松下電器の水銀電池です。

これはある種の踏絵ですね。親の世代だとボタン型電池を一律に「水銀電池」と呼んだりする人もいます。
12年も前に生産が中止されています。注意書きが見えるでしょうか。

地球環境保全のため この電池は’95年末を
もちまして生産中止させて頂きますので
ご理解の程 よろしくお願い致します。

水銀電池は90年代に急速に浸透した無水銀化の影響をうけて、生産終了になりました。海外では生産しているところもあるようです。
正しくリサイクルされていれば再生可能ですし、環境破壊につながらないはずなのですが、通常のごみとして出されたり、
そのまま野山に捨てたりするからだめなんですね。製造過程でメーカーから水銀汚染物が排出される心配もあります。

でも水銀って地球上にはありふれていて、鉱石や火山の噴火で何千トンという水銀が大気中や河川に流れているはずで、
生物濃縮が進んでおり、普通の人からも害のないレベルで検出されます。水銀そのものが局所的に集まるのに問題があるようです。

でもなんで水銀電池がよかったのでしょう? 理由は簡単。安くて高精度だから。
カメラの露出計によく使われていました。水銀電池とCds、メーターと分圧抵抗を組み合わせれば露出計なんかそれで完成です。
電圧レギュレータとかいらないくらい水銀電池の電圧は安定なんですね。

写真の電池は使用推奨期限が97年8月となっていますが、MR44の電圧を測ってみたら、2個とも1.350Vぴったり。これにはちょっと驚きです。
残念ながらMR9(H-D)の電圧はふたつとも0.350Vと放電してました。

水銀電池はバラすとコロコロの水銀が出てくるらしいのですが、後の処分に困るので分解したいけど、しません。。

 

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