古のTiny BASICをggrksるととてもTiny BASICとはかけ離れてWindowsでHugeなMS-BASIC文法準拠のものが出てきて参ってしまうのだが・・・ 電子計算機歴史学的にはPalo Alto Tiny BASICやTexas Tiny BASICを起源とした簡易なBASIC文法をもつもののはず。Tiny BASICは特定の俺ソフトな固有名詞に使ったりせずBASIC language syntaxの一般称としてPublic DomainなReservedにしておいてほしい。(型は符号つき16ビット整数、変数は一文字、配列変数は@一種類というやつ。)

かなり前からTinyBASICには興味があってブルーバックスの「マイ・コンピュータをつかう」(安田寿明著)にTinyBASICが載っているということは知っていたが、最近ようやく古書で入手して読んでみたら、電大版Tiny BASICはオブジェクトコードのダンプリストのみでなおかつ御丁寧にも「著作権法にもとづき,・・・営利目的に使用することはできない。」などと今風に言えば上から目線な表現で注意書きが入っている。しかもすぐ後にテレビ番組のスタートレックを勝手に使ったであろうゲームを学生が移植したもののソースを掲載して。どうせこのスタートレック、エンタープライズ号も著作者に断りしてないんでしょう。当時の東京電機大学の先生方には自分の著作は保護されてしかるべきだが他人の著作は犯しても問題ないという古き良き時代の大らかさというジャイアニズムがあったのだろう。

それよりなにより幻滅したのはTinyBASIC本体のソースリストは掲載が無かった事。もっと知りたかったらブルーバックスなんて初心者向きのお安い本じゃなくって「半導体集積概論」のようなお高い書籍を自腹で買って勉強しろという崇高な教えなんだろう。この程度の逆アセンブルならどうということもないだろうが、アセンブラやCが使える環境ならスクラッチで作るほうが早いし、ラベルはおろかコメントも解説も無いオブジェクトコードだけなんてほとんど無価値。このシリーズは読み物程度だと理解したのでもはや興味も無い。こんなことをしているからずっとアメリカに先を越されっぱなしじゃないですか(同著マイ・コンピュータ入門を参照)。

実際のところTinyBASICは大学のアーカイブにあった非常に古いASCII 1979年8月号に東大版のリスティングが、翌号で解説付きのリスティングが、「マイコン手づくり塾」の巻末には電大版のリスティングがあったのを見つけて、最終的に本物の手づくり2ボード Z80 マイ・コンピュータで動いたので解決済み。手製の8080シミュレータを移植したiモード端末のiアプリでも動いたし。

ASCII197902.jpg

この資料を見つけたときは三流私大とはいえ、さすがは理系の教育機関だと思った。

今はARPANETいやインターネットでPALO ALTO TINY BASIC 1.0だって瞬時に入手できる。他の各種版も。

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ASCII 1979年8月号 より Tiny BASIC” への1件のフィードバック

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