変更申請2016

古くて邪魔な無線機をひととおり処分して、新技適対応のハンディ機一台への変更申請が完了。

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変更前は1.9M~1200Mまでいろいろ出せたけど、今回は超シンプル。

古いアマチュア無線機が新スプリアスに対応できるかどうかとか、どうやったら対応できるかとか思案するくらいなら、さっさと新規格のものに買い替えて古いのは押入れにでもしまっておくほうが安心だ。それに80年~のマイコン制御なリグなんて、さして保存して維持する必要も無い。

 

街頭のモスキート音

何年かぶりに名古屋に行ったら、名駅地下街に接続する地下道付近で突然「キュキュキュキュ…」という音。本能的に耳を覆ったが、すぐ後から続いて頭痛が。これが噂に聞く都会でよくあるモスキート音の若者撃退機というやつか。若者共というものは現代日本においてネズミと同一のシステムで駆除されるのか。

音圧の調整くらいできそうなもんだけど、設置する人は聞こえないのかな。ここまで気持ちが悪くなるものだとは思わなかった。これが1kHzくらいの音だったらとんでもなく大きな音なんだろうなと感じた。

 

単一NiMH電池 を分解してみた

Panasonic HHR-1NPS 単1形ニッケル水素電池(NiMH充電池)を分解。

かなり前に買ったもので現在は廃品種。単一サイズにしては軽いことと、同一シリーズの単二形と同一容量のmin.2800mAhという仕様が当初から気になっていた。おそらく同一仕様のセルをスペーサで水増ししているのだろうと。分解・改造するなと警告されているがバラす。今回も破壊モードで分解。

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はい。百聞は一見に如かず、特に言うことも無いですね。まあ、ビニル外装をはがしてもさしあたっての危険が無いあたりは評価できるかも。サブCセル電池にスポット溶接した+キャップと-スペーサ、それと幅調整のプラ製スペーサが被せてあってブリキ外装で固定している構造でした。これ一個あたり結構高かったのになぁ。

乾電池の老舗、松下ですら単一サイズ二次電池なんて小型のセル+スペーサで実用上問題ないと判断して製品にしているのだろう。20年以上前のパナニカ電池(NiCd)は分解はしたことないけど、おそらく水増しタイプだったのだと思う。ましてや今時の単三NiMHだと低自己放電タイプでも2500mAh以上はあるわけだし、単一単二は対応の急速充電ができない標準充電器を買わないとだめなので、単三+スペーサのがいろいろ融通が利いていいかも。

ちなみに現在は松下製品になっている単一型エネループも内部は単三形の組み電池+ポリスイッチになっているそうです。単一型が5700mAhなので単三型エネループ 1900mAhが3本、単二型が3000mAhなので単四型 4本ってことでしょうか。一部掲示板で単一(たんいち)の単一(たんいつ)セルを作らないのは手抜きだとか言われてるけど、006P電池だって単6電池が6本入ってたりするので、組電池の一種と考えればとりたてて騒ぐようなことでもないですね。

無線局の変更申請

無線機類の処分と入れ替えと申請が完了。JARL・JARD認定機、旧スプリアス技適機、自作扱い機、旧技適の特小機、認定機や旧技適の合法CB、旧規格の微弱無線なおもちゃトランシーバー(※今は使っちゃダメ!) はすべて処分して新スプリアス対応のハンディ機一台になった。気が向けば新型のオールモード機でも導入するつもりだが今はハンディ機一台で、学生時代に開局したように初心に返ってみる。使ってみて驚いたのが比較的新しいFT-60、最初に買ったFT-728の操作体系と似ているところが多い。

数年前にアカウントを作ってあった電子申請届出システムLiteで変更申請しようと思ったら、パスワードが違うとか言ってくるの。何が悪いって、前回パスワード変更の操作をしたときに「エラーが発生しました」とか出てきたと思ったら初期パスも変更後パスも通らなくなってそれ以降放置。いろいろ附属装置もつけるし面倒なんで書面で申請した。今回は技適機一台なんで明らかに電子申請が楽。今週になってようやくパスの初期化を申請したらハガキがやっと届いた。

申請自体は書きかけなどをローカルのファイルに保存するということと、最後にログインするという若干意味不明なシステムであることと、サポート対象外のMicrosoft Edgeブラウザを使うと途中でおかしくなって入力した内容がオジャンになるということ以外は、超簡単なんで新しい機械を買っても変更申請・変更届を出さずに使うような不届き者には割と良いかもしれない。

まあアマチュア無線も運用の頻度がかなり下がっているので、廃局にしてもいいんだけど。

 

オシロスコープで商用電源を直接測ってみる

オシロスコープで商用電源を直接測ってみたい。でもフローティングプローブができるような高級なオシロも高圧差動プローブも持ってないので普通の受動プローブを使って測定してみることに。

普段弱電しか測定しない機器を商用に直接接続するのは結構怖いと思います。で、いつものようにヤフー知恵袋とかで聞くと電圧が高いから壊れるだの、できないから絶縁トランス使えだの適当なこと書かれて脅されます。本当ですか~???

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10119443955
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1142176236
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa194339.html

※正しい事を書いてくれているところもそれなりにありますが、質問しているような人には判断できないと思う。中途半端な知識でオシロの電源か入力を絶縁トランスで浮かせればオッケーとか思ってるんじゃないかな。入力側に絶縁トランスを使ったってフローティング状態なら大地間で電圧が発生するのでオーディオマニア御用達の1:1トランスとかだと大地間の電位差で普通に感電しますよ。絶縁トランスで二次側を浮かせて使っているときに二次側で感電しても一次側の漏電ブレーカは落ちてくれないので、漏電ブレーカを落とさないという目的は達成できるでしょうが、はっきりいって危険。運悪く死ぬかもね。そんな危険なこと「一般的には」などとドヤ顔決めてコメントするものじゃないよ。

インターネッツの嘘臭い情報は無視するとして、どうやるのかというと非常に簡単で、プローブをコンセントの一方に当てるだけ。ただしプローブのグランドは理由なくどこにも繋がないこと

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雑っっ!!

撮影がいまいちですが、ほぼ60Hzの若干歪んでるがまあまあきれいな正弦波が見えました。電圧も289Vp-p、つまり交流電圧で102Vと理屈通り。(最大値=実効値×√2、ピークトゥピーク電圧=最大値×2)

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実際のところオシロスコープの入力端子を見ると、この機器の場合CH1、CH2はMAX 400Vpと書いてあるしプローブも10:1なので「交流100Vの入力なんてぜんぜん余裕」なわけですよ。針式テスタなんかレンジを間違えれば即破損か運が良くてもヒューズ切れだけど、オシロでは最大定格未満ならレンジがどうであれ、まず壊れたりしません。以前作った市販キットの真空管プリアンプの出力だって80Vくらいあって、当然分圧などせずにそのまま調整してましたし、正しく使ってればわずかAC100V程度の入力で今時のオシロが壊れるわけないです。

※耐圧について訂正
取説によると最大入力電圧は1kHz以下で800Vp-p。実効値ならAC283Vまで直接突っ込んでもいい。標準装備は10:1プローブだからAC2800Vまでいけるが、実際にはプローブの耐圧のが低くて600Vp(1kHz以下) なので単純な交流なら425Vが上限。商用電源は言うに及ばず、真空管アンプのB電源くらいなら直接プローブしてもいいくらい。AC100Vなど怖れるに足らない。

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うちはずるいキュレーションメディアではないので、他所のサイトに任せず自分で図を描いてみた。オシロってのはだいたいこんな感じの構成になっているはず。デジタルオシロならCRTのとこがA/Dとメモリになります。FG(フレームグラウンド)や3ピン電源コンセントのアースをきちんととってれば、どうやってもFGに電圧がかかることは無いし、何かあってもACラインの漏電ブレーカが断になる。

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でも電源コンセントのアースとか、FGの大地アースとかちゃんと取らずに使ってると、こうなる。

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今日は追試してみました。今度はCH1、CH2の両方を使ってフローティングプローブに挑戦です。次の写真では右側がCH1、左側がCH2。アースリードは両方を接続して空中に居ます。

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次の通り。前回の測定結果と違いますね。実はこれ非常に危険な状態です。オシロ本体の大地アースを取らずに測定しています。CH1、CH2が逆相になっており137Vp-p、線間では274Vp-pとなり、結果としてCH1、CH2を合成すると97.1Vの交流となります。写真では非表示になっていますが、CH1+(INV CH2)のADD表示をオンにすると274Vp-pの差動電圧を観測できます。このとき、オシロのきょう体と大地間の電圧をデジタルテスタで測るとAC52Vを指しました。死ぬ覚悟でGND端子を触るとピリピリします。

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次はGND端子を大地アースに接続したところ。CH2が0Vになり、CH1が289Vp-pで振れています。オシロのきょう体は接地されているので当然0V。GND端子を触っても何も感じません。これはCH2側のコンセントの端子がコールド側(アース側)になっているためで、このときCH2側にグランド線を接続しても理屈の上では何も問題は無いことになります。なお、2つの状態でどうして電圧が違うのかは検討に値すると思います。

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(疑似)フローティング測定ではオシロとACラインの関係はこんな感じ。演算部( CRT手前の(+)のところ)の速度が遅い機種だとRFでは使えない場合もあります。

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さすがザ・インターネッツだけあってもっといい説明をテクトロニクス様がおこなってくれてます。マイナビニュースにも同じ内容のものが掲載されています。これを理解できるまでは、この測定は試さないほうが身のためだと思います。

オーディオマニヤ様やオシロ買ったでさっそく自慢する的なブログなんかで電源の波形を見て「商用電源はすごく歪んでてきれいな正弦波じゃない!やっぱりノイズまみれなんだ!!」なんて言って写真あげてるの見ると、オシロのFGもとらずに抵抗入れてみたり、絶縁トランス入れてみたり工夫はしてるんだけど、測定方法に問題があって外来ノイズが混入してたり余計なものが混ざって歪んでるっぽいのがちらほら見られます。当然うちの測定点付近にもパソコン、インバータエアコン、数々スイッチング電源がつながっている状態で、60Hzに非同期で発生しているノイズはあると思いますが、そこまでひどい波形ではないですよね。インテン最大で確認しましたがヒゲとかも出てなかったです。

プロービングで失敗しないためのオシロスコープ応用講座 → http://jp.tek.com/document/1125977

マイナビニュースだとこのへん。注意しないと命にかかわるぞ!! – 高電圧プローブ → http://news.mynavi.jp/series/oscilloscope2/006/

ポイントとしては、オシロのGND(きょう体)は大地アースされるべきもの、複数ある測定端子のGND側はすべてきょう体に接続されている、測定端子の入力(センター)は浮いている状態で、測定端子ときょう体(=GND)間の抵抗は数MΩ~数十MΩで耐圧は周波数が低ければ数百ボルトまでOK。きょう体の電位=測定端子のGNDを浮かせて使うのは、測定結果が不安定になるし、被測定回路に有害な電圧がかかったり、測定者にも危険が及ぶ場合があって、やってしまいがちだけど、とにかく危ないので止めましょう、ということです。これが分かっていればAC商用ラインの測定だって何の問題もありません。

こんなことは、オシロ付属の取説 (CS5400のが無くなったのでGOS6103Cに変更。接地の注意はあるが、フローティング測定の記述が無い。P18を見ると垂直軸ADDとCH2 INVの機能はある。)の一番最初にすら書いてあることで、本当は知っててアタリマエ。本章に入る前の、ご注意レベルなわけです。ちなみにこのオシロ本体に貼ってある注意書きシールにもGNDと接地のことが書いてありますよ。

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似たような理由で動いている回路にハンダごて当てるのも止めましょうね。昔々のESD対策してないハンダごてと真空管で工作してるんだったらともかく、今時の静電気やリーク電流で即死もしくは劣化するようなディバイスを今時の絶縁されてないハンダごてで稼働中にいじくりまわしたらどうなるかくらいは理解してたほうが余計な苦労をしなくていいと思います。

 

HFブロードバンドアンテナを分解してみた

コメットアンテナから出ているHFブロードバンドアンテナHA-750B。7MHz帯から50MHz帯までの送信をこの一本だけで無調整かつノンラジアルにカバー。で、使ったことある人は分かるはずですが、設置が超簡単、整合もリグ内蔵チューナーだけで十分、受信もそこそこ、でも飛ばないアンテナとして有名。私もワイヤーの1/2波長ダイポールを設置してからは使っていません。給電部が頑丈にできていて簡単に開けられないので、どういう仕組みなのか以前から気になっていました。

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この手のアンテナのしくみを調べようとしたら、海外でわずかに G8JNJ氏 と、VK5ZE氏 の情報を見つけたくらい。いずれも最初期に出た固定用のコメットCHA-250Bの解析のようです。国内では少なくともCQハムラジオ別冊2007年9月号でJJ1GRK高木OMが23ページにもわたって詳細に考察されているのを知っていますが、市販のブロードバンドアンテナの内部写真は無く、なぜかレントゲン写真の影と推定図にとどまっています。

ここまで構造の情報が少ないのは何かの陰謀でしょうか。この手の短波用ブロードバンドアンテナ(BBアンテナ)は10年くらい前から継続して販売されているのに、BBアンテナ給電部の分解写真はggrksでも先ほどのG8JNJ氏のサイトとそこから引用してる個人ブログが見つかるくらいです。私が持っているコメットのHA-750Bはこのジャンルのモービルアンテナとして先駆者だったと記憶していますが、やっぱり飛ばないアンテナは要らないし断捨離したいのでオークションにでも出そうと思ったら中古でも1万円~2万円近くと割といい値段で落札されてるようです。きっとこの魔法のようなアンテナを誰しも一度は使ってみたいのでしょう。そして使ってみたらさっさと手放したくなるでしょうね。このさいお金に化けてもらおうかと心が揺らぎましたが、技術的興味と未だ見ぬ2万円とを天秤にかけて3日間考えたあげく、分解してみることに。

フィンがある部分より下のところはフィンにネジ山が切ってあって、MPコネクタがある金具がねじ込まれてるんだけど接着剤も流されていて簡単には外れないし、マッチング部も接着剤で固定されているのでねじって外せたところで接続部から壊れる。逆にエレメントがつく上部は一個イモネジが見えてるんだけどそれを緩めたところで何も起こらない。構造はわからないけど上部はフィン側にはネジなしで差し込まれた状態で接着剤を使って固定しているっぽいのでここも簡単には外れない。もともと発熱する部分なのでドライヤーで熱したくらいでは接着剤も緩まないだろう。結局どうやっても破壊モードで分解する必要がある。

うちには金属パイプをすぱっと切れるような電動工具も無いし、どうせ捨てる機材に金はかけられないので近所のDIY店で一番安い金ノコとオイルを買ってきて、給電部とごりごり1時間格闘して切断。あああ、2万円あったら新しい○○が買えたのになあ…

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ついに姿を現したご本尊。大きい○状のものは薄いファイバーのパイプ。コアを押さえて固定するためのものです。給電部の内側とフェライトコアが軽く接着してあり動かないようになっています。給電部は放熱のためフィンになっていますが熱的にはあまり結合していないようです。給電部の下部に穴は開いていますが上部は閉塞しているため熱はこもります。なお切断箇所はフィンの端から1.5cmくらいは離さないと前後の金具部分に当たります。

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ご開帳。内部構造は前述の海外サイトに載っていたCHA-250のそれとほぼ同じです。違うところはフェライトコアの間にテフロン製のスペーサーが入っていることと、エレメントに向かうケーブルにフェライトコアが一個挿入されているところ。

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このHA-750Bの分解写真、国内サイトでは初めてなんじゃないでしょうか。とりあえずわかりやすいよう絵にしてみました。※図中のスペーサはタイトではなくテフロンが正解です。

HA-750B図面

これを見るとCQ誌別冊の高木OMの考察にほぼ近いことがわかります。実際のところ載っている推定構造とは違いますがよくぞここまでという感銘を受けます。ただ推測に基づく記事なので実際のHA-750の動作とは少し違うように見受けられる部分はあります。

この構造をよく見ると、基本的にはオートトランスのマッチング回路です。一次側の電流がかかる部分は真鍮パイプになっています。動作がよくわからないとしてもとにかく50Ωを4~9倍のインピーダンスに整合させているのは間違いないので、出力に400Ωの無誘導負荷を接続したとき、電圧比は実測で低い周波数では1:4.5程度、高い周波数では1:0.3程度になっていました。またパイプ間の静電容量は実測で12pF、シールドケース込みで25pFくらいでした。私はこの二つのトランスが静電結合してるんじゃないかと思ってましたが違うようです。やっぱりよくわかりません。

二次側はHIV線(撚り線ビニール被覆)で一次側に対しては逆相になるように巻かれており、巻き線比は1:3(真鍮パイプが一次側、HIV線が二本が二次側となる)、インピーダンス比では1:9となると思われます。これがなぜブロードな特性になるのかというと、CQ別冊の解説によると、反射波はオートトランスの反対側から逆流してくるのに対して、リグがつながる1次側と9倍も違うインピーダンスによってミスマッチになり、結果として1次側には反射波による電圧が励起しにくい、というものだそうです(CQ別冊ではこのマッチング部に方向性があるような書き方をしてありますが私には理解できません)。また意図的にトランスの効率が下げてあってフェライトコアで熱として消費するようになってるようです。ただし完全な方向性結合器(アイソレータ)では無いので、反射波と同じように受信波もおそらくリグに入りにくいはずで、受信なら高感度で使えるというのは若干微妙です。なおエレメントに向かう折り返し部分は高木OMによるとチョークになっているので高い周波数領域では抵抗になってVSWRの低下に一役買うようです。当然出力は低下するはずです。エレメント直前のフェライトも同じ目的だと思われます。→実測でエレメント側のチョーク特性は-3dB@50MHz、-6dB@70MHzってとこで予想通りですが、折り返しに関してはあまりチョークの効果はみられませんでした。内部写真をクリックして高解像度でよく見てもらうと分かるんですが上の1こに対して、下の6こはコアの粒子が荒い感じに見えます。コアの種類が違う証拠です。

メーカーの説明によると「ブロードバンドアンテナは各エレメントに共振しない進行波型の為、フルサイズダイポールと比較した場合、-6~-10db程度劣ります。」と書かれています。単純に送受信とも10dB減衰してると考えると、受信ではSメーターで2くらい少ないだけですから気にならないといえばそうかもしれません。送信では-10dBならば120W入れても12Wぶんしかエレメントからは出ていかないってことなので、あれあれって感じですね。エレメントの影響が入力側からも分かる通りマッチング部も完璧なアイソレータになってるわけでもありません。まあ戻りの電圧が1/10に抑えられるならばそれだけでVSWRは1.9になるわけなんで、実用域って言ってしまえばそうかも。

ついでにローディングコイル部も収縮チューブを外してみた。0.7mmΦのポリウレタン線、16mmΦのFRPパイプに254(253?)ターン。この導線、耐入力120Wのアンテナのローディングコイルにしては細いし間隔が密だなって思います。進行波型アンテナとは言っていますが、エレメントに限って言えば解放端なので反射波は発生しているし、VSWRが立っているはず(おそらく7MHz帯が基本共振周波数)なので周波数と位置によっては電圧腹になる場所もあるはずです。給電部で電力をロスすることが前提だとすると、エレメントにかかる電力は入力よりだいぶ少ないと見積もるのが妥当なんでしょうか。FRP管も割って内部を覗いたんですが特に何もなく空芯。トラップや移相器なども無いです。広告では進行波型アンテナと言っていますがこれは入力端子から見た話であって、取説のVSWR特性を見ると7MHz、25MHz、40MHz、50MHz付近で特性が急峻に変化している部分があることから、エレメント単体はおそらく共振周波数が存在していますし(ほんとうの進行波型アンテナは抵抗などで終端して反射波が発生しないようにする)。なのでエレメント部は特にこれといったしかけも無くて単にセンターロードというか短縮型ホイップ。

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ここまで分解してコメットのHFブロードバンドアンテナはエレメント付きダミーロードや未知なる魔法のアンテナではなく、短縮型ホイップに反射波を吸収するため結合ロスが大きくなるようにした何等かのマッチング回路を組み合わせたものだとわかりました。しかし、超お手軽という以外は無調整アンテナで横着せずに、チューナー+ワイヤーのがまだ良いかもですね。

Office言語パックを追加してみた

Office2010のLanguage Pack を買おうとしたときは、すでに2013推しで、Office2010用は正攻法では買えず観念してマイクロソフトに聞いた。さっき見たら2010用はすでに廃止で、Office2013用も雲行きが怪しいので今のうちに買っておくことにした。

そんなに大げさなことでもなく、MSストアで欲しい言語を選んでカートに追加して決済するだけ。あとはいつでもダウンロードできるようになるのでOfficeが入っているPCにインストールできます。あたりまえだが言語を選ぶときは、使いたい言語を選ぶこと。現在のインターフェースの言語を選ばないように。

Newっていうあたり、ちょっと意識高い感じがしません? はい、しないですね。

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今後パソコンが無い家庭は増えるか

パソコンが一般家庭に普及したのってWindows95から爆発的に、って言われてる。でも自分の記憶だとWin95~98無印の頃はまだ2、3割どまりで、Windows Me~XPにかけてブレイクして8割達成っていうのが、インターネットの少なくない部分にかかわる仕事の視点から見てきた印象なんだけど、どっかに統計とか無いかな。

まあ過去の話はどうでも良くて、現在のところまだ少ないもののネット利用でかつスマホやタブレット、ゲーム機のみ使用、Windows、Mac OSなどのパソコンが無い家庭をちらほら見かける。今後これが加速していくと「従来型パソコン」の普及率も低下するのだろう。数年前なら「ネット(ウェブブラウズのこと)とメールしか使わないから。」なんて言いながらプレインソフト満載のメーカー製安物PCを買う人は多かった。今は「ゲームとLINEしかしないから」スマホで十分、っていいながら本体以外に年間で8万円以上もランニングが発生するスマホを使う人が普通に。これはあくまで感覚的に、ですが。ダイヤルアップの時代だって接続料年8万円くらいはかかってたんだけどね。

新聞は見ない、ラジオは聞かない、テレビはつまらない、CDは買わない、からのウェブサーフィンはしない、オフィス系アプリは使わない、eメールは使わない、キーボードで入力はしない、、この次に来るものは何だ。情報リテラシーの観点でこれは損失だと感じるのはもう古い人間だからだろうか。そのうちEUCなんて死語になるんちゃうかな。

この4~5年はパソコンの普及率はだいたい横ばい。らしい。若年層はむしろ増加、中年層は減少。全体的な傾向として若い人が居る世帯は8割以上、高齢者世帯は半数強ってとこなのか。若年層で増加してるっているのは心強い(何が?)。むしろ、ゲームとラインしかしないは三社キャリアに年十万円以上召し上げる高齢者なのかもしれない。

SuperDisk(LS-120)のレーザー面

フロッピーディスクを整理してたらSuperDisk(LS-120)もいくつか出てきて、使わないしたくさんも要らないので一枚ばらしてレーザー面をスキャナで拡大してみた。

全景。ホコリやキズが映っているがそれは無視。

 

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3200dpiでスキャンしたものを拡大してトリミングしたもの。内周部。

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外周部。細かい白い点はホコリ。

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トラック方向の溝があるのかと思ってたけど、等角度で放射状にトラックに対して直角に溝が見える。どういう仕組みなんだろう。

 

Canon PowerShot G7 X

Canon PowerShot G7 X買ったった。発売からそこそこ時間が経ったし、G9 Xという別の新型が出たから値段も落ちついたんじゃないかと思って。5万割ったら買うつもりで待ってた。

カメラに多少の興味がある人に高級コンデジ買ったって言ったら、たいてい「一眼にしやんだのか?」「レンズは交換できやんのか?」なんていう答えが見え見え。というかすでにそのような回答を戴いております。一眼などのレンズ交換式が値段でいくらでも勝負できるのに対して、スマホに追いやられてるとかそもそも一般向けはデジカメが飽和してるとかジリ貧だから、高級コンパクトデジカメのジャンルってカメラメーカの威信をかけた逃げ場だと解釈してる。

で、G7Xはどうかというと、はっきりいってメモ用とオークションの商品写真用に使うにはオーバースペック。確かに手に余るところも。というか商品写真なんてオートではとてもじゃないがきれいに映らない。スタジオで強力なライトがあるような環境ならきれいに映るんだろうけど、室内でオートで撮ったらなんでかくらいディテールになるし、絞りは解放でソフトフォーカスかってくらいピントもディテールも甘々だし、これは最低限絞り優先オートを使いこなせないととてもじゃないが使えない。明らかに以前使ったことのあるIXYとは違う特性なので、どうせなら「安物デジカメモード」でもつけてほしかった。

撮影したそのままで良い状態にするのはなかなか骨が折れる。こんな使いにくいカメラ、買った人は使いこなせてるんだろうか。なんとなくキヤノンに試されている気がしてきた。

性能自体はスマホなんて言うにおよばず普及帯のデジカメははるかに凌駕してるのはすぐにわかるので、これはオートでチョンチョン撮るようなものではないなと理解した。写真術は撮ったコマの数だけ上達するはずなので文句を言う前に一コマでも多くシャッターを切れってことかな。