の仕様。

miniPCI、miniPCIeカードのコネクタはU.FLが多く、M.2カードのコネクタは少し小さいIPEX・MHFが多いんだそうで、以前はU.FLしか出回ってなかったが今は機器側コネクタをよく確認する必要がある。またアンテナ側コネクタもWLAN(WiFi/Bluetooth)はアンテナ側コンタクトがオスのSMA(スタンダードSMA)、WWAN(LTE/WiMAX)はアンテナ側コンタクトがメスのR-SMA(リバースタイプSMA)が多いらしい。でも逆パターンもあるし、明確には使い分けられてないっぽい。

今回買ったのは機器側がIPEX4、アンテナ側がスタンダードSMAだからM.2用WiFiアダプタに使う今どき仕様。本当はU.FL-SMAが欲しかったが、この仕様はすでに時代遅れになっている。で、代わりのU.FL対応の基板型アンテナを買ったから、アンテナそのものも要らなくなった。

650円だったし、捨てても惜しくないからさっそく分解してみることに。接着もされてないのでエレメント部のカバーを力任せに引っ張れば簡単に抜けた。

2-5ant.JPG

以前の短いスリーブアンテナ式のものと違って、多段ホイップ?になっていた。エレメントの長さは下段4.5cm、上段6cm弱、全長12cm。。ラジアルは二股になっていて3cm弱。最低の共振周波数は下段1.6GHz、上段1.2GHz、全長で0.62GHz。基本周波数ではなく、WLAN/WWAN帯域で考えると3.2GHz、2.4GHz、5GHz、6.4GHzあたりでも共振はするだろうが、いいかげんに作られてる感がハンパ無い。まあWiFiアンテナなんて、これでも十分なんだろう。

これだったらコネクタもハンディ機と同じスタンダードSMAだし、エレメントを付け替えてUHF受信専用アンテナに組み替えてあげるほうが良い気がした。

 

 

FM受信用アンテナを作った。

何かに使うか捨てるかどうか迷っていた部品が目についたから、FM放送がいまいちなVR-500用にFM受信用アンテナを作ってみた。

屋内用TV受信アンテナから取り外したロッドアンテナ二本、整合器、ビニルコード、割り箸三本、粘着テープ、Fケーブル。はんだ付け不要。粘着テープは意味なく高価なポリイミドテープ

超だっさい。マジ小学生レベル工作。

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シャッキーン。1/2λ折り返しダイポール!!

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FM補完放送もバッチリ!!

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まじめな話、半波長ダイポールアンテナはエレメントの角度を180度で作るとインピーダンスが約75オームなので整合器は不要で75Ωの同軸ケーブルに直結できる。手元にあった整合器は平衡300Ω-不平衡75Ωのフィーダー-同軸変換なのでそれだと不整合。内部を組み替えて平衡75Ω-不平衡75Ωにするか、同軸直結にすると良いのだけど、せっかくの部品を生かしたいので、エレメントの両端をつないで折り返しダイポール(フォールデッドダイポール)にした。

折り返しダイポールはインピーダンスが約300Ωなのでこの整合器できちんと整合できる。普通のダイポールと比較すると利得は同じだが、周波数特性が広くて、ノイズも少ないし、安定して動作する。詳しくは第一級陸上無線技術士の参考書とかに載ってるのでそれ参照で。(一陸技なんてしょせんこの程度だ。)

IC-R3の付属ロッドアンテナだとノイズ交じりだったFM局も安定して受信できるようになった。

 

マルチバンドGPアンテナを分解してみた

もう何年も使っていなかったコメット GP-93 を捨てるので分解。

144/430/1200MHzトライバンドのGPアンテナでN接栓。1.8mくらいで継ぎ手が無くて、ラジアルも短いくて、取り回しが良い。根元のコネクタ付近にあるイモネジ1本を外すとスポッと抜けた。破壊するしかなかったHA-750Bとは大違い。

▼全体像。フェーズシフタがたくさんある。頂部の2割くらいは何も入らない。
GP93 (1)

▼ベースロード部分。3バンドの構成になっていることがなんとなく分かる。L字型のヒゲが出てて、これは1200MHzのコイルかな。
GP93 (2)

▼一番下の位相器。1200MHz用と430MHz用だと大きさでだいたい分かる。
GP93 (3)

▼中央付近の位相器。144MHzのための「Cフェーズ(取説の表記)」がある。位相器と違って2段にはならないから、動作としては試験にも出る短縮コンデンサと思われる。
GP93 (4)

▼ラジアル。17cm弱と短い。ちょうど430MHzの1/4λなので144MHzでは動作してないことになる。取り付けるマストに細かい指定は無いから、144MHzはノンラジアル動作。
GP93 (5)

1本もので継ぎ手が無いからそもそも分解する必要も無くて中を見たのは今回が初めて。だいたい予想できる構造で手堅くできてる。ただしエレメント全体がほとんどフェーズシフタでできてるようなもので、対象バンド以外は他バンドの折り返しで攪乱されるだろう。1200MHzは同軸ケーブルで作ったコーリニアのが高性能かも。144MHzはラジアル無し、延長型で実効長が長いとはいえ一段動作なので多段GPよりも水平面の利得はそれほど良くもないはず。

シングルやデュアルバンドのGPより性能がいまひとつな気がするのはこの構造のせいだろうなっていうのが見てよく分かった。やっぱりマルチバンドアンテナはお手軽だけど複雑だしシングルバンドに比べて性能はそれなりだってわかった。

 

中国国際放送と菊次郎の夏

最近夜によく入感する中国国際放送の英語放送5955kHzを聴いていたら久石譲の「菊次郎の夏」が流れてきた。

よく聞いてなかったが定時前後だったのでクレジットのBGMかなんかだと思うけど、英語放送だから日本向けでは無いと思うし、わかってて使ってるのかな。少し不思議な気がした。

さよならゲルマラジオ

断捨離メモ。いわゆるチラ裏。

ちゃんと作った初めてのラジオは捨てた。中学生のころかな、25年くらい前の作品だと思う。

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最初はごく普通のゲルマラジオ、次は倍電圧整流式、次はプラグインコイル式で短波も、場合によってはスロープ検波でFMも聞けた。最終的にホーマー1TRのデッドコピーで1石トラ検に落ち着いた。今は無いマンガン単五で軽く1年以上鳴り続けた。

最初のゲルマラジオをきちんと鳴らすのにも結構時間がかかった。クリスタルイヤホンが入手できなかったのと、当初はホーマーの2石ラジオから取り出したアンテナコイルが原因だったと思う。キット品ならともかく、集めた部品で組んだゲルマラジオが一発で鳴らなかった経験のある人もそれぞれ大したことない原因だと思うが、やってるときはそういう試行も面白かったりする。

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内部はレイアウトは考慮の余地ありで配線も1色だが込み入ってて自分ながらよく組んであると思う。十分役に立ったし、ずっと使ってないし、誰かに自慢する必要も無いので捨てることにした。

ホーマー1TRはオークションで恐縮するくらいの高値で売れたが、回路的に同一で義理の兄弟みたいなこの一点モノのラジオは誰も買ってはくれないだろうな。(現時点の出品、1TRの空箱だけでも値が付くという意味不明な状態。コレクターにならずに断捨離できてよかったわー。)