CAA-500 MarkⅡの出力を測定してみる。

便利なアンテナアナライザー COMET CAA-500 Mark Ⅱ

アンテナアナライザーって微弱な発信機から出した信号を自身のブリッジ回路に戻して測定する仕組みだから、アナライザーから電波が出ているはず。どのくらいの出力があるのかは知っておきたい。

アナライザの端子に100Ω抵抗を2本パラに接続。直流抵抗は49.6Ωだった。波形は下側が歪んでいるけど+側が0.304Vpkなので0.608Vp-pだと近似して、出力電圧は0.215Vrmsとする。第四級アマチュア無線技士なら出力を計算できるはずで…

P[W] = E[V] ^ 2 / R[Ω] = 0.215^2/49.6 = 0.000932[W]

0.932mWくらいになった。dBm表記だと-0.315dBm。約1mWって、結構大きくないかな? 出力は50MHzあたりでもさほど変わらなかった。いちいち測らなくてもメーカーのページにも「RF発振出力レベル:0dBm(1mW)」って書いてあるんでほぼ定格通り。

これをダイポールアンテナ利得2.14dBiに接続したときの距離3mでの電界強度を陸上無線技術士なら手計算できるはずだけど、面倒なのでここで計算したら…

97.1dBμV/m = 71610dBμV/m = 71.6dBmV/m

電波法上の著しく微弱な電波を利用した無線局は100MHz未満で500μV/m = 53.98dBμV/m なんでこれより140倍以上(43dB以上)とかなり大きい。

アンテナアナライザは電波法上「電波法施行規則第6条 免許を要しない無線局 第六条 三 標準電界発生器、ヘテロダイン周波数計その他の測定用小型発振器」に該当する装置なので微弱な無線局とは異なる扱いだが、それにしても微弱とはいえないほど強力な信号が出ていることには変わりがない。

CAA-500Mark2はNanoVNAや海外製のアナライザより出力は低いものの、アマバンドはいうに及ばずどの周波数でも使用には十分注意したい。

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