ノートPCをサーバにすることがよくない理由 (旧版)

この記事は2008年の古い記事です。最新版と差し替えてあるのでそちらをご覧ください。
ノートPCをサーバにすることがよくない理由

「ノートパソコンをサーバにしたら性能はデスクトップ並だしUPSついてるし静かだしいいよ」なんてお馬鹿なこと言いだす人が絶えません。物には適材適所ってものがあるんですよ。昨年も別の部署で一台のノートパソコンを電源入れっぱなしでファイル共有にしていたらHDDが吹っ飛びました。バックアップくらいとってればまだよかったものを。しかもWindowsXP Homeで。

  • 2.5型HDDは休み休み使うようにできている。
    24時間365日稼動とかさせたら一年未満で壊れることも何度か見ました。しかもそのうち二台は空調完備のデータセンター内に置かれていたものでした。
  • リチウムイオン電池は満充電状態で劣化する。
    満充電状態あるいは完全放電状態にしておくとすぐだめになります。使用時間が10分を割るまでに一年ももたないと思います。また、古いノートPCで使われていたニッケル水素電池は過充電に極端に弱いし、急速充電対応のニッカドは長期間のトリクル充電には耐えられないものです。
  • LCD、バックライトの回路がだめになる。
    画面表示オフにしておけばいいかもしれませんが、ノートパソコン内部は
    廃熱が多くて負担のかかりやすいインバータなどはけっこうだめになります。輝度が低下したり、点かなくなったり。職場の通常使用のノートパソコンの故障の多くがバックライト点灯せずとLCD表示せずがHDD不良以上に多いです。
  • メンテできない。
    ファンレスならともかく、デスクトップ以上に内部にホコリがたまります。 24時間365日動かしているものを半日かけて分解清掃しますか?電源の二重化もなければ、RAIDもまともに構成できない、ファンの交換もできない、どこか壊れたら終わり。IAサーバーが連続稼動できるのは稼動状態でメンテできるからにほかならないのです。
  • 環境を破壊する。
    本当にそのサーバのようなもの、必要ですか? データが壊れたらあなたの無駄な仕事も増えます。炭酸ガスを生成しつつ、パソコンがゴミになるのを早めているようなものです。仕事だけならともかく、地球環境を壊さないでください。パソコン本体の回収にも環境負荷がかかります。
  • プリントサーバ、ファイルサーバなら安価な専用機があります。
    「プリントサーバならデータ壊れても構わないから」といって古いノートPCをプリントサーバにしたがる人もいます。 前の職場には画面が映らなくなってだれもメンテできないが捨てられない可哀想なプリントサーバのノートパソコンが居ました。プリントサーバはけっこう前からドングルのような製品が出てます。これならメンテフリーだし安いし消費電力も少ないし。今ではファイルサーバも単体製品がいろいろ出てますね。
  • ノートPC本体も24時間連続稼動を前提に設計されていない。
    2.5型HDDに限らずノートPCの取扱説明書に「本製品は24時間稼動を前提に設計されていません。」と書かれているものもありますね。用途を逸脱した機器の使用は危険です。説明書をよく読みましょう。ソフトは使い方を誤ると正しく動かないけど、ハードの問題は致命的にならないとエラーとして分からないから、「素人」は動けば問題ないと感じてしまうものです。以前テレビで「壊れている家電をだましだまし使っている(笑」というような企画を見たことがありますが、知らないとはなんとも恐ろしいことです。

Linux使いの人にもぼちぼち見られます。「LinuxってWindowsみたいにリソース喰わないから、スペックも旧世代ので十分。古いノートパソコンがあればサーバになりまっせ。」などと言いだす始末。修理してくれるヒマな人がいるならいいですけど。

上位のソフト上から見ればノートだろうとIAサーバだろうとほとんど同じです。IA(アーキ)でできてる以上違うわけありません。 実験なら普通のATA-HDD、FDD、ATAPI CD-ROMドライブがついたデスクトップパソコンのがIAサーバを使うときの学習には 適しています。光学ドライブとPCMCIAで苦労したいのならノートパソコンで実験するのが良いでしょう。

ノートパソコンのハードが壊れやすいことをわかって、フォールトトレランスを考慮しないサーバ構築の実験をやるのだったらかまわないですが、人に薦めるようなものではありません。構築時点では、一見デスクトップやサーバ機と変わらないように見えるところが怖いですね。「ノートPCって小さいし静かだし省エネだしUPSついてるし中古は安いし性能はデスクトップと同じだしサーバーにうってつけ。これ思いついた私サイコー!天才。」とか信じきってる人もいるから目も当てられません。そんなんでよければIAサーバなんて売ってませんよ…

WindowsにしろLinuxにしろ、ノートパソコンをサーバにしようなんて言いだす人にはサーバ管理をまかせないことです。

— 2013年ごろ追記 —
これはもともと、ネタ記事のつもりだったんだけど、いろいろ引用されちゃってますねー。

今ではよく見かけるようになった「○○すべきN個の理由」的な記事なんて、たいていの場合、ものごとを主観的にまとめただけの、とるにたらない、そういう人もいるんだなーと思って読むものだと思ってるんだけど。まあいい。

とりあえず実務用にノートPCで手抜きサーバ立てんな、ってのは今のとこ変わらないスタンスなんですが、一応振り返ってまとめとく。この5年でパソコンといえばノートって図式が成立しちゃってデスクトップなんてなにそれ?て言う子供達が出てこないか心配しているわけで、、、もはやノートPCで、っていう前置きをつける必要すら 無いんじゃないかと。お仕事で自前で管理しないといけないサーバを仕立てないといけなくなった場合は保守のことも考えたうえで普通に売られている
IAサーバ使うといろいろと楽ですよ、て言いたい。

世の中のすべての一人鯖管がハードやLinuxおよび各種サーバアプリのセットアップと保守管理のナニを知り尽くしたうえで、ノートPCで超高信頼性部内サーバを限りなく0円でかつ片手間の労力で維持してけなんてあまりにかわいそうなのですから。悪いこと言わんから、やめとき。

仕方なくノートPCでやらなあかん場合はいろいろお勉強してハードが壊れてもデータが消えたり長い時間困る人がいないようにしてあげてね。運用上の管理はノートPCに限らんね。もちろんIAサーバだって放置すれば壊れる。ただ、いろいろ苦労するかしなくていいかの違いがすごくある。超デキる人が超高信頼の高可用性サーバを立てる場合および、普通の人のお勉強用またはお遊び用か、テレホサーバ(笑)ならクラックされない程度にノートPCでも仮想マシンでもなんでも好きにして。

— 追記ここまで —

2014年9月頃追記

ノートPCをサーバーにして大惨事になった話
http://www.hotel-raj.si/category/not-server
こういうこともあるんですねぇ

この手の話題自体は結構前からある。
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/mysv/1044272905/

コワイコイ。

ノートPCの構造を知っていれば、デスクトップより熱的に危険だ というのは容易に理解できると思います。ノートは難燃性とはいえプラです。空間に余裕が無いうえに、炎に対して危険な電池も内蔵しています。20年近く前、格安で買った新品のPC-9801Nを充電で放置してて、学校から下宿の部屋に帰って来たときにバッテリーの中のセルがブクブク音をたてて沸騰(?)していたのを見つけときは焦りました。本棚に置いてあって可燃物の中にあるようなものだったし、バッテリーの発生ガスに引火でもしたらボロアパートが大火事。すぐ隣を走る京阪電車を止めでもしたら人生終わってた。

その後の電子部品のハード開発に携わった経験や、自作の電子機器の活用などもあり、今はバッテリー駆動のものであっても出火には十分気をつけているもりですが、一般的にはそこまでの認識は無いと思います。事故が起こるまでわからないでしょうね。最近はだいぶ安くなってきたしVPSにしようかと思っています。

— 追記ここまで —

2014年10月頃 さらに追記

miniITXの自宅サーバはやめて、DTIの格安VPSに移行を開始。OpenVZでDebian 6なんで自宅サーバより退化したかなと思わなくもないけど、 Debian6のサポートが切れるときまではなんとかなるかな。

・デメリット

自宅のminiITXのSSDよりHDD半減。120GB→50GB。
メモリも半減。4GB swap無し→1GB+swap 1GB。
自宅がDebian7でDovecotのバージョンが下がった。2系 → 1系。
アプリのバージョンが下がったのが一番めんどうだった。
自宅サーバでDebian6時代の設定メモを見てなんとか設定。
VPS業者に覗き見される、改ざんされる可能性がある。

・メリット

ハングしても管理画面でなんとかなる。(vProだって回線が切れたら終わり。)
ハード障害の心配が少ない。(全データ消失のおそれは少ない。)
カーネルのアップデートに気を使わなくてよい。(同時にデメリットでもある。)
安い。(年間6,000円。最低限のハード代でも3~5年分に相当。)
VPS側の回線が一般家庭向けのアクセス回線よりは安定している。
IPv6が使える。
ナウい。(今どきの技術や環境を学べる。)
火災の心配が無い。

格安VPSはいろいろ評価が分かれるけれど、古いノートPCでもいいような仕事なら十分だと思います。

— 追記ここまで —

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無線LANのアンテナをばらした

良くある安っぽい無線LANのアンテナがなんか増殖してきたし、
なぜか802.11aでうまく接続できないからひとつバラした。

エレメント部のカバーは接着剤でくっついているが、捻って強く引っ張ると抜ける。
ヒンジ部は金属のピンでちょうつがいを構成しているので完全にバラスには破壊する。

で出てきたのがこれ。

WiFiアンテナ

安っぽい!!

でもこれ、エレメント長2.5cm、4mmφ 2.6mmの金属スリーブがついた基本に忠実な「スリーブアンテナ」。
1/4波長ホイップアンテナじゃなかったのね。

・・・

300 / ( 0.025 * 4 ) = 3000 MHz

波長短縮率を考慮すると

300 / (0.025 * 4 * 0.95 ) = 3158 MHz

て、これどこの周波数??

802.11b/g/n は 2.4~2.5GHz
802.11a/n/ac は 5.15~5.75GHz

なので、どこにも合ってないよ・・・

せめて 2.5GHzでマッチングさせて 5GHzも別モードで動くようにしてほしい。
これ作った人「真ん中ならどっちも使えるじゃん。はっきりいって天才。」とか
思ってるんじゃなかろうか。

802.11gでは動くけど802.11aで安定して動かなかったのはこれのせいか。

HDDの稼働中にフタを開けてみた

HDDの稼働中にフタを開けてみた。HDDを捨てる前にはだいたいやる行為だ。いつ見てもこの機械の動きには関心。

今回はサムソンの4.3GB IDE HDD。 壊れてるわけではないが、動作音があまりにもうるさいし、 Western Digitalの4.3GBが手に入ったのでサムチョンは分解。このくらいの容量のHDDはフタがなくてもある程度の時間正常に動作する。

SCSI HDD

このヘッドが動いている感を写真に撮るのがなかなか難しい。もっと派手に動いてたほうが雰囲気出るのに。しばらく動かして遊んでたけど、回ってるディスク手で触ったり止めたり(危険)、冷却スプレーで曇らせたりしてるとエラーが出てきた。

 

格安SIMと050Plusで快適スマホ生活

ようやく格安SIM(MVNO)もだいぶ浸透してきた感じ。2年ほどBICSIMのデータ専用を使ってきて、スマホ本体も替えたいしroot取るのも面倒だし、SMS対応データSIMに変更することを検討。BICSIM、イオンSIM、b-mobile、OCN、biglobe、楽天モバイル、DTI、、以下略。似たりよったりこうもまあいろいろ出てますねぇ。 月1〜3GBのものと、1〜3日間で数十〜百数十MBのものに大別できる感じ。最初からBICSIM(IIJ)かASAHI-NETに絞って比較したところ、BICSIMは付帯サービスでWi2 300の公衆WiFiが使えるのがポイントでこれに決定。たまにしか使わないものに月額いくらとか払うのもバカバカしいので、ただでさえ評判の良いIIJプロパーと同額なのにWi2 300が付いてる BICSIMを選ばない理由が無いかなと。

で、電話サービスはどうするかと。今のドコモの電話をMVNOの電話付きSIMにMNPして使うというのがありがちなのだが20円/30秒の通話料に対して無料通話分無しとか、無料通話分が無いので非常用としても高い。電話番号は変わってもいいと割りきって、NTTコミュニケーションズの050plus 324円/月を導入。これなら無料通話無しでも携帯17円/分、固定8円/分と格安。

夜、帰ったらBICSIMが到着してたので面倒な事務処理を開始。※IIJにコース変更申し込みすると安いが時間がかかるのでビックカメラで新規のSIMを購入した。

1.IIJへ開通申し込み
2.スマホへSIMを挿入してAPN設定
3.Wi2 300へ申し込み
4.050plusアプリダウンロードとサインアップ
5.ドコモ回線でしかできないファームアップを実行
6.Edy、WAON、Suica のセットアップとガラケーからの残高移行

1時間半くらいかかって寝る時間になった。でも連休に間に合ってよかった。週末ずっとスマホ使って観光のためにオンライン地図見たり、ウェブ検索したりでだいたい一日60MBくらい。この調子なら大目に見積もって1ヶ月2GBもあれば間に合うことになる。

日本語入力でストレスが軽減できるキー

キーボードで日本語入力をするときに慣れておくとストレスが減らせるかもしれないキー。必須の漢字キーのほかには「変換」キーと「ひらがな」キー。

●日本語入力開始 → ひらがなキー

●日本語入力終了 → 漢字キー

●変換開始 → 変換キー

これを守るだけで劇的にストレスが軽減できる。

日本語入力開始を「漢字キー」か「Alt+漢字」を使っている場合は、「ひらがな」単独に改めるべき。特にDOS、Win95世代。

「漢字キー」と「Alt+漢字」はトグル動作なので同一のキーストロークが真逆の
意味を持っており切り替えまちがいが発生しやすい。ひらがなキー単独ならばどの状態からでも日本語入力開始の意味なので、開始前に親指でワンタッチすればいつでも日本語入力が開始できる。また、変換開始に変換キーを使うのはひらがなキーの所在を自覚するのにも有効。 スペースキーで変換開始しているとひらがなキーと変換キーの押しまちがいでいらいらするだけ。

ただ、残念なことにこれらのキーの扱いがいまいちで、キーボード上で極めて押しにくい場所に追いやられている場合も多い。ただの飾りだとでも思われているのだろう。親指で押すのはスペースキーだけっていうのはもったいないし、変換キーやひらがなキーはローマ字入力でもかな入力でも同じなのでもう少し考えて配置してほしい。変換、ひらがな、右Altを正確に押せるようになるとストレスが軽減できるはず。

あと覚えておきたい日本語入力のためのキーは

●Ctrl+I → 入力中文字のカナ化。

●Ctrl+F10 → IMEショートカットメニュー表示。

●無変換キーやファンクションキーも余裕があれば正確に使いたい。

あ、英語キーボードやPC9801のキーボードをドヤ顔で使っている日本語入力しない人たちには関係ありませんでしたね。

日本人で日本語ネイティブなら日本語用のキーにもこだわりたい。