IC-R3のFM-TV受信可能範囲にBS-IF周波数が含まれているのでBS放送の映像だけ見ることができます。

BS放送やの電波は12GHzと周波数が高いのでそのままでは同軸ケーブルに流せないのでアンテナについているBSコンバータで1GHzに周波数を変換して受信機(BSチューナー)に入力します。この同軸ケーブルに流す周波数がBS-IF(IF=中間周波数)です。アナログBS放送は映像がアナログのFM変調、音声がデジタルのDPSK変調なので、IC-R3では映像のみ受信することができます。

見かたは簡単で、BSが見えるテレビ用アンテナケーブルにIC-R3のアンテナを接続して、周波数1100MHz~1300MHz付近でFTV(FM-TV)モードにするだけです。アンテナのインピーダンスマッチングは気にする必要はありません。BSコンバータは同軸に重畳した電源で動作しますがIC-R3はコンバータに電源を供給できないので、コンバータにはBSチューナから電源を供給しておきます。今回は受信ブースタの分配出力にIC-R3を接続し、BSデジタルチューナからブースタの通電端子経由でコンバータへ電源供給しています。

▼BS7のNHK-BS1とBS5のWOWOW
WOWOWはコアテック方式というスクランブルがかかっています。
 

今はデジタルBSチューナもあるから、映像だけ見られても何もいいことはありません。

ついでなので、アマチュアバンド1200MHz帯の基本波によるBS-IFへの飛び込みによるTVIの実験をしてみました。BS-IFの周波数のうち、BS13chの1279.64MHzは1200MHz帯(1260.00MHz~1300.00MHz)に近いので、小出力でも影響が出ることがあります。BS13chはデジタルBSのBSフジ、BS日テレが使用しています。

デジタルではいまいち影響がわかりにくいので、周波数が近いBS9chのNHK-BS2を受信した状態で、ハンディ機から1260.02MHzで送信し、影響を調べます。(これは調査のための実験です。この付近はバンドプランでは衛星通信用の割り当てです。)

▼40cm程度離れた場所で送信してみます。

▼送信すると砂嵐がまじってきます。
場所を変えると完全に砂嵐になってしまう場所、近くても影響が少ない位置などあるようです。

▼アナログBSチューナ内蔵のレコーダで受信してアンテナレベル(C/N比)を測定すると、水平方向に2mほど離れた位置でもアンテナレベルが低下することが確認できます。ただ、実際の映像には影響ありませんでした。

テレビの受信では砂嵐ではなく、メダカノイズになりました。受信電界強度が低下したような状態です。おそらくアマチュアバンドの電波で抑圧をうけているのでしょう。

アナログBS放送はもうすぐ終了になるのでこのような様子は見られなくなりますが、デジタルでもIは出ます。 先に書いたように現在BS13chではBSフジとBS日テレが放送しているので、上の実験をするとブロックノイズが出だして、ひどくなると完全にブラックアウト(放送休止)になってしまいました。C/N測定も影響がはっきり出ています。BS9よりも周波数が近いので強い影響を与えているようですが、2m近傍から送信した状態ではアナログより影響が少なく感じました。

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