身近な中波~VHFのノイズ源

最近AMラジオにやたらとブーンというノイズが入るのでCHERRYのラジオを持ち出してみたら、うちのまわりに来たとたん、急にノイズが増える。。これは確実にうちから出てるノイズに違いない。きっと付近にも迷惑がかかっているはず。予想では居間のテレビまわりにある情報家電類か、IH炊飯器、冷蔵庫、エアコンのどれかだと思ってコンセントをはずしていったらノイズ源が発覚。

▼「画像安定機」の電源に使われているユニファイブ(UNIFIVE)のACアダプタUL110-0618。

データシート (リンクにはしてません。) h ttp://www.unifive.com.tw/3/sheet001-new.htm

スイッチング電源方式で小型軽量。それだけならいいのですが、こんなにノイズをまき散らしていたとは。メルコの無線LANの機器にも同じシリーズのACアダプタが付属してました。こちらはAMラジオを10cmくらいまで近づけてようやく確認できるくらいのノイズレベルです。同一シリーズですが、ロットによるのか、それとも使用電力によるものか? わかりません。このUL110-なんたらというACアダプタはウェブで調べるとほかにも困っている人がいるようです。VCCIに適合しているかはどうかわからないけど、ひどすぎ。対処法は、ACアダプタの買い替えのみ。本体製品は保証対象外になるでしょうね。これを外すと中波のAMラジオはある程度静かになるものの、他にもある様子。

ラジオをテレビに近づけるとすごいノイズがまだ聞こえます。テレビの上が一番すごいのですが電源を切ってもコンセントを外しても変わりません。ハイブリッドレコーダからも同じ音。コンセントを外してもぜんぜん変わらないので他のものですね。他といえばアンテナの同軸線くらい。ラジオをの場所をいろいろ変えてみたら予想通り壁の中のアンテナ線付近からもノイズが出てるのが確認できます。発生源をつきとめようとしてアンテナ線につながるものすべて電源を切っても、コンセントを抜いても変わりません。困りました。ケーブルテレビの線にノイズが乗ってるんですね。屋根のアンテナにつながる同軸ケーブルからはそんなノイズは出てません。 CATVにしたらTVIが解消して平和、とはいかないのですね。ケーブルテレビからのノイズのがひどい。受信ができないのですから。

さらに、他にもどうしようもないものが見つかりました。無線を再開してからというもの、2m(144MHz帯)がほぼ壊滅的になるほどのノイズが発生しているのですが、ノイズ源はケーブルテレビのインターネット接続に使うモデムでした。140MHz~146MHzくらいにノイズが、呼出周波数の145.00MHzにはかろうじて出てないものの、145.00未満の2mバンドではとこでも空Sが5~9くらい振ります。

これの電源を切ればそのVHF帯が静かになります。ただしVoIP電話があるので電源を切ることはできません。またコンフィギュレーションなどが変更される可能性があり、電源が入ってないと不都合が出ることがあるので、通常は電源を切ってはいけません。配線を変えれば緩和できる可能性がありますが、勝手に配置や配線をいじれないので厄介です。せいぜいクランプコアをはさむくらいができるくらいか。

一段落ついて無線機のスイッチを入れたら強烈なノイズが。。。3MHz~7MHzを中心に120kHzくらいの間隔で2MHz~10MHzくらいぶんぶんいってます。

▼簡易バンドスコープの山はすべてノイズ。

原因はこれ。DoCoMoのNEC製携帯電話の中国製ACアダプタでした。よくできているのは中波ラジオなら10cmくらいまで近づけないとほとんどノイズが入らないのです。短波は15m以上はなれたアンテナで59+。きっと短波は切り捨てられてるのでしょうね。 そのうち情報家電の安物ACアダプタのノイズで占拠されるんじゃないでしょうか。

学研トランシーバ GT-06 その2

ショッキングなことが発覚。学研トランシーバ GT-04、GT-06の現物からトレースした回路図、部品配置図、パターンなどの手書きメモを紛失。回路図は写真にとってあるので再作成できなくはないが、めんどうすぎる。

▼回路メモ
このとおりつくって使ったらだめです。検定に合格せねばなりません。36,000円くらい。出力のLPFを強化しないとだめかも。水晶だけ変えたらアマチュア28MHz帯で保障認定の免許申請もできそう。

以前に書いたとおり、GT-06はおもちゃトランシーバの中でも異彩を放つ一台。仕様は27MHz帯1CH100mW市民無線の無線局。(GT-04などの微弱機も法律上の無線局だけど。)単三電池6本仕様で重厚な造りのケースです。

▼GT-06 正面と背面
背面には検定証が貼ってあり、一台ごと異なる認定番号が書かれています。
 

▼GT-06 内部の「想像図」
「E0441」表示のトランスが変調トランス。(兼スピーカ出力トランス)

 

市民無線の検定機を除いて、この時代のおもちゃトランシーバーの微弱無線タイプは現在は使用してはいけません。厳密には電池を入れればすぐに使用できるような状態になっていることもNGです。GT-06やCB-300などの検定機は今のところ使用できますが平成34年11月末で終了です。

→検定機は継続して使用可能になったような気がする。詳しくは書く気がしないので総務省のウェブサイトをあたってください。

姉妹キットのラジオ

CHERRY (明光電機)のラジオキットのうち、1石のKM-1Eと1ICのKM-77(ドリーム7ラジオというらしい)がそろったので見比べてみました。

そっくりです。というかきょう体の流用なんですね。1石のKM-1Eではスピーカをまともに鳴らせず、イヤホン専用なので不要なスピーカ部分の穴は黄色のプラスチック板ではめ殺してあります。しかもプリント基板の穴あけがKM-77の流用でパターンとシルク印刷の違いで1石にしているようです。どんな穴あけシステムなんでしょうか。節約精神がキラリと光ります、が、まいりました。作りにくいです。秋月電子のユニバーサル基板っぽい専用基板なキットよりはマシですけど。

この設計により、KM-1Eは中身がゆったり配置。ただKM-77は科学教材社のウェブサイトからもなくなっているので、KM-1Eだけでこの大きなケースは不要でしょう。ケースの在庫がつきたらカタログ落ちしないかしら、と無駄な心配をしてみたり。1石でケースつきのラジオキットは今や希少種。HOMERやAceの1石、2石キットみたいに小さいケースで基板サイズ1/3くらいの仕様にリニューアルされたらたぶん買いますよ。あと、バリコンとつまみの形状が合わず、ネジをいっぱいまで締めてもガタつきます。これはKM-77のときも同じだったはず。いやな感じなのでM3の金属製ワッシャをはさんで固定しました。ガタついたままになってる人も多いんじゃないかな。

基板のパターンも精度がいまいちで、ランドの中心の丸い部分から穴あけが外れて三日月型になってたりしますし、ケースが形成不全でバリなんかがあって、いまひとつな印象。このあたりの雑さかげんがCHERRYキットの味なんだと思っています。どう感じるかは、人にもよるでしょうが。さすがに動かない、ということはありませんので学習には問題ありませんし、CHERRYキットの名誉のために補足すると、KM-1Eは同クラスの他キットと比較して最高ランクの性能だし、KM-77は市販品にもひけをとらない実用的なものです。

こういったキットの不備はAceにもありました。抵抗の値が説明と違ったり、ケースと部品がぶつかったり噛み合わなかったりとか。AceのケースデザインはCHERRYよりいくぶん洗練されてましたが、ケースの形成がAceはもっといまいちだったと思います。そんな不完全さが散見されるラジオキットの中で、HOMERのキットはこのあたりの不満が少なく安心でした。今手に入らないのは非常に残念です。安いキットでもケースは重厚でしっかりしてるし、基板もきちんとしたものでした。一度だけ、指定と異なる部品がはいっており、困りましたが。しかしHOMERで納得できないのは、というかHOMERラジオの特徴でもあるんですが、バリコンが一般的なネジ止め20mm角ではなく、コイルとあわせて定数が特殊だったことと、イヤホンのジャック径が2.5mmだったこと。

▼上:HOMER SP-211、下:CHERRY CK-411
HOMERは15mm角のバリコン、それに市販ではあまり見かけないタイプのコアアンテナ。

学習用としてのラジオキットは、くみ上げた後、何日後か、何か月後か再度ばらばらにされる運命にあるもの。少なくとも私は。そこに使われる部品はなるべく汎用品のがいいと思うんです。