ELENCO エレンコの14石トランジスタ式のAM/FMラジオキットを買った。

AM/FM Radio Kit (Combo IC & Transistor) – AMFM108CK
https://www.elenco.com/product/amfm-radio-kitcombo-ic-transistor/

アメリカの会社の製品で、38ドル25セントのが国内では8,000~9,000円程度で売られている。いろいろ探して5,000円未満で売られているお店を見つけたので即注文。

今どきのラジオキットなんてアナログ、DSP程度の差はあっても大半IC化されてるし、80年代の国内の電子キットでもFMラジオはIC化されたものしか見たことがない。前にDSPラジオキットを作って完成させたが正直おもしろくなかった。制御CPUでプログラムするとか、SDRで復調も自分でやるとかなら面白いが今のところ気力が起きないし。

このキットはFM復調もトランスとトランジスタで検波するめずらしい構成。プリント基板なので組み立ては比較的簡単だけどAM、FMともスーパーヘテロダインで調整が必要。完全な調整とケーススタディのためにはAF発振器、RF発振器、オシロスコープ、デジタルマルチメータ(DMM)が必要だが、DMM以外は無くても調整できるよう放送波での調整法も説明されている。

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LM386でテストをするが最終的にトランスレスのトランジスタAFアンプに置き換えができる。

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裏面。パターンが広くて初心者でも簡単、と言いたいところだが熱が逃げてハンダがのりにくい。十分予熱が必要。しかも無鉛ハンダが付属してて、それを使うならある程度大容量のハンダゴテがあったほうが良さそう。取説にも注意書き有り。無鉛ハンダ用のコテ持ってないし、いつものを使いたくないから通常の有鉛ハンダを使った。

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取説は全部英語だがそこまで難しくはない。トランジスタのBCEの並びが日本の2SA、2SCとは異なってて若干混乱する。取付方向を間違ったりしながらなんとか完成。AMもFMも調整前の状態で小さいが音が出始めた。AMは調整するとすばらしい音量と音質で鳴った。FMは調整が不完全なのか少し音量が小さい気もするが普通に聞こえるようになった。FMバンドは88~108MHzに調整するようになっているが、未調整の状態だとコイルが密になっているのでおおよそ77~90MHzくらいで同調したから、コイルを巻きなおさなくても国内バンドで使えるようになった。その後76-90MHzにするために中間周波数を1MHz上げてIf=11.7MHzにして再調整したが音量が小さめなのは変わらず。

FMはコイルのまき直しと調整しないとダメな気がするものの、AMは歪も少ないし音量たっぷりでかなり良い感じ。ケースが無いのにホーマーやチェリーのラジオキットより音がいい。夜には近隣の大陸や半島の放送も余裕で入ってくる。김치는 정말 맛있어요! (キムチは本当においしいですよ!) みたいなこと言ってたからきっと韓国の放送なんだろう。

世の中的には組み立てキットでさえ専用のSDRチップで簡単組み立て、高性能!!みたいなのがウケがいいのかもしれない。中国製の電子キットなら市販のDSPラジオより安いし。他は回顧、高級志向でAM/SWなら真空管ラジオとかのキットもあったりするのに、バイポーラトランジスタのごく普通なスーパーラジオでAM/FMっていうのがまず見当たらない。最近よく出回ってる中国製の6~8石のAM専用ポケットラジオキットが安価で、質がいまいちとか、調整しにくいとか、指示通り組んでも発振するとかもはや動くかすら疑わしいが、素材としてはなかなか良いものだと思う。また試してみたい。

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