ATUのアースをどうしたらいいのかわからない-その3。

ATUのアースをどうしたらいいのかなんとなく分かってきた。

ATUのアースをどうしたらいいのかわからない。
ATUのアースをどうしたらいいのかわからない-その2。

屋外型ATUあるいはアンテナチューナーに開放端のロングワイヤーアンテナを直付けする場合で、チューナーに取り付けるアースについてはネットで調べると山のように情報が出てきて真偽の判定ができなかった。だいたいは上の2エントリでまとめたとおりで、「アースは重要」「アースをきちんとしないと飛ばない」「本数や面積があればあるほどよい」みたいな実にアマチュア的な体験を元に語られている。

結論から言うとアンテナチューナーにつなぐRFアースは極端には次の2パターン。

1.エレメント長が1/4λ+1/2λの整数倍 (電流給電、ローインビーダンス)
→ 完全な接地、十分な容量のカウンターポイズ、1/4λのラジアル線、カウンターになるエレメントのいずれかが必要。

2.エレメント長が1/2λの整数倍 (電圧給電、ハイインピーダンス)
→ RFアースは不要。アース側に何をつないでも関係ない。

1のパターンが基本形で多くの場合はこれをもとに語られている。グランドプレーンやダイポールと同じ状態。V/UHFハンディホイップアンテナでVSWR計ごと掴んでVSWRがなかなか下がらない安定しないと、いろいろ持ち方を変えて試した経験がある人は多いと思う。

2のパターンに言及しているものは少ない。ノンラジアルアンテナとして動作する状態。V/UHFだとノンラジアルなモービルアンテナが雑に設置してもVSWRがぴたっと下がって安定し便利だ。このタイプは根本に電圧給電にマッチングさせる回路が入っている。

特別パターンとして2の状態でチューナーの耐圧やマッチング範囲を超える場合はチューナー内部のアンテナ側回路に高電圧がかかって壊れかねないので、1/2λの整数倍では使うなと取説に書かれている。これによりATUでは1/2λの整数倍が忌み数になる。

実際には1と2の中間の状態で使うことになる。これが微妙で、ローインビーダンス側に寄っていればRFアースの影響を受けやすくなるし、ハイインピーダンス側に寄っていればRFアースの影響を受けにくくなる。この違いが分かってないと闇雲にラジアル線を増設したり、なんとなく金網や鉄板をつないで良くなった気分になったりする。


結局、2はアースの影響を受けないが、1はアースの影響を受けるため、ATUにはRFアースをつなぎましょう、そしてRFアースは完全に接地か地面ギリギリでカウンターポイズというのはできないことも多いから、1/4λラジアル線で等電位面をつくりましょう、というのが最適解になる。やっぱりラジアル線は要るやんていうオチではある。

電圧給電状態だと本当にRFアースの影響を受けないのか、次試してみよう。

ATUのアースをどうしたらいいのかわからない-その3。」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: の回想録

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