私はエレクトーンを弾かない。というか今は家には無い。あってもたぶん弾かない。今をさかのぼることン十数年前は習わされていたので一応どういうものかは分かるし、今の貧弱な音楽知識の礎になっている貴重な記憶です。

一時期自分のものではないEL-9なんとかがあったので調べてみると当時のC-なんたらとかFS-なんたらとかとあまりにも違ってて驚きました。まず、音色(ねいろ)が格段に良くなってます。SC-88Proなんかと比べてもはるかにエレクトーンのが勝っている感じです。またボタンの数が少ないのに液晶ディスプレイでマルチファンクション化されてて音色(おんしょく)数がすごい量。ペダル鍵盤の数も多くなってる気がします。しかもXG/GM対応。とか当時のものとはぜんぜん違うわけですよ。んで、最も変わったのが演奏スタイル。

たしかキーやレバーの位置を記録しておくノートのよーなもの(レジストレーションシートとか言ったような言わないような)があって、その設定をいかにすばやく場合によっては演奏中に変更するか、というのがテクニックになっていたはずで、C-なんたらの時期の発表会だと譜めくり係のよーな人がいて、曲の合間にせっせとレバーを操作していた気がします。FS-なんたらの時代になるとレジストレーションはわずか5コか9コのメモリーに記憶させておき、演奏中にすばやく操作します。リズムシーケンサーにまかせて自動的に変更させることもできました。 演奏会で使ったFS-30Aではメモリパックなんてのも使ってたような。

当時はそれほど重要になってなかったものの、その後の演奏を大きく変えたのがリズムシーケンサーとそれで音色を変える機能。このリズムシーケンサーはスタートとストップ、小節ごとのリズム、レジストレーションパターンとブレークインを設定したとおり変更していくもので、現在のエレクトーンの演奏スタイルの原型になるものだと思います。

EL-なんたら以降はこれが大幅に進化して、楽譜を買うとフロッピーディスクがついており、そのメディアに記録されたレジストレーションとリズムを再生して、譜面の上下およびペダル鍵盤を奏者が演奏することになっているようです。一応レジストレーションやリズムパターンは奏者が作成することもできるんですが、どちらかというと市販データが無いと始まんないですね。さらに現在のELS-シリーズではフロッピーディスクではなく、ネットから取ってくる(買う)ようになりました。過去のフロッピーも使えるようですがオプション扱いです。

と前振りが長くなりましたがここから本番。

エレクトーンの市販フロッピーはコピープロテクトがかかってまして、エレクトーン本体やWindowsパソコンではコピーません。掲示板で質問すると、スルーか、違法だからやめとけっていう流れになるか、「DISKCOPYでできるよ」なんて、できもしない方法が平然と書かれてる始末。演奏会で使おうとしたら壊れてたとか、どうするんでしょうね。15年前の普通のパソコンのフロッピーディスクだってざらに壊れてますよ。そもそもエレクトーンなんて人命に関わらないし信頼性なんてどうでもいいんでしょうか。

いずれにしても無条件でコピー不可になっているのはどうも解せません。解釈ではコンパイラや生成器なんかが吐きだしたコードに対しては著作権を主張できないという見解もありますし、そもそもデータは暗号化されてないし、改正著作権でも個人コピーを含めて制約される筋合いの無いデータです。

※DVDは脆弱なCSSで暗号化されているので暗号化を解除してコピーすると改正著作権法で違法ですが、暗号化がされてないDATやMDのSCMS制御の回避は違法ではないはず。平文の情報を出しておいて「見るな。聞くな。脳内のコピーは著作権違反だ。」っていうようなもんだと思います。

楽器や音楽の技術って「マネして、盗んで、モノにする」ってもんだと思うんですが、エレクトーンという装置に関して、今のシステムは全否定されてるんですね。装置やデータは「音ゲー」と同列に扱われているみたい。バッキングに合わせてちょうどいいタイミングで鍵盤の形をしたスイッチを押す。んで、その楽譜や伴奏の「遊戯用データ」はコピーしちゃいかん、と。電子機器を楽器まで昇華させたうえで半世紀もたたず著作権をふりかざして商売ですか。

長くなりましたが、コピーができるかもしれない操作方法の解説。

以前掲載した汎用ディスクイメージツールを使うとプロテクトつきのまま複製できる可能性があります。
http://mzexe.spaces.live.com/blog/cns!A4AC1B4775193505!1538.entry

※16ビットのDOS汎用プログラム。

普通のディスク(フォーマット済みなら何でも良い)を挿入した状態で、イメージ作成モードで実行し、ディスク形式チェックが終わったらエレクトーンのディスクに差し替えます。その後はエラーを無視してできたディスクイメージをもとにイメージ書戻し機能でフォーマット
済みディスクに戻せば、プロテクトつきディスクになります。

>FDF A: diskimg.144
※ここでディスク差し替え。エラーが発生しても無視して続行
>FDF diskimg.144 A:

※このツール自体はエレクトーンのフロッピーのコピーツールではありません。DOS汎用のディスクイメージツールです。環境依存ですし、エレクトーンのフロッピーはコピーできないとメーカーが言っててコピーできないのが仕様なので。これはコピーできることを保証する情報でも、それを推奨する情報でもありません。


最近追記。

●基本は2DDは720kB、2HDは1.44MBフォーマット。

●普通に読めないようにする仕組みは2DD、2HDとも同じ。

●市販ディスクにもMDR_*.EVT、MDR_*.B00、SONG.NAMはファイルとして存在する。特に暗号化はされていない。パソコン上に取り出すことも可能。(編集して使えるかは不明)

●市販ディスクはDOS標準のDISKCOPYでの複製はできない。(複数の掲示板で見かけた、できるという書き込みはガセ。自作のFDはOK。)

●市販ディスクでもプロテクトを解除したものならDISKCOPYで複製できるはず。

●複製可となっていない楽譜はコンビニに置いてあるコピー機などで複製するのもだめ。個人使用の目的でもだめ。手書き複写もだめ。学校の授業を除き、学校のクラブ活動、学校・市民オケや趣味の団体内で配布するなんてもってのほか、楽譜はメンバー全員が買わなければ違法、が正解。これに対する罰則は10年以下の懲役または1,000万円以下(法人なら3億円以下)の罰金、名誉棄損、損害賠償その他プライスレス。まあ音楽っていうのは現代社会において普及とかそういう慈善はすでに用済みで、商売の道具になり下がってるので楽譜だろうと音源だろうと複製は手段を問わず違法、盗人ってことですね。

話を戻してエレのFDが読めない理由を一言で表現すると「DPBがおかしいので読めない。」要するにDOSやWindowsからしたら壊れたディスクってことですね。90年代フロッピーのプロテクトにありがちな非標準なフォーマットというアレです。

ネットでggrksったら「FORMAT」したら読めるようになるっていう意味の書込みがあって笑った。そりゃ論理的に壊れたディスクだから、フォーマットしたら読めるようになるでしょう。こういう書き込みは器物破損になりかねません。気をつけましょう。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中