アンテナチューナーでロスは発生するのか

年が変わった。生活は特に変わらない。無駄遣いは代わり映えの無い生活に映えを与える。昨年は1㍋円に届く勢いでいろいろ浪費したからしばらくは節制が必要。

アンテナチューナーを使うのは無駄とか無理やりマッチングしているだけで意味が無いっていう意見を見かけるが、お金が大幅にロスした結果それが本当なのかようやく試せる環境になってきた。

コメットの手動チューナーCAT-300のアンテナ出力に50Ωと300Ωの抵抗負荷をつけてマッチングしているときの両端電圧の波形をオシロスコープで直接測定する。チューナー入力には信号源としてTRX-305を接続して最低出力で送信。

・50Ω負荷
電圧 19.8Vp-p = 実効値 7.00V
電力 0.98W

・300Ω負荷
電圧 48.9Vp-p = 実効値 17.29V
電力 0.99W

仮に50Ωの出力に300Ωのアンテナをチューナー無しで接続したらVSWRで6.0。「チューナーで無理やりマッチング」しているにふさわしい状態だけど、どちらも電力がほぼ同じになった。負荷の純抵抗はアンテナの等価回路で放射抵抗に相当する。これにかかる電力が同じということは、送信機の出力がロス無くアンテナにかかっていることになる。この状態ならアンテナチューナー内で熱に変わることもない。

リグ内蔵型アンテナチューナーのように出力に50Ω同軸ケーブルをつないでその先にアンマッチのアンテナを繋ぐのだと同軸とチューナー、同軸とアンテナの不整合点で反射が生じて熱損失になる、というのはよく言われるとおりだが、屋外型ATUのようにアンテナチューナーの出力に直接エレメントを接続する形態ならば、チューナーはアンテナのマッチングセクションにしかならないわけで、エレメント長がどうであれ同じ長さのモノポールアンテナやダイポールアンテナと同じ性能が得られる。チューナーを使って手抜きしても、エレメントから出ていく電力は減るわけではない。

試験でも出てくるし解説してくれてるサイトもたくさんあるのに実験しているのは見たことが無かったから、直接測れてすっきりした。

大金のロスに対して結果のマッチングがとれているかは疑わしい。

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