うちは逸般的な誤家庭だからMSボリュームライセンス契約でOffice永続版を使っている。
今のバージョンはOffice 2019 Professional Plus。最新版2021より、ひとつ前のバージョンになるがサポート期限は2025年10月14日で、まだまだ使える。というかOffice 2016 ProPlusにSAまで付けたものを計算づくで2016年ごろに買ったものだから使える間はきっちり使い倒したい。まだサブスクリプションのOffice365は使いたくない。
Office365は高すぎる。Office365はユーザーライセンスで日本国内では家庭内でも1人1ライセンスが必要。ネットにはOffice365 Familyなら家族5人で共有!などとリテラシー皆無で意識レベルの高い記事も見かけるが、西海岸で買ういつもの正規品は日本で使うとただの違法ソフトなんで自分だけは賢く得しようなんて考えないように。遵法精神を持つ善良な市民が、就学時~平均寿命の70年間を家族4人で使うとしたら正規の料金は今のところ12,984円×4人×70年=3,635,520円。高すぎる。一般的な家庭では欲に目がくらんだ外資企業にこんなにも費用を払うことを黙って受け入れているのだろうか。ボリュームライセンスの永続版ならマシンライセンスだから、家族共用のPC1台で使うなら1ライセンスだけで済むし、よく使う1人はもう1台に入れることもできる。これを1家族が70年間使うとしたら、Officeのサポート期間が7年だから70年で10回買うことになる。1ライセンス約70,000円×10回=700,000円。一般的な家庭でOffice365の最新機能をごりごり使う必要は無いわけで、それならマシンライセンスで永続版を使うほうが圧倒的に安い。恐るべしユーザーライセンスのサブスクリプション、まさに朝三暮四! ちなみに、アマゾンとかで売ってる一般向け永続版は、2台入れられるのに1ユーザーライセンスなんで要注意。
想像の上では、たぶんそういうことになる。
ところで、メインPCのOfficeの更新ができていないことに今日ようやく気付いた。以前のVL版OfficeはMSI形式だったからWindows Updateで自動的に更新されていたが、Office2019から一般向けと同じクイック実行形式に変更されてOfficeアプリ内から更新を実行する必要がある。Officeの更新はメニューでファイル→アカウント→更新オプション→今すぐ更新 でできるはずなのに、メインPCではなぜかエラーコード 30182-27 (3) とか出て失敗する。
メッセージでしばらくしてからやり直せと指示されたからバカ正直に何日も待ったのに一向に改善しない。メッセージ内にある詳細なヘルプへのリンクで情報を得ようとしたが、いつも通り訳の分からない内容。
Office の更新プログラムのエラーを修正する – Microsoft
なんで、”[ファイル]、[ アカウント]、[更新オプション] 一覧の [今すぐ更新] から更新プログラムをインストールするときにエラーが表示される場合” に対する回答が、”[ファイル] メニューの [アカウント] をクリック … [更新オプション] のドロップダウン リストにある [今すぐ更新] をクリック” になるのか問い詰めたい、小一時間問い詰めたい。今は再帰プログラミングをしたい気分じゃない。
問い詰めたところで時間の無駄だから、こうやったら更新できたという答えだけメモ。
このエラー30182-27 (3)は、インストール時にOffice 展開ツール (ODT)を使ってローカルに置いたインストールセットでインストールを完了しており、そのインストールセットが更新しようとした時点で見つからないと言っている。だから、ローカルのインストールセットか、Office 365 CDNを参照するODTでインストールを再度実行すれば最新版に更新される。
ODTでC2R版をインストールされたVL版Officeは、ODTのインストールセットを更新してからクライアントOfficeの更新を実行せよ、というのが正攻法。ただ、一般企業と違って逸般家庭のストレージには限りがあるためインストールセットはインストール後に削除している。
参考:買い切りOffice 2019 (VL版)を使ってみた。
今回やった手順。
1.ODTをダウンロード。すでに持ってたらそれでも良い。
2.ODTを実行して展開。すでに展開してあればそれでも良い。
3.展開して得られたファイルにあるサンプルのXMLをインストールしている環境に合わせて編集。
configuration-Office2019Enterprise.xml
<Configuration>
<Add OfficeClientEdition="64" Channel="PerpetualVL2019">
<Product ID="ProPlus2019Volume">
<Language ID="ja-jp" />
</Product>
</Add>
</Configuration>
XML編集のポイント
・製品名、ビット数(32/64)、言語(ja-jpとか)が合っていれば、インストール時の状態とは異なっていても良い。
・ローカルのインストールセットの保存場所を指定しなければOffice 365 CDN(インターネット)から直接ダウンロードする。(この動作を使う)
4.管理者モードのコマンドプロンプトでODTのsetup.exeを実行。
setup /configure configuration-Office2019Enterprise.xml
5.終わったらOfficeアプリ内のバージョン情報で更新を確認する。
更新完了。バージョン情報内の更新ボタンは出番が無い。
参考:
Office 2016 C2R および Office 2019 の更新履歴 – Microsoft