生基板の銅箔を溶かしてパターンを作る、いわゆるエッチング。普通の一般家庭では塩化第二鉄(FeCl3)の水溶液を使うのですが…  (注:普通の一般家庭では基板にしろアートにしろエッチングなどしない。)

ずいぶん前に「水で溶かして作るエッチング液」なるものを部品屋で買ってしまったときは困りました。安いのですが、サンハヤトのエッチング液と違って処理剤とか無いものですから廃棄するにもうかつに捨てられません。販売店の店長に聞いたら「庭に穴掘って埋めれば?」なんて無責任極まりないことを言われました。中学生でも金属が溶けた液体をそのまま流してはいけないことくらいわかります。結局、数年後に入った大学の研究室に寄贈…

これはおそらく「ペルオキソ二硫酸アンモニウム」(NH4)2S2O8、別名:過硫酸アンモニウムというもので白色の粉末です。水に溶かすと無色透明ですが、使っていくとだんだんきれいな青色の液体になっていきます。硫酸銅の青っぽくて、いかにもやばそう。捨てるときは水酸化カルシウム(消石灰)か炭酸カルシウムか何かで中和してから、硫化水素ナトリウムで銅を析出させるとよいみたい。ですが、硫化水素ナトリウムをグラム単位で買うのも面倒そう。ちなみに、過硫酸アンモニウムのほかに過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、塩化第二銅なんかも基板のエッチングに使えるようです。

写真の自家現像なんかでもそうですが、化学薬品を買うときは破棄するときのことをよく考えねばなりませんね。もしかしたら、近い将来ハンダも捨てにくくなるかもしれません。

実際のところエッチングの廃液自体は十分に希釈すればそれほど危険なものではないらしいです。酸性や腐食性が強いので配管が痛む可能性はありますが、エッチング液や現像液よりも醤油やサラダオイルの原液のほうが環境負荷は高いそうです。(ただし停止液の酢酸は廃液規制対象)

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